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2008-07-31 | 文化のこと
「現代敦煌」壁画盗まれる=日本人も支援、衝撃広がる-中国
2008年7月27日(日)04:30

 【北京26日時事】シルクロードのオアシス都市として栄えた中国西部・敦煌(甘粛省)の石窟(せっくつ)遺跡を将来に引き継ぐ「敦煌現代石窟プロジェクト」の象徴として、2002年に同石窟内に創作された壁画が盗まれていたことが、26日までに分かった。プロジェクトには約700人の日本人が支援活動を展開しており、関係者に衝撃が広がっている。

 同プロジェクトは、4世紀から1000年間にわたり造営された敦煌仏教遺跡の保護・研究に生涯をささげ、「敦煌の守護神」と呼ばれた画家の故常書鴻氏の遺志を受け継ぐ形で、常氏の夫人、李承仙氏(故人)や息子の常嘉煌氏(共に画家)らが1996年にスタート。今後1000年間に500もの石窟を掘り壁画を描く壮大な計画を進めている。常嘉煌氏によると、盗まれたのは李氏にとって遺作となった壁画「薬師菩薩(ぼさつ)」で、高さ210センチ、幅80センチ。常書鴻、李両氏が共同で描いた別の絵画の価格から推定すると、盗まれた壁画は約200万元(約3100万円)相当とみられる。 

[時事通信社]
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探検家が活躍した時代に剥ぎ取った壁画ってのは、現在も博物館に飾られていますね。

敦煌の千仏洞のように、密閉していない石窟の壁画って、この剥ぎ取りや自然の劣化に備えて、多数の工人を常住させて、絶えず修復していたようですね。

月牙泉は枯れるとか、鳴沙山が崩れるとか、莫嵩窟も災難の多い遺跡ですが、修復した(んだと思います)壁画を盗まれるってのも・・・

なんだか哀れです。

中国の石窟寺院では、唯一のヴィハーラのある遺跡なんですけどね。


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