* naturally *

自称ライトオタ母さんの気まぐれつれづれ雑記。

フライング父の日。

2009-06-08 | 日記
 去年の夏、おじいちゃんは大腸ガンの手術をしました。
 今まで入院も手術もしたことなかったのに、去年は春に盲腸、夏に大腸ガン、秋に痔で通算3回も入院と手術をしちゃったんですよ。ホント、散々な一年でした

 中でも一番大変だったのはやっぱり大腸ガンで、入院期間は…1ヶ月半~2ヶ月ぐらい?その時の手術の影響で、健康体だったおじいちゃんの体に人工肛門が取り付けられてしまいました。最初はそんなもの必要ないって話だったのに、1度目の手術の経過が悪くて結局2度目の手術で取り付けられちゃって。なんとこれ、軽度の身体障害に認定されてて、付けると身体障害者手帳がもらえちゃう代物なんです。先生、話が違うよ~… 
 ご存じない方のために説明すると、要するに肛門が使えないので腸に繋がる人工的な穴をお腹に開けて、そこに専用の袋を取り付けて腸から排出されてくる排泄物を受け止めるんです。袋がいっぱいになったら、トイレで中身を出して流す…と。袋自体も2~3日に1回は交換しなきゃなりません。着脱もそんなに簡単じゃないらしくて、おじいちゃんの場合、1度トイレに籠もると最低でも30分は出てきません

 …確か渡哲也さんも人工肛門だって話を聞いたんですけど、こんなもの付けててよくあんな普通にお仕事出来るな~と思います おじいちゃんの場合、前は元気にゴルフに出かけてたのに、人工肛門になってから「(スイングして)体をねじると袋がずれそうな気がする」って言って行かなくなっちゃいました お腹に袋が付いてるってことは裸になると当然それが丸見えになるわけで、そうするとやっぱり温泉や銭湯の大浴場に入るのも抵抗があるみたいだし…(まぁ、そりゃそうですよね)。なんか、色々制約があって不便だな~って感じです

 そんな袋をお腹から下げているせいで、服を着る時もお腹を締め付けると具合が悪いらしいんですよね。ズボンをはく時も、前は普通にベルトをしてたのに、今はサスペンダーで吊すようになりました。しかも何故かサスペンダーが見えるのが嫌らしくて、ここ最近暑くなってきたにも関わらず、シャツの上に着るベストを脱ごうとしないんです。『相棒』の右京さんみたいで別にいいのに(笑)
 奇しくも今月は父の日。こないだ母上とお買い物に行った時に、春夏用の薄いベストを買ってきました。おじいちゃん、今までは春夏にベストなんか着たりしなかったから、薄いのなんてあんまり持ってないし…。ちょっぴり早いけど今日持って行ってプレゼント 「ほ~」って感じだったけど、気に入ってくれたのカシラ…(^^;


 ん~、最近食べ物ネタばっかりだったからたまには普通に日記でも…と思ったけど、なんか暗い話になっちゃった
 袋が不便なことを除けば今のところは糖尿や痛風もないし、血圧もそんなに高くないし、足腰も弱ってないし、ちょっと物忘れは激しくなってきたけど90歳にしては元気で健康な方だと思うんですけどね。あんまり多くを望み過ぎないで、今の健康に感謝するべきなのかな。
 長生きしてね、おじいちゃん
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