さて、早いもので『TOMMY』東京公演の日程も、折り返し地点を過ぎました。私の観劇はこれで4回目。前回の観劇からは、6日ぶりの観劇でしたが、ステージの熱気、客席のノリ、かなりスゴイことになっていました。拳を振り上げて、スタンディングで踊っている方もおられましたし、客席でリズム取りながら手拍子している風景は当たり前のものとなってきている感じです。やはり第1幕終盤の”Sensation”あたりから、青山さんの”Eyesight to the Blind”、続くソムン・タクさんの”Acid Queen”、そして”Pinball Wizard”までの展開では、会場も最高に盛り上がります。それらのシーンの重要なパートで、青山さんが大活躍されているのも、ファンとしてとてもうれしいことです。また第2幕では、”Sensation reprise”あたりから”I’m Free/Pinball Wizard”、そして”I’m Free reprise”、”How Can We Follow?”にかけてのシーン。青山さんが黒いノースリーブに赤いバンダナを首に巻いたあのお姿で、思いっきりROCK☆されているのが、最高なシーンとなっています。
それで今日の青山さん!!ものすごいことになっていました!!初日、2回目、3回目と毎回観劇するごとに、心の底から感動して帰ってきているのですが、今日の青山さんは、とにかくROCK☆していて最高でした!!なんと言うのか、もうエネルギーがいくらでも湧き出てきて、あふれ出ているという感じ・・・。精悍で、艶があって、本当に舞台での存在感というのが抜群です。でも、決してひとりで目立っているわけではないんです。今回の『TOMMY』では、ソロのダンスシーンというのはないような気がしますが、ダンスシーンが始まると、端で踊っていようが、中央で踊っていようが、やはり青山さんがそのシーンの空気を創出し、牽引していくようなところがあるなあ、としみじみ感じてしまいました。このことは『TOMMY』に始まったことではないのですが、全員が同じ振りをするダンスシーンが多かったり、アンサンブルの方たちが一箇所にまとまって踊るダンスシーン、あるいはステージ全体にアンサンブルの方が散らばって踊るシーンが多いこの作品であるからこそ、そのことが非常に強く感じられる気がします。また、ファンの贔屓目を差し引いたとしても、いわゆる「ダンスシーン」でないシーンにおける青山さんの存在感にひたすらひきつけられます。今回の『TOMMY』の観客層は、これまでのご出演作のミュージカルと多少異なっているという気がしますが、舞台で活躍される青山さんのお姿に、多くの方々の眼が釘付けになっているに違いない、と観劇するたびに思っています。
それで、衣装のせいもあるのか、特にあの黒いノースリーブ姿の青山さんなどを拝見していると、上半身、特に肩から腕にかけてのラインの逞しさが際立つ感じで、腕の動きで魅せる振りなど、特に重厚感が漂って、私はかなり好きです。「おどろんぱ!」の「三忍者」などでも、ノースリーブの衣装を着て踊っておられる青山さんがとても印象的で、肩から上腕部、そして肘から指先にかけての動きが魅せてくれる様々な表情の豊かさに驚かされますが、2幕のライブシーンなどでは、特にこの卓越した腕の動きの様々なバリエーションをROCK☆なナンバーとともに堪能することができ、毎回青山さんが一瞬一瞬生み出す完璧なフォルムというものに釘付けになってしまいます。
さて、今日は前回の観劇レポに引き続き、第2幕の展開を少し整理してみましたので、簡単に御紹介しておきます。
Act Ⅱ
① Underture 有名になったトミーがピンボールを打ち、その周りに群がる人々。(青山さんもそのうちのひとりとして黒いノースリーブに赤いバンダナを首に巻いた姿でご登場です)
② Afterture 作品冒頭のIt’s A Boyを歌いながら、ウォーカー夫人が鏡の前でトミーにコートをかけている。どんな手を尽くしても、治る見込みのない息子に対する母の苦悩と愛情という表裏一体の感情が感じられるシーン。
③ お医者さんをみつけたよ ウォーカー氏がトミーの病を治してくれるお医者さんを見つけたことを喜んで歌うシーン。
④ Go to the Mirror, Boy お医者さんに連れて行かれたトミー。お医者さん(HISATOさん)が歌います。「眼も見え、耳も聞こえているが、何故かこころにまで届かない」と歌われます。ここで二度ほど挿入される”See Me,Feel Me”(子供時代のトミーが歌います)が、非常に印象的です。
⑤ 聞こえる、トミー どんな手立てをもってしても治らないトミー。そんなトミーに対して「少し笑えよ。聞こえるトミー?」と、語りかけるように歌うシーン。鏡の中をのぞくトミーとともに、鏡の中から登場したおもちゃたちがトミーの周囲で踊ります。
⑥ 信じてみよう どんな治療を施しても一向によくならないトミーを前にして、これまでの苦しみを振り返り、これからの未来に向けて希望を持って進んでいこうと、ウォーカー夫妻が歌う場面。
⑦ 鏡をわるわよ ウォーカー夫人が、鏡を見つめているばかりで一向によくならないトミーへの苛立ちを表現。最後にはトミーを鏡に向かって突き飛ばします。
⑧ Aftersmash
⑨ Aftersmash Ⅱ
⑩ I’m Free 鏡を突き破り、鏡の世界で自由になるトミー。
⑪ 号外どうだい トミーが三重苦を乗り越え、復活したことをマスコミが報じるシーン。
⑫ Sensation トミーのライブシーンが始まります。ここからHow Can We Follow?までのシーンは、ROCK☆なダンスシーンで、青山さんも弾けておられますので、詳しくはネタバレしません。黒いタンクトップに首には赤いバンダナを巻き、黒いパンツ姿。ROCK☆している青山さんが最高です!
⑬ I’m Free/ピンボールの魔術師
⑭ I’m Free リプライズ
⑮ How Can We Follow?
⑯ トミーのホリデイキャンプ 導入部分でアーニーおじさんのコミカルな壊れっぷりがここでも最高です。さきほどまでの黒タンクトップの上に、水色のTシャツ(ピンクのトミーのマーク入り)を着て、上手よりご登場です。音楽の雰囲気に合わせて、操り人形のようなコミカルな動きをする青山さんが魅力的です。
⑰ サリー・シンプソン トミーのコンサートで、熱狂の会場。押しかけるファンのなか、サリー・シンプソンがトミーのバックステージドアに近づこうとして、警備員に見つかり、咎められ、大怪我をしてしまいます。
⑱ おいでよ トミーが中心になり、父母、アーニーおじさん、いとこのケヴィンとともに、僕の家でひとつになろうと歌います。
⑲ サリーの質問 コンサート中に怪我を負ったサリーが松葉杖をつきながら現れ、トミーに対して「どうしたらあなたの一部になれるの?」と歌います。
⑳ We’re Not Gonna Take It 信者たちが三重苦の状態を人工的に作り出して、トミーのように勘でピンボールをプレイしようとするが、そんなことができるはずもなく、信者たちは、「何やってんだ!」と言いながら、その道具を投げ捨て、その場を立ち去ってゆきます。信者たちに暴行されるトミー・・・。このさきは千穐楽を迎えた後に、「詳細レポ」でお伝えします。
☆ Finale/Listening to You 何度観ても感動のシーンです。青山さんの熱唱が、眼に、耳に、そして心に響く、感涙のラストです。
それで今日の青山さん!!ものすごいことになっていました!!初日、2回目、3回目と毎回観劇するごとに、心の底から感動して帰ってきているのですが、今日の青山さんは、とにかくROCK☆していて最高でした!!なんと言うのか、もうエネルギーがいくらでも湧き出てきて、あふれ出ているという感じ・・・。精悍で、艶があって、本当に舞台での存在感というのが抜群です。でも、決してひとりで目立っているわけではないんです。今回の『TOMMY』では、ソロのダンスシーンというのはないような気がしますが、ダンスシーンが始まると、端で踊っていようが、中央で踊っていようが、やはり青山さんがそのシーンの空気を創出し、牽引していくようなところがあるなあ、としみじみ感じてしまいました。このことは『TOMMY』に始まったことではないのですが、全員が同じ振りをするダンスシーンが多かったり、アンサンブルの方たちが一箇所にまとまって踊るダンスシーン、あるいはステージ全体にアンサンブルの方が散らばって踊るシーンが多いこの作品であるからこそ、そのことが非常に強く感じられる気がします。また、ファンの贔屓目を差し引いたとしても、いわゆる「ダンスシーン」でないシーンにおける青山さんの存在感にひたすらひきつけられます。今回の『TOMMY』の観客層は、これまでのご出演作のミュージカルと多少異なっているという気がしますが、舞台で活躍される青山さんのお姿に、多くの方々の眼が釘付けになっているに違いない、と観劇するたびに思っています。
それで、衣装のせいもあるのか、特にあの黒いノースリーブ姿の青山さんなどを拝見していると、上半身、特に肩から腕にかけてのラインの逞しさが際立つ感じで、腕の動きで魅せる振りなど、特に重厚感が漂って、私はかなり好きです。「おどろんぱ!」の「三忍者」などでも、ノースリーブの衣装を着て踊っておられる青山さんがとても印象的で、肩から上腕部、そして肘から指先にかけての動きが魅せてくれる様々な表情の豊かさに驚かされますが、2幕のライブシーンなどでは、特にこの卓越した腕の動きの様々なバリエーションをROCK☆なナンバーとともに堪能することができ、毎回青山さんが一瞬一瞬生み出す完璧なフォルムというものに釘付けになってしまいます。
さて、今日は前回の観劇レポに引き続き、第2幕の展開を少し整理してみましたので、簡単に御紹介しておきます。
Act Ⅱ
① Underture 有名になったトミーがピンボールを打ち、その周りに群がる人々。(青山さんもそのうちのひとりとして黒いノースリーブに赤いバンダナを首に巻いた姿でご登場です)
② Afterture 作品冒頭のIt’s A Boyを歌いながら、ウォーカー夫人が鏡の前でトミーにコートをかけている。どんな手を尽くしても、治る見込みのない息子に対する母の苦悩と愛情という表裏一体の感情が感じられるシーン。
③ お医者さんをみつけたよ ウォーカー氏がトミーの病を治してくれるお医者さんを見つけたことを喜んで歌うシーン。
④ Go to the Mirror, Boy お医者さんに連れて行かれたトミー。お医者さん(HISATOさん)が歌います。「眼も見え、耳も聞こえているが、何故かこころにまで届かない」と歌われます。ここで二度ほど挿入される”See Me,Feel Me”(子供時代のトミーが歌います)が、非常に印象的です。
⑤ 聞こえる、トミー どんな手立てをもってしても治らないトミー。そんなトミーに対して「少し笑えよ。聞こえるトミー?」と、語りかけるように歌うシーン。鏡の中をのぞくトミーとともに、鏡の中から登場したおもちゃたちがトミーの周囲で踊ります。
⑥ 信じてみよう どんな治療を施しても一向によくならないトミーを前にして、これまでの苦しみを振り返り、これからの未来に向けて希望を持って進んでいこうと、ウォーカー夫妻が歌う場面。
⑦ 鏡をわるわよ ウォーカー夫人が、鏡を見つめているばかりで一向によくならないトミーへの苛立ちを表現。最後にはトミーを鏡に向かって突き飛ばします。
⑧ Aftersmash
⑨ Aftersmash Ⅱ
⑩ I’m Free 鏡を突き破り、鏡の世界で自由になるトミー。
⑪ 号外どうだい トミーが三重苦を乗り越え、復活したことをマスコミが報じるシーン。
⑫ Sensation トミーのライブシーンが始まります。ここからHow Can We Follow?までのシーンは、ROCK☆なダンスシーンで、青山さんも弾けておられますので、詳しくはネタバレしません。黒いタンクトップに首には赤いバンダナを巻き、黒いパンツ姿。ROCK☆している青山さんが最高です!
⑬ I’m Free/ピンボールの魔術師
⑭ I’m Free リプライズ
⑮ How Can We Follow?
⑯ トミーのホリデイキャンプ 導入部分でアーニーおじさんのコミカルな壊れっぷりがここでも最高です。さきほどまでの黒タンクトップの上に、水色のTシャツ(ピンクのトミーのマーク入り)を着て、上手よりご登場です。音楽の雰囲気に合わせて、操り人形のようなコミカルな動きをする青山さんが魅力的です。
⑰ サリー・シンプソン トミーのコンサートで、熱狂の会場。押しかけるファンのなか、サリー・シンプソンがトミーのバックステージドアに近づこうとして、警備員に見つかり、咎められ、大怪我をしてしまいます。
⑱ おいでよ トミーが中心になり、父母、アーニーおじさん、いとこのケヴィンとともに、僕の家でひとつになろうと歌います。
⑲ サリーの質問 コンサート中に怪我を負ったサリーが松葉杖をつきながら現れ、トミーに対して「どうしたらあなたの一部になれるの?」と歌います。
⑳ We’re Not Gonna Take It 信者たちが三重苦の状態を人工的に作り出して、トミーのように勘でピンボールをプレイしようとするが、そんなことができるはずもなく、信者たちは、「何やってんだ!」と言いながら、その道具を投げ捨て、その場を立ち去ってゆきます。信者たちに暴行されるトミー・・・。このさきは千穐楽を迎えた後に、「詳細レポ」でお伝えします。
☆ Finale/Listening to You 何度観ても感動のシーンです。青山さんの熱唱が、眼に、耳に、そして心に響く、感涙のラストです。