（タイのボクシング） ポンサックレック小差判定勝ち！急成長のスリヤンが王者を追い詰めた！

（勝者のコールを受けるも顔は喜んでいないポンサックレック）



ＡＢＣＯ王者スリヤンが名王者ポンサックレック相手に大健闘！！


１Ｒからポンサックレックのパンチが足が地に付かない感じで

　　
　　平気かいな？？？


って感じだったんですが、スリヤンのフットワークがポンサックレックの空転に拍車をかけさせ、ポンサックレックの出鼻をくじく絶妙の左ジャブ、左右のフックで途中までゲームをコントロールしていたのは完全にスリヤン。



＜かなり攻め込まれていた印象のポンサックレック＞


特に２Ｒいきなりスリヤンの右フックがポンサックレックのテンプルに入ってよろめいてロープまで下がったときは


　　ま、ましゃかこれで終わりになるのか？？？？？


と思うくらい驚きました。これは大番狂わせか？とマジに思っちゃいましたよ、ホントに。


その後ポンサックレックは時折見せる左ボディーストレートと接近戦でフックに後半はアッパーも交えて反撃。



＜接近戦もいつもの冴えが感じられませんでした＞


４Ｒの途中集計がポンサックレックの３９－３７が２人に３７－３８？（３７－３７？）が一人のスプリット。（ロープで点数見えんがな）

８Ｒの途中集計が７６－７５、７７－７４、７６－７６（？）でポンサックレック。

１，２ポイント負けていたスリヤンは９Ｒに猛攻を見せてポンサックレックをロープに追い詰めての打撃戦。その最中ポンサックレックのパンチをボディーに受けたスリヤンがリング上で嘔吐。


　　リング真ん中でゲロ吐いたのを初めて見た…（滝汗）


しかしその後もスリヤンの前に出る足が止まらない。スリヤンの根性と勝利への執念がものすごい！！（誰かさんに爪の垢を飲ませたいですな）


　　ポンサックレックがあんなに長い時間ロープを背にせざるを得なくなったのを初めて見た。


両者疲れが見えた１１Ｒはスリヤンがフラフラだったもののポンサックレックも疲れからか追撃をしきれず、１２Ｒはスリヤンがアウトボックスに戻ってあまりパンチの交錯少ない。結果は判定へ。


判定は

　　ベルトン・ダグラス（ニュージーランド）１１４－１１３
　　ノパラット・シーチャラーン（タイ）１１５－１１２
　　金谷（日本）１１５－１１４

のＵＤでポンサックレックがかろうじて防衛。


いやあ、名勝負でした。


それにしてもポンサックレックが亀田興毅戦で見せた正確なパンチが少なかったのは調整の失敗のせいか？？？
ジャブが少なく、大振りの右フック、左ストレート…　うーん…

スリヤンはフットワーク、パンチのスピードともにポンサックレックより速く、すごい成長を感じさせました。



あとで写真アップします。