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入院日記27 2021年9月3日

2022年02月02日 | コロナ禍の一般病棟入院日記

2021年 9月3日 金 (入院32日目)

AM 6:00
起床。アレコレ夢を見ていたよう。
昔よく行った場所とか、友人とか。フラグじゃないよな。
これは熟睡ではないのだろうなぁ。

お年寄りはどうしてもTVをイヤホン無しで見てしまう…。
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AM 8:00
おじいさん足踏み運動?
お年寄りは特に足腰大事だな。そのまま寝たきりになる可能性もあるし。

男性看護師さんは、やっぱり夜勤(患者担当としては)だけのようだ
夜9時ごろから~朝9時ぐらいか。

そうそう、今日、仕切り向こうさん転院だった。
しかし、転院って具体的にどんなもんなんだろう。
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AM 9:00
医者先生現れる。数分チェックして帰る。
「午後いないので、何かあったら他の先生に」

今日の処置は多分これだけだな。
「明日土曜日だけど、朝ちょっと出勤するから顔出しますね」

あ、やっぱり土日は休みだったんだ。
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処置は、部屋にお医者さんがきて行うことが多い。
器具や薬も看護師さんが持ってきて、用意ができたら、
医者先生を呼ぶって感じ。

処置室はあるものの患者の数からしたら少ない。処置でもなく
確認的なことなどの場合は、医者先生がふらっと一人で現れる。
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わりとこれまでの経過が良いのは、ネットが無いからだと、これも
割と本気で思い始めている。しばらくSIMいらんか。

どうせこの後は、大げさに言えば一生?ネットから離れられない。
今ネット断ちするのもよいか。

あー、
岡村靖幸の♪「カルアミルク 」が聴きたい。
大澤誉志幸の♪「そして僕は途方に暮れる」 でもいい。

入院前に聴いたんだよな。久しぶりに。
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AM 11:00
仕切り向こうさん、転院のよう。よかったね。
介護タクシー(っていうのがあるんだな)で行くのだね。


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PM 1:00
仕切り向こうさん。転院のために車椅子で去っていく。
簡単に挨拶。

介護タクシーの人(運転手さん?)は病室まで来て、お客の患者の
車椅子を押していくんだな。

これで、自分がこの部屋に来たときからいた二人が去った。
そして早速スタッフさんが部屋の清掃。

PM 1:20
部屋を去ってから20分ほどでベッドも片付けられ、仕切り向こうさんの
いた痕跡は全て消えた。


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と、隣の部屋から、引っ越ししてくる人がいるという。

自分と通路を挟んだ、仕切り向こうさんのいた窓際と、シェーバー
さんのいた自分の隣。2つベッドが空いている。
この場合は、窓際から埋まるのかな。
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PM 2:00
菅さん、総裁選不出馬…
こりゃびっくり。この人嫌いじゃなかったな。


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PM 2:30
ベッド入った。人来るんかな。

ん、新しい人。窓側じゃなくて、シェーバーさんがいた入口側になった。
高齢で入口に近い方が、ということのようか。

その方、TVカードないとTV見れないことをさして
「TV、お金かかるの?」と。

そうか、隣の部屋はTV無料の個室だったな。
そういう反応だよな。

イヤホンもか。個室はイヤホン無しでTV見れたんだよな。
堂々と大きな音漏れてたもんな。

そして冷蔵庫。あー、薬によっては冷蔵庫で冷やさないと
だめなものもあるのか。有料でも使わざるを得ないパターンがあるん
だ。そして、なぜかTVカードが冷蔵庫利用券も兼ねる。

PM 4:30
洗髪室貸してもらいシャンプーと洗顔とタオル洗い。
雨止まず。窓の外、何かサギらしき鳥が飛んでるのをよく見る。
そこらへんの川に普通にいるから珍しくもないのだろうが、改めて
見るとデカイな。日常的に目にする鳥の中で一番だろか。
これ。飛んでいるのを 9階の窓から、比較的近くで見るのでそう
感じるのか。

”パルスオキシメーター” で血中酸素飽和度を一日一回計る。
巷じゃ不足しているらしいな。コロナ需要で。
これどういう仕組?指に挟むだけで計測って。
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PM 6:00
これで同室は、常に咳き込んでたり、歩くのもままならない、
おじいさん達。長生きすれば将来の自分の姿かもしれん。

これから来るらしい年寄ばかりの時代、世界ってどうなるのだろう。

足踏みのおじいさん。
「隣のベッドが空いたから電話しても平気」
はない。仕切りはカーテン一枚。向かいにも丸聞こえだ。

ナースコールの時、病棟内に流れる曲。あれ ”夜想曲” だよな。
今更ながら。ショパンのノクターン。
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PM 7:00
急に足踏みのおじいさんが歌い出したんだが…

「町ゆく~(うんたらかんたら)」?詩吟 とか何か?
ものすごいビブラートなんだが。
「なんでなんでなんで どうしてどうしてどうして」
「あ~あ~イェ~イェ~」

のどの奥で「コンコン」って音出してリズム取るんだな。
歌とボイスパーカッションを一人でやってる。
「愛ちゃん太郎の嫁になる~ポンポンポンポン」

「~リンゴ畑のお嬢さんこんばんわ~」
「おしえておくれなぁ~なぁ~なぁ~」

詩吟じゃないな

すごいビブラート。
ものすごいビブラートだということを、ものすごく伝えたい。

この人普段咳き込んでるんだけど歌ってる時、咳しないんだ。
だから、歌ってるほうがいいのかもしれない…

@ 退院後、このメモを元に調べてみると、どうやら
「愛ちゃんはお嫁に」 鈴木三重子 昭和31年
「お月さん今晩は」    藤島桓夫  昭和32年
という歌らしい。youtube にも動画がありました。

「お月さん今晩は」   はこの曲を元に映画も作られたよう。
時代もメディアも違うけど、こういう歌謡、芸能のムーブって基本的に
今と変わらないんだな。この人世代の青春の歌なんでしょうな。

十代に見聞きしたものの影響は一生モノなのだな。身につまされるw
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PM 9:00
新しく入った、Nさん。9時からの映画見たいらしい。
ジュラシック・パークを楽しみにするおじいちゃん。イイね。

菅さん退陣でコロナのニュースが吹っ飛んでいる。

PM 10:00
消灯時間過ぎても灯り付けたままだけど、ジュラシック・パーク 最後まで
見てくれ。

コメント
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