どんだけブログ放置なんだか...
春先からこっち 何かと忙しく、しかも 最近疲れやすくて夜はすぐ眠くなるし...
書きたいネタはいろいろありながらも、PCとまともに向き合えないままでした。
でも、今日はどうしても 今すぐUPしたくて。
映画「くちづけ」を観てきました-。
公式ホームページはこちら→映画「くちづけ]」
もうとにかく号泣。
ネタバレにならない(オフィシャルに公開されている)範囲で書こうと思うんだけど
”病のため余命わずかの父親と、知的障害者の娘。
父親と娘の<衝撃の事件>により、娘が亡くなってしまう...。” と書けば
大体、何が起こるのか 想像もつくというものだけど。
原作は東京セレソンという劇団の演劇で、主宰(だった)の宅間さんがある新聞記事を読んで
それを元に書き上げた というものらしい。
映画もグループホームのリビングを中心に展開していて、非常に演劇的な作り という印象。
「これを撮らなきゃ死ねない」という堤監督の思い入れも感じつつ
そこは堤監督ならではの笑える要素も盛り込まれていて、純粋に映画として面白かった
この映画を、障害者に直接関係のない人にも是非是非観てほしい。
”ずっと父と娘 二人で一緒に生きてきた。
でも、もうこの先一緒にいられなくなるとしたら...。
親亡き後、最愛の娘を 犯罪者にも浮浪者にもしたくない。
どうしたらいい? どうしたら?”
これって、去年観た「海洋天堂」と同じシチュエーションなんだけど
結末はまったく別のものなんだよね。
「海洋天堂」の父親は 息子・大福が一人で生きていけるようにさまざまなことを仕込んで
周りの支援も得て、大福はそれに支えられながら親亡き後も生きていく。
「くちづけ」の父親も、もちろん自分の亡き後の娘の生活のことを考えて、施設に預けたりとか努力はしてるんだけどね。
”人に頼ると迷惑をかけるから”と、近しい人にも病気のことを隠し通す。
親としてのあり方もいろいろ考えさせられた。
”知的障害者は親亡き後、浮浪者か犯罪者になるしかないなら
そんな社会が間違っている。
我が子の行く末を案じて親はおちおち死ねないなんて
そんなの世の中がおかしいのだ。
変えていかなくてはいけないはずだ。”
だからこそ、多くの人にこの映画を観てほしい。
こういう映画が商業的に成功することは意味があると思う。
障害者のことを、その生活を、家族の想いをもっと知ってほしい。
障害があろうと、病気であろうと、身内がいなかろうと、貧しかろうと
日々不安に苛まれることなく生きていける
それがあるべき社会の姿。
例え高い理想であっても、目指すべきはそういう社会。
そんなことも思った映画でした。
メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
春先からこっち 何かと忙しく、しかも 最近疲れやすくて夜はすぐ眠くなるし...
書きたいネタはいろいろありながらも、PCとまともに向き合えないままでした。
でも、今日はどうしても 今すぐUPしたくて。
映画「くちづけ」を観てきました-。
公式ホームページはこちら→映画「くちづけ]」
もうとにかく号泣。
ネタバレにならない(オフィシャルに公開されている)範囲で書こうと思うんだけど
”病のため余命わずかの父親と、知的障害者の娘。
父親と娘の<衝撃の事件>により、娘が亡くなってしまう...。” と書けば
大体、何が起こるのか 想像もつくというものだけど。
原作は東京セレソンという劇団の演劇で、主宰(だった)の宅間さんがある新聞記事を読んで
それを元に書き上げた というものらしい。
映画もグループホームのリビングを中心に展開していて、非常に演劇的な作り という印象。
「これを撮らなきゃ死ねない」という堤監督の思い入れも感じつつ
そこは堤監督ならではの笑える要素も盛り込まれていて、純粋に映画として面白かった
この映画を、障害者に直接関係のない人にも是非是非観てほしい。
”ずっと父と娘 二人で一緒に生きてきた。
でも、もうこの先一緒にいられなくなるとしたら...。
親亡き後、最愛の娘を 犯罪者にも浮浪者にもしたくない。
どうしたらいい? どうしたら?”
これって、去年観た「海洋天堂」と同じシチュエーションなんだけど
結末はまったく別のものなんだよね。
「海洋天堂」の父親は 息子・大福が一人で生きていけるようにさまざまなことを仕込んで
周りの支援も得て、大福はそれに支えられながら親亡き後も生きていく。
「くちづけ」の父親も、もちろん自分の亡き後の娘の生活のことを考えて、施設に預けたりとか努力はしてるんだけどね。
”人に頼ると迷惑をかけるから”と、近しい人にも病気のことを隠し通す。
親としてのあり方もいろいろ考えさせられた。
”知的障害者は親亡き後、浮浪者か犯罪者になるしかないなら
そんな社会が間違っている。
我が子の行く末を案じて親はおちおち死ねないなんて
そんなの世の中がおかしいのだ。
変えていかなくてはいけないはずだ。”
だからこそ、多くの人にこの映画を観てほしい。
こういう映画が商業的に成功することは意味があると思う。
障害者のことを、その生活を、家族の想いをもっと知ってほしい。
障害があろうと、病気であろうと、身内がいなかろうと、貧しかろうと
日々不安に苛まれることなく生きていける
それがあるべき社会の姿。
例え高い理想であっても、目指すべきはそういう社会。
そんなことも思った映画でした。
メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
コメントありがとうございます。お返事が遅くなってごめんなさい。
一歳半と言えば、動きや表情も豊かになってきてかわいい盛りですよね。あの頃が懐かしいです。
”我が子のことが恐ろしく思える” 私も同じでした。
それ自体何て悲しいことだろうと 涙が止まらない日々が続きました。
でも、確かに 実際に障害の症状やそれ故のトラブルでご苦労されている方もいらっしゃるのは事実だと思いますが
みんながみんな深刻な状況になるわけでもないし
そういう方も ずっと、いつも そうだとも限らないようです。
でも誰でも最初は何もわからないから 断片的な情報に大きく影響されてしまい
必要以上に恐れたり、悲しんだり悩んだりしてしまうんんですよね。
だから 正しく知る・理解することは とても大事だと思うし
逆に 自分が経験してきたことをまだこれからの人に知らせることも必要かなと思って、私も拙い文章をこうして残しているんですが...。
もちろん、バンビのことはPWSの一つのサンプルであってPWSの全てではないから
読んでくださる方はその程度に参考にしていただけたら と思います。
映画で言うと、確か去年公開だったかなー
韓国の「母なる証明」(原題は「母」)というのがあるんですが
これは知的障害者の息子がある殺人事件の犯人として逮捕されてしまい、母親が必死に真犯人を探すというストーリーで
(ミステリーというかサスペンス?っぽいので、内容についてはこれ以上は書けないですが)
知的障害者がいかに簡単に被疑者にされてしまうか
「くちづけ」を観てこれも見ると またいろいろ考えさせられるところがありました。
(まぁ、お国事情もいろいろ違うのでしょうが)
息子役は韓流四天王と言われたウォンビンなんですが
他にも冤罪で被疑者にされてしまう人の役で、たぶん実際のダウン症の方が出演されているのが
何とも言えない気持ちにさせられ
後味は「海洋天堂」<「くちづけ」<「母なる証明」で
ぐっと重くなります。
でも、共通するところは ”自分が守らなければ”という親の必死な想いかも。
本当に、親じゃなくても社会で こういう人達を見守り、助け支えていけるようにしなくてはいけないですよね。
良かったらどうぞまたブログに遊びにいらしてください。
コメントもとてもうれしいので、お気軽にどうぞ。お待ちしています。
気にかかったので調べてみたら
「母なる証明」は韓国で2009年公開でした。
日本ではいつだったかまでは調べてないけど、一応訂正しておきます。