about Panzerkampfwagen Models

AFVプラモ製作記です。

ドラゴン 1/35 4号戦車G型 その2

2017-06-06 14:47:52 | 4号戦車G型

履帯の組立ですが、連結式履帯を組み立てるのも3回目なので、だいぶ要領をつかんできたかなと思います。
やり方は以前と同じで、カッティングボード上に両面テープを貼り付け、その上に履帯のコマを並べていきます。
で、規定数のコマを並べ終わったら、流し込みタイプの接着剤を各コマの連結部分に流し込み、半乾きの状態になったら両面テープ
から剥がして車体に巻きつけるというもので、言葉で言うだけだと簡単ですね。



で、できたのがこれです。
コマは片側100コマ使いました。
説明書では98コマと指示されていたのですが、念のため99コマで組んで巻きつけたところ、ほんのちょっとだけ短かったので1コマプ
ラスして100コマにしました。
ま、この辺りは誘導輪を前後に微調整できるので、この調整次第で1〜2コマは変わってくるので100コマが正しい数だというわけでは
ありません。

最も大事なポイントは、両面テープの粘着力をできるだけ弱めておくことだと思います。
今回、何度もTシャツやズボンに貼っては剥がしてを繰り返して粘着力をかなり落としたつもりだったのですが、それでもまだ強すぎ
でした。
粘着力を落とさないと、テープから履帯を剥がす際に少々力を加えなけれならないので、そのときに半乾きの履帯が切れてしまいます。
履帯がずれないように軽く固定するだけの粘着力があれば十分です。

接着剤は、リモネン系の流し込みタイプを使っています。
リモネン系を使うのは、乾燥により時間がかかるので余裕を持って作業ができるからです。
で、流し込みを終えてから僕の場合は10分ほど接着剤の乾燥を待って両面テープから剥がしていきます。
模型製作のブログなどを見ると、ここは30〜45分待つという方もいるのですが、僕が思うには、10分も待てば充分ではないかと思うの
ですが、どうでしょうか。

実際、作業中に履帯が切れることもなく、スムーズに作業は終わりました。
転輪をシャーシにマスキングテープで固定するとか、事前の準備をしっかりしたこともうまくいった要因ですね。
経験者だと分かると思いますが、固定していないと履帯を巻きつけるときに転輪がポロポロ外れたりしてイライラしたり、焦ったりす
るんですよね。

履帯の緩みは、ほんの少しだけ、本当に軽〜く緩ませた程度にしました。
というのは、記録写真を見ると4号戦車系の履帯は割と緩みが少ないものが多いからです。
ティーガーやパンターだとダルダルなものも多いのですが、どうしてでしょうね。
履帯の幅が広いと外れにくいのかなとも思いますが、詳しくは分からないです。

ちなみに、実際の運用においては、高速走行メインの場合は履帯が外れるのを防ぐために張りをきつめにし、不整地走行をする場合は
サスペンションの動きを阻害しないように履帯の張りを緩めに調整していたそうです。

ドラゴンのマジックトラックは、履帯の左右を間違えないように片方を薄いグレー、もう片方を濃いグレーという成型色で作ってくれ
ているのですが、説明書のどこをどう見ても、どっちが右用でどっちが左用なのかの記載がありません…
じつにドラゴンらしいですな笑



さて、特にドラゴンのキットを作る際は、この写真のような大雑把でかまわないので仮組をした上で細部を作ったり、接着したりする
べきですね。
ドラゴンの組立説明書のように、手順や細部についてあまり詳しい解説がない場合、後になって、え、増加装甲を装着した場合はこの
部品を使わないといけなかったの?なんてことになり、非常に面倒なことになるからです。
← はい、面倒なことになりました。(T ^ T)
すでに接着してしまっていると、どうしようもなくて切ったり削ったりしてうまく誤魔化すしかありません。
今回、なんとかうまく誤魔化せたと思います。
どこの部分なのかは公表しません笑

シャーシ、転輪類、履帯が出来上がると、もはや山場は越えました。
地味でしんどい作業も、もう終わりです。
あとは車体上部、砲塔の組立を残すのみ。

で、一気に組立を終えました。



やはり4号戦車はカッコイイですね。



追加工作として、後部パネルのワイヤー取付フックを真鍮線で作り変え、ボッシュライトのコードを真鍮線で作りました。
この辺りは定番ですね。



このキット、適度にエッチングパーツも入っており、プラと選べるようになっているのですが、ほぼエッチングパーツを選択しました。



4号戦車は細部の造形が細かいので、自ずとパーツ数なども増えてしまうのは致し方ないところですが、それにしても作りごたえのある
キットです。
パーツの組み合わせはピタっと決まるし、細部のモールドなどはよくもまあここまで再現できるものかと感心してしまいますね。

次回から塗装に入りますが、また新しいやり方を試す予定です。