(写真はマンファー・クラティンデンジム)
というわけで、なんか久しぶりに
「前線視察」
してきたバンコク愚連隊です。(ええっ?)やっぱ興行を目の前で見ると元気が出ます。特に今日は試合後のみんなも元気が良かったからねえ~
しかし今日はラッカバンのとんでもない住宅地の真ん中での興行♪
<こんなところでっせ>
<たぶんここは普通週1,2で市場(タイ語で「タラーッ・ナッ」)が立つスペースと思われ…>
しかしなんか貴賓席からしてしょぼい…しかも肝心な二ワット氏がいないじゃん??
<貴賓席の模様。いつもに比べてもしょぼい気が…汗>
とりあえず興行結果いってみようかあああ!!!
[[ 11月04日(水) ]]
場所:バンコク東部ラッカバン区特設会場
タイのTV7チャンネルでタイ時間午後3時~午後5時(日本時間午後5時~7時)
▼第1試合:ミニマム級、6回戦
王者:クワンタイ・シッモーセン(Kwanthai Chor Nor Pattalung)(タイ) VS ヨハン・ワーユディー(Johan Wahyudi)(インドネシア)
クワンタイが3RKO勝ち
クワンタイはここに来て筋肉ごつくなってきているし、あたし的には将来性を認めてる選手。前回が手を傷めて、彼自身も、見てたあたしも(重要)すごい不完全燃焼な試合だったんですが今回は?
<攻めるクワンタイ。格好いいでしょう?>
しかし相手のヨハンがけっこう曲者。インドネシア人選手なんだけど、フィリピン人選手によくあるように上体をウィービングしまくりクワンタイに的を絞らせません。体をかがめてからフックを放つとかね。
<これはジャブですが…>
試合後、クワンタイいわく最初は相手の頭が当たってきたりしたので攻めにくかった、とのこと。しかし3Rに入ると大分慣れたのか相手のパンチを結構見切るようになります。
<パンチをよけるクワンタイ。ヨハンの大振りフックも当たらなくなりました>
最後は相手をロープに追い込んだクワンタイの左フックが相手の脇腹に命中!倒れこんだヨハンは起きれずクワンタイがKO勝ちしました。
<勝ち名乗りを上げるクワンタイ>
やっぱ格好いいっすよ、彼。
<クワンタイ・シッモーセンの雄姿が見れるのはこのブログだけだす!>
私服に着替えちゃうと今一なんだけどなあ…(汗)と試合後に話をしていて思った…
▼第2試合:PABAスーパーライト級タイトルマッチ
王者:マンファー・クラティンデンジム(Manfa Luksaikongdin)(タイ) VS KTIライト級王者、PABA同級14位:ロイ・マニフルク(Roy Manihuruk)(インドネシア)
まだまだ成長途上のPABA王者マンファー・ギャラクシー改めマンファー・クラティンデンジム!
おおっ!?クラティンデン(レッドブル、強壮飲料最大手)がスポンサーについてくれたんですな?
よかったよかった♪将来性が認められたね。今の地位も。←今の地位はついでか?(汗)
<マンファー・クラティンデンジムとなったマンファー。カメラ目線が嬉しい>
対するロイ・マニフリクはPABAのスーパーライト級14位ですが、地元インドネシアでは今年の5月にインドネシア・ボクシング・コミッション(KTI)のライト級タイトルを獲ってます。顔からして中々いかつい感じの選手。
<ロイ。なかなか強そう…>
<リング上に並ぶマンファー陣営。カオサイは今回はプロモーターとして登場>
最初のうちマンファー(サウスポー)は以前からと同様にジャブ側の腕(右腕)を前に突き出してけん制しながら左ストレートを打つというやり方をしていたんですが、それじゃ通用しないくらい相手が強かった…(汗)
<構えるマンファー。いつも前半一方的に飛ばすのに今回は乱戦へ…>
1Rこそマンファーがコーナーにまで詰め寄るシーンもありましたが、2Rにはまさに一進一退の攻防!?しかし後半にロイが押してあたしは採点を9-10でロイに振りました。
<ロイのジャブをけっこうまともに食らっていたマンファー>
出だしはちょっと手数が少な目かな、と思ったこの試合はどんどんヒートアップし、3Rには初っ端から激しい打ち合い!途中まで互角かロイがちょっと押し気味くらいだったんですが、そこから反撃して逆にロープにロイを追い込んだマンファーが左ストレートを4発、この4発目が完璧にロイのジョーにはいりました。(あたしの目の前)これでロイがダウンして大の字。マンファーのKO勝ちです。
<KO勝ちして喜びのマンファーが観客にも大サービス!>
<防衛してベルトを巻いたマンファー。マンファーの雄姿を見れるのはこのブログだけ!>←しつこい
試合後カオサイに話を聞いてみました。
(バンコク愚連隊)「今日のマンファーはどうでしたか?KOでしたが。」
(カオサイ)「前より1段階だけ進歩したかな」
(バ)「1段階ですか。でも見事なストレートでKOしましたよね?」
(カ)「パンチは(重い階級だし)元々重いからね」
(バ)「課題は?大分相手のパンチを受けてましたが…」
(カ)「そうなんだよ。もっとウィービングするように指導していてもまだ出来ていない。いいボクサーは『相手に打たせないで打つ』でないと駄目だけど、マンファーはまだそれが出来ない。」
と相変わらず厳しい意見を述べてました。
後でリング上で挨拶したプロモーターの二ワット氏も「マンファーはまだ21歳なのでまだ何試合もしてもらう。将来的には今の階級(スーパーライト級)の世界チャンピオンになるでしょう。」と時間はまだまだかかりそうな発言をしていました。まあきちんと把握しているということですけどね。
がんばれマンファー・クラティンデンジム!!!!
ちなみにマンファーの次の防衛戦は12月31日にロブリ県にて行われる予定。(あくまで予定です。ギャラクシーの公式発表ですが同じ事やって反故になったケースがありますんで。)要はTVの絵的にはデンカオセーンの防衛戦の前座ってことでやるということですな…(おろ?)
▼フライ級6回戦
フォンルアン・ソー・タナピンヨー(Fonluang Sor Tanapinyo)(タイ) VS リッキー・アダンエフ(イラン)
今回期待していなかった分その向上ぶりに驚かされたのがこのフォンルアン・ソー・タナピンヨー!最初に見たのはウタラディットでのデンカオセーンVS久高戦の前座で出てきたときだったんですが、そのときは亀田大毅並に相手に当たろうが当たらなかろうが振り回す大振りフックで戦うような選手で、その後も多少進歩は見れたもののパンチの精度が良くなかったんですけど、今回はまずきちんとワンツーをベースに戦ってました。
<ジャブを放つフォンルアン>
相手のリッキーもパンチを返してはいたんですが、ワンツーをベースに、しかし積極性は前と変わらないフォンルアンに後ずさりするばかり。
<珍しいイラン人ボクサーのリッキー>
最後はコーナーに詰めたフォンルアンがタコ殴りにしてリッキーをマットに沈めました。
<相手を倒したフォンルアン>
リングから降りてきたフォンルアンのトレーナー(ギャラクシージムで顔見知り)に「彼(フォンルアン)は良くなったねえ」というと彼も嬉しそうに「そうだろう!進歩してるよ」と答えてくれました。
<フォンルアンの雄姿を見れるのはこのブログだけ…>←日本人はまだ興味持たないってば…(汗)
いやマジにビックリしました。パンチの精度だけでなくファイトスタイルも大振りフック連発が影を潜め、ワンツーベースに変わってましたからねえ。元々パンチ力は(思い切りがいいせいもあって)強そうですから、これで真っ直ぐなパンチと当てる精度の向上が伴えば、名実ともに「ダオ・ルン」(=日本語にすると「新星」ですかね)となれるでしょう。今まではあたしは名前だけ「ダオ・ルン」先行と思ってましたから。
▼第4試合:6回戦
ヨーッチャンチャイ・パタウィコーンジム(Yodchanchai Patavikorngym)(タイ) VS チャラーンサック・ポー・パランチャイ(タイ)
ヨーッチャンチャイが2RKO勝ち
<ヨーッチャンチャイの雄姿が見れ…←やめい>
いつもお世話になってるパタウィコーンジムのビーさんの教え子ヨーッチャンチャイが登場。相手は頭の禿げ上がったティラサック、しかし髪の数と腕は比例せず、けっこう強いワンツーを放つティラサックにヨーッチャンチャイ苦戦。
ところが最後はけっこうあっけなくロープに詰めたヨーッツチャンチャイがこれまたタコ殴りにしてKO勝ち。途中からヨーッチャンチャイがやたら強気でしたね…
<おまけ情報>
この試合終了後、やっと二ワット氏登場。ていうか到着はマンファーの試合中くらいでしたね。そこでマンファーについてはすでに上に上げた談話をし、その後アナウンサーが
「ギャラクシーには防衛戦を待つ王者がいますが、防衛戦はいつ『どこの国』でやるんですか?」
と質問。「どこの国」って聞き方がもう答えを期待しているわけですが、ここで二ワット氏の発言、
「デンカオセーンは12月31日に坂田健史と日本で戦います。2RKOでベルトを獲った1年前と同じように今度も2RでKOできるでしょう。」
「プーンサワットは1月11日にやはり日本人ボクサーと試合します。」
おろ?デンカオセーンについてははっきり明言したのにプーンサワットの相手については「日本人」としか言わなかった???
この後、二ワット氏はこれまた来たとき同様さくさく帰っちゃったみたいで次の試合観戦を途中で抜けてひな壇を見たんですが二ワット氏の影も形もなし…仕方ないんで二ワット氏の息子さんに話を聞いてみたんですが、プーンサワットの相手については世上伝えられている相手とほぼ決まっているがまだ契約を交わしていない段階なのでおおっぴらに言えない、ということだそうです。
しかしデンカオセーンVS坂田の件も例の亀田ジムからのクレームの処理がまだ決まってないみたいだし、これと防衛戦の許可がWBAから出ないと「正式発表」はないでしょうね。
早く正式発表がみたいですね♪ → Attention to ☆金平会長☆
▼第5試合:135ポンド6回戦
チャーチャイ・シッモーセン(タイ) VS ペッター・ソー・ワチャラ(タイ)
チャーチャイが4RKO勝ち
タイでは珍しい135ポンド契約なんですが、ペッターは完全おデブちゃん体型…(汗)
<こんな感じ?左がペッター>
チャーチャイはクワンタイ同様「ドクター・モーセン」がプロモートしている選手ですね。
<チャーチャイ・シッモーセン(左)>
試合は終始押し気味に試合を進めたチャーチャイが最後ロープにつめてタコ殴りにしてKO。日本だとたぶんKOするパンチの前で止めていたと思います。ちょっとあそこまで放置しちゃいけないですね>レフェリー
久しぶりの直接観戦で嬉しかったのと、そこそこの写真が撮れたの嬉しかったのと、好きだった歌がテイラー・スウィフトの「LOVE STORY」って歌だったのが、やっと、っていうか今更のようにわかって嬉しかったのとかが一緒になってケイオスの中からケルベロスを生み出して何たらかんたら…(おいおい)
久々の観戦がギャラクシーの興行だったってのが良かったですね。知り合い多いし、っていうか石を投げれば知り合いに当たるくらいだったし。クワンタイやマンファーとも今や気軽に話が出来るし、ギャラクシージムの人たちとも2回の訪問と大阪でいっしょしたりしたんで気が合うし。しかしさすがに「興行規模」と「世界戦の重み」でペッインディーの記者会見に記者連中の本隊は皆いっちゃいましたね。(汗)記者はすくなかったですわ…
あたし的にはマンファーとクワンタイの試合振りがまあまあだったのとさらにフォンルアンの向上振りを見れたので大満足。マンファーやクワンタイも試合後の控え室や、観客席の後ろで会って話したら、向こうが開口一番「試合よかったでしょ?」と。やっぱKO勝ちで嬉かったんでしょうねえ♪表情もすごい明るかったし。(特にクワンタイ)良かった良かった♪
さらにあたしも学生服姿のピンマニーちゃん(もとナロンワットの選手でサムソンと一緒に離脱。現在普通の学生してます)も見れたしね♪
そういや「雨季休暇」明けで学校が始まっちゃったせいか、
マンファー一家軍団(子供たち15人皆ボクサー(うち2人夭折、2人引退))の人数がさすがに少なかった…
お母ちゃんは相変わらず元気そうだったけどね。まあそうでないとさすがに15人も子供を生めないよなあ…(滝汗)
ではまた
皆さん、クリックお願いね♪♪
下のスポンサーサイトもクリッククリック♪♪
というわけで、なんか久しぶりに
「前線視察」
してきたバンコク愚連隊です。(ええっ?)やっぱ興行を目の前で見ると元気が出ます。特に今日は試合後のみんなも元気が良かったからねえ~
しかし今日はラッカバンのとんでもない住宅地の真ん中での興行♪
<こんなところでっせ>
<たぶんここは普通週1,2で市場(タイ語で「タラーッ・ナッ」)が立つスペースと思われ…>
しかしなんか貴賓席からしてしょぼい…しかも肝心な二ワット氏がいないじゃん??
<貴賓席の模様。いつもに比べてもしょぼい気が…汗>
とりあえず興行結果いってみようかあああ!!!
[[ 11月04日(水) ]]
場所:バンコク東部ラッカバン区特設会場
タイのTV7チャンネルでタイ時間午後3時~午後5時(日本時間午後5時~7時)
▼第1試合:ミニマム級、6回戦
王者:クワンタイ・シッモーセン(Kwanthai Chor Nor Pattalung)(タイ) VS ヨハン・ワーユディー(Johan Wahyudi)(インドネシア)
クワンタイが3RKO勝ち
クワンタイはここに来て筋肉ごつくなってきているし、あたし的には将来性を認めてる選手。前回が手を傷めて、彼自身も、見てたあたしも(重要)すごい不完全燃焼な試合だったんですが今回は?
<攻めるクワンタイ。格好いいでしょう?>
しかし相手のヨハンがけっこう曲者。インドネシア人選手なんだけど、フィリピン人選手によくあるように上体をウィービングしまくりクワンタイに的を絞らせません。体をかがめてからフックを放つとかね。
<これはジャブですが…>
試合後、クワンタイいわく最初は相手の頭が当たってきたりしたので攻めにくかった、とのこと。しかし3Rに入ると大分慣れたのか相手のパンチを結構見切るようになります。
<パンチをよけるクワンタイ。ヨハンの大振りフックも当たらなくなりました>
最後は相手をロープに追い込んだクワンタイの左フックが相手の脇腹に命中!倒れこんだヨハンは起きれずクワンタイがKO勝ちしました。
<勝ち名乗りを上げるクワンタイ>
やっぱ格好いいっすよ、彼。
<クワンタイ・シッモーセンの雄姿が見れるのはこのブログだけだす!>
私服に着替えちゃうと今一なんだけどなあ…(汗)と試合後に話をしていて思った…
▼第2試合:PABAスーパーライト級タイトルマッチ
王者:マンファー・クラティンデンジム(Manfa Luksaikongdin)(タイ) VS KTIライト級王者、PABA同級14位:ロイ・マニフルク(Roy Manihuruk)(インドネシア)
まだまだ成長途上のPABA王者マンファー・ギャラクシー改めマンファー・クラティンデンジム!
おおっ!?クラティンデン(レッドブル、強壮飲料最大手)がスポンサーについてくれたんですな?
よかったよかった♪将来性が認められたね。今の地位も。←今の地位はついでか?(汗)
<マンファー・クラティンデンジムとなったマンファー。カメラ目線が嬉しい>
対するロイ・マニフリクはPABAのスーパーライト級14位ですが、地元インドネシアでは今年の5月にインドネシア・ボクシング・コミッション(KTI)のライト級タイトルを獲ってます。顔からして中々いかつい感じの選手。
<ロイ。なかなか強そう…>
<リング上に並ぶマンファー陣営。カオサイは今回はプロモーターとして登場>
最初のうちマンファー(サウスポー)は以前からと同様にジャブ側の腕(右腕)を前に突き出してけん制しながら左ストレートを打つというやり方をしていたんですが、それじゃ通用しないくらい相手が強かった…(汗)
<構えるマンファー。いつも前半一方的に飛ばすのに今回は乱戦へ…>
1Rこそマンファーがコーナーにまで詰め寄るシーンもありましたが、2Rにはまさに一進一退の攻防!?しかし後半にロイが押してあたしは採点を9-10でロイに振りました。
<ロイのジャブをけっこうまともに食らっていたマンファー>
出だしはちょっと手数が少な目かな、と思ったこの試合はどんどんヒートアップし、3Rには初っ端から激しい打ち合い!途中まで互角かロイがちょっと押し気味くらいだったんですが、そこから反撃して逆にロープにロイを追い込んだマンファーが左ストレートを4発、この4発目が完璧にロイのジョーにはいりました。(あたしの目の前)これでロイがダウンして大の字。マンファーのKO勝ちです。
<KO勝ちして喜びのマンファーが観客にも大サービス!>
<防衛してベルトを巻いたマンファー。マンファーの雄姿を見れるのはこのブログだけ!>←しつこい
試合後カオサイに話を聞いてみました。
(バンコク愚連隊)「今日のマンファーはどうでしたか?KOでしたが。」
(カオサイ)「前より1段階だけ進歩したかな」
(バ)「1段階ですか。でも見事なストレートでKOしましたよね?」
(カ)「パンチは(重い階級だし)元々重いからね」
(バ)「課題は?大分相手のパンチを受けてましたが…」
(カ)「そうなんだよ。もっとウィービングするように指導していてもまだ出来ていない。いいボクサーは『相手に打たせないで打つ』でないと駄目だけど、マンファーはまだそれが出来ない。」
と相変わらず厳しい意見を述べてました。
後でリング上で挨拶したプロモーターの二ワット氏も「マンファーはまだ21歳なのでまだ何試合もしてもらう。将来的には今の階級(スーパーライト級)の世界チャンピオンになるでしょう。」と時間はまだまだかかりそうな発言をしていました。まあきちんと把握しているということですけどね。
がんばれマンファー・クラティンデンジム!!!!
ちなみにマンファーの次の防衛戦は12月31日にロブリ県にて行われる予定。(あくまで予定です。ギャラクシーの公式発表ですが同じ事やって反故になったケースがありますんで。)要はTVの絵的にはデンカオセーンの防衛戦の前座ってことでやるということですな…(おろ?)
▼フライ級6回戦
フォンルアン・ソー・タナピンヨー(Fonluang Sor Tanapinyo)(タイ) VS リッキー・アダンエフ(イラン)
今回期待していなかった分その向上ぶりに驚かされたのがこのフォンルアン・ソー・タナピンヨー!最初に見たのはウタラディットでのデンカオセーンVS久高戦の前座で出てきたときだったんですが、そのときは亀田大毅並に相手に当たろうが当たらなかろうが振り回す大振りフックで戦うような選手で、その後も多少進歩は見れたもののパンチの精度が良くなかったんですけど、今回はまずきちんとワンツーをベースに戦ってました。
<ジャブを放つフォンルアン>
相手のリッキーもパンチを返してはいたんですが、ワンツーをベースに、しかし積極性は前と変わらないフォンルアンに後ずさりするばかり。
<珍しいイラン人ボクサーのリッキー>
最後はコーナーに詰めたフォンルアンがタコ殴りにしてリッキーをマットに沈めました。
<相手を倒したフォンルアン>
リングから降りてきたフォンルアンのトレーナー(ギャラクシージムで顔見知り)に「彼(フォンルアン)は良くなったねえ」というと彼も嬉しそうに「そうだろう!進歩してるよ」と答えてくれました。
<フォンルアンの雄姿を見れるのはこのブログだけ…>←日本人はまだ興味持たないってば…(汗)
いやマジにビックリしました。パンチの精度だけでなくファイトスタイルも大振りフック連発が影を潜め、ワンツーベースに変わってましたからねえ。元々パンチ力は(思い切りがいいせいもあって)強そうですから、これで真っ直ぐなパンチと当てる精度の向上が伴えば、名実ともに「ダオ・ルン」(=日本語にすると「新星」ですかね)となれるでしょう。今まではあたしは名前だけ「ダオ・ルン」先行と思ってましたから。
▼第4試合:6回戦
ヨーッチャンチャイ・パタウィコーンジム(Yodchanchai Patavikorngym)(タイ) VS チャラーンサック・ポー・パランチャイ(タイ)
ヨーッチャンチャイが2RKO勝ち
<ヨーッチャンチャイの雄姿が見れ…←やめい>
いつもお世話になってるパタウィコーンジムのビーさんの教え子ヨーッチャンチャイが登場。相手は頭の禿げ上がったティラサック、しかし髪の数と腕は比例せず、けっこう強いワンツーを放つティラサックにヨーッチャンチャイ苦戦。
ところが最後はけっこうあっけなくロープに詰めたヨーッツチャンチャイがこれまたタコ殴りにしてKO勝ち。途中からヨーッチャンチャイがやたら強気でしたね…
<おまけ情報>
この試合終了後、やっと二ワット氏登場。ていうか到着はマンファーの試合中くらいでしたね。そこでマンファーについてはすでに上に上げた談話をし、その後アナウンサーが
「ギャラクシーには防衛戦を待つ王者がいますが、防衛戦はいつ『どこの国』でやるんですか?」
と質問。「どこの国」って聞き方がもう答えを期待しているわけですが、ここで二ワット氏の発言、
「デンカオセーンは12月31日に坂田健史と日本で戦います。2RKOでベルトを獲った1年前と同じように今度も2RでKOできるでしょう。」
「プーンサワットは1月11日にやはり日本人ボクサーと試合します。」
おろ?デンカオセーンについてははっきり明言したのにプーンサワットの相手については「日本人」としか言わなかった???
この後、二ワット氏はこれまた来たとき同様さくさく帰っちゃったみたいで次の試合観戦を途中で抜けてひな壇を見たんですが二ワット氏の影も形もなし…仕方ないんで二ワット氏の息子さんに話を聞いてみたんですが、プーンサワットの相手については世上伝えられている相手とほぼ決まっているがまだ契約を交わしていない段階なのでおおっぴらに言えない、ということだそうです。
しかしデンカオセーンVS坂田の件も例の亀田ジムからのクレームの処理がまだ決まってないみたいだし、これと防衛戦の許可がWBAから出ないと「正式発表」はないでしょうね。
早く正式発表がみたいですね♪ → Attention to ☆金平会長☆
▼第5試合:135ポンド6回戦
チャーチャイ・シッモーセン(タイ) VS ペッター・ソー・ワチャラ(タイ)
チャーチャイが4RKO勝ち
タイでは珍しい135ポンド契約なんですが、ペッターは完全おデブちゃん体型…(汗)
<こんな感じ?左がペッター>
チャーチャイはクワンタイ同様「ドクター・モーセン」がプロモートしている選手ですね。
<チャーチャイ・シッモーセン(左)>
試合は終始押し気味に試合を進めたチャーチャイが最後ロープにつめてタコ殴りにしてKO。日本だとたぶんKOするパンチの前で止めていたと思います。ちょっとあそこまで放置しちゃいけないですね>レフェリー
久しぶりの直接観戦で嬉しかったのと、そこそこの写真が撮れたの嬉しかったのと、好きだった歌がテイラー・スウィフトの「LOVE STORY」って歌だったのが、やっと、っていうか今更のようにわかって嬉しかったのとかが一緒になってケイオスの中からケルベロスを生み出して何たらかんたら…(おいおい)
久々の観戦がギャラクシーの興行だったってのが良かったですね。知り合い多いし、っていうか石を投げれば知り合いに当たるくらいだったし。クワンタイやマンファーとも今や気軽に話が出来るし、ギャラクシージムの人たちとも2回の訪問と大阪でいっしょしたりしたんで気が合うし。しかしさすがに「興行規模」と「世界戦の重み」でペッインディーの記者会見に記者連中の本隊は皆いっちゃいましたね。(汗)記者はすくなかったですわ…
あたし的にはマンファーとクワンタイの試合振りがまあまあだったのとさらにフォンルアンの向上振りを見れたので大満足。マンファーやクワンタイも試合後の控え室や、観客席の後ろで会って話したら、向こうが開口一番「試合よかったでしょ?」と。やっぱKO勝ちで嬉かったんでしょうねえ♪表情もすごい明るかったし。(特にクワンタイ)良かった良かった♪
さらにあたしも学生服姿のピンマニーちゃん(もとナロンワットの選手でサムソンと一緒に離脱。現在普通の学生してます)も見れたしね♪
そういや「雨季休暇」明けで学校が始まっちゃったせいか、
マンファー一家軍団(子供たち15人皆ボクサー(うち2人夭折、2人引退))の人数がさすがに少なかった…
お母ちゃんは相変わらず元気そうだったけどね。まあそうでないとさすがに15人も子供を生めないよなあ…(滝汗)
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10月24日に王者になって早くも11月13日に次の防衛があります。