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路上の宝石

日々の道すがら拾い集めた「宝石たち」の採集記録。
青山さんのダンスを原動力に歩き続けています。

◆英語で踊らナイトの青山航士先生Ⅱ(8月26日放送分「うたっておどろんぱ!プラス」)

2006-09-02 02:43:11 | うたっておどろんぱ!プラス
「今日もこーじくんに英語でダンスを教えてもらうんだ~。やっぱり英語で踊らないと(ナイト)~!」とヤル気も充分なおどるくん。「テレビを見るときは離れて見なさい!」普段はそんなふうに子供に声掛けしているはずの青山ファンであるお母さん方も、番組開始直後から身を乗り出したに違いありません。バックに流れる音楽は、「踊り隊」のおにいさんずが昔からおどるくんのダンスレッスン用に使っているものに似ている気がしたのですけれど、「スマート&ジェントルな青山先生」が踊られると、ダンスもフィニッシュポーズの雰囲気もガラリと変わって、全く違う音楽のように聞こえるから不思議です。そして終始おどるくんに向けられる、先生としてのやさしいまなざしも、とても印象的でした~♪

Head、chest、hip・・・、頭から胸、そして腰と順番に動かしてゆく、その動きの流れのなかに、青山さんならではの、身体の真ん中にしっかりと通った揺らがない軸、ビシッと決まってぐらつかない重心(動きの中心点)というものを堪能できた回でした。そしてその軸あるいは重心を中心として、その周囲で自由自在な動きが展開されるのですが、その可動域の広さがとても印象に残ります。どんなに激しく動こうが、そしてその動きのスピードが速かろうが遅かろうが、青山さんの動きには「ブレ」というものがない、これは、きっと「軸」と「重心」の確かさによるものなのかも、今回の青山先生を観ていると、そんなことを強く確信します。今回は、おどるくんへのウォームアップ・レッスンということもあって、かなりゆっくりとしたスピードで見せていただきました。ついこの間観てきた『テネシー・ワルツ』の舞台で堪能してきた、あの「ブレない」動きを、スローモーションで見せてもらっているような感覚で、そういう意味でも嬉涙の回でした。Chestのところでcircleの動きをするときなんかも、腰の真ん中あたりにビシッと決まった中心点にコンパスの針を定めて、柔らかい円を描いているみたい。「円」ということでは、私個人的に思い入れがあるのは、「からだはドラム 2003」、「ムズムズはじけるリズム」の後の間奏部分で、掌をはじめ身体の各所で円を描くようにしながら、3人のおにいさんずが縦一列に並んでいくところです。ここでの青山さんなんて、腰の中心あたりに動きの中心点がバッチリ決まっていて、掌は勿論、身体のあちこちの関節が大小さまざまな円を同時に描くようです。話を元に戻して、hipのright/leftの動きをするときも、衣裳の真ん中にまっすぐ通った緑色の線が微動だにしないことでもよくわかりますが、あの黒いTシャツの中にある青山さんの身体の真ん中にスパッーと通った一筋の軸が見えるかのようです。それなのに、左右両方向に、竹のようにしなるあの柔軟さ!!!

現在中・西日本ツアー中の『テネシー・ワルツ 江利チエミ物語』でも、「どんなに激しく動こうが、ブレない」青山さんの素晴らしいダンスを堪能できます。「スウィート・アンド・ジェントル」は、曲としては「キャリオカ」や「エル・クンバンチェロ」に比べればスローなものですが、身体の真ん中にしっかりと通った軸を中心にして、左右に肩・腕・手を横方向に伸ばし、周囲の空気を撫でるようにくねらせながら、ステップを踏むところがあります。このときの全体的な雰囲気は「スウィート&ジェントル」なことこの上ない感じなのですけれど、その身体の中心に、垂直方向にしっかりと通った軸が絵に描いたようにはっきりと見えるかのようです。そしてラテンな「キャリオカ」や「エル・クンバンチェロ」では、両肩を激しくシェイクする振りがありますが、ここでも青山さんの動きは、もう「!」と「?」の果てしない連続というか、なんと言うか・・・。「わっ、スゴイ!」「どうしてそんな動きできるの?」そんな言葉になるような、ならないような感情がグルグルと渦巻いている感じというのでしょうか。あんなに動いているのに、動きの輪郭がビシッとはっきり明瞭に見えるのです。あまりの鮮やかさに眩暈の感覚すら覚えます。そしてやはりこのときも鍛え抜かれ、絞り込まれた青山さんの身体の真ん中には、絶対に揺らがない一本の軸がしっかりと感じられるのです。「おどろんぱ!」の「ちからいっぱい」などでも、振りは違いますが、両肩を前方向に締めて揺らす振りがありましたよね~♪青山さんの場合には、ラテンの曲に合わせた熱い感情を爆発させたような激しいダンスであっても、子供に教えるために敢えてひとつひとつの動きをゆっくりとしたスピードで見せるダンスであっても、そこには方眼紙の一目盛分の狂いもないような精確さがあって、毎回本当に驚かされます。テレビで観ていてもあんな感じですから、舞台で観たら、もう大変です。公演開催地まで少しぐらい遠くても、ご主人に「エッ、行くの?」と言われても、青山さんのライブな魅力を一度堪能されることをおすすめいたします。

それから、今回の青山先生、英語を話される表情豊かな声がとても印象的でした。前回の「踊り隊」の高らかな笑い声とは打って変わって、「ワルスキーノ」にも通ずる”Hip”の低音。そんな高低自在な、抑揚のある素敵な声の英語で、音楽に、そしてダンスを踊る身体に絶妙な間合いで「あいのて」が入る様子を観ているのは爽快でした!割とピコピコ系の単調な音楽に、青山先生がああやって声で、身体で「あいのて」を入れていくと、「音を楽しめちゃう」から不思議!ああいう掛け声というのは、ダンスレッスンでよくありそうですが、青山さんがやると、声が音楽と身体の動きと一体化してゆくのですよね。日頃はダンスで青山さんの恐るべきリズム感を堪能している私でしたが、発声というのも青山さんのダンスの一部なんじゃないか、と思ってしまったぐらいでした。さきほど「あいのて」と書きましたが、子供にとっても、大人にとっても、外国語としての英語って、最初はある意味、「単なる音」というか、「ノイズ」かもしれませんね。実際おどるくんは、番組内でcircleをsoccerと聞き間違えていました。けれどもそんな「ノイズ」としての英語に、青山先生が身体の動きという「あいのて」を入れると、そんな「ノイズ」としての英語が身体の動きと合わさって、「音楽」になっていく気がしてきます。また逆に、ウォーム・アップ前の(起動前の)身体って、「ノイズ」が溢れた状態かもしれません。あるいは、自分の身体って、自分にとって一番身近な「ノイズ」なのかもしれません。今度はそんな身体に青山先生がリズミカルな英語で「あいのて」を入れながら、身体を動かしていくと、あら不思議!身体の「ノイズ」を意識するというより、身体の音、ダンスを楽しめてしまう気がします。あんなにやさしいまなざしでおどるくんを見つめながら、たったの数分で、同局の他の子供向け音楽番組のコンセプトとも連携して、お茶の間の空間に、ダンスのよろこび、カラダのよろこびまで伝授してしまった「英語で踊らナイトの青山航士先生」。やはり「ただ者ではない方」でしたね、私もへーまさんに激しく同感です。

◆「一週間にたったの5分間」が秘める可能性(8月12日放送分「うたっておどろんぱ!プラス」)

2006-08-16 03:02:03 | うたっておどろんぱ!プラス
「ダンスはこころのエネルギー」新ヴァージョンで、「いっしょにおどってみよ~か~ん」とダンスの世界にいざなってくれるはずたった「踊り隊」のおにいさんたちと燃え尽きる夢は破れたものの、「おどろんぱ!」らしさがギュッと詰め込まれた今回の放送に、出演者の皆様・制作の方々の熱意と、5分間が秘める新しい可能性を感じました。「短いっ!」のには変わりはないし、ついついおにいさんずに期待しがちな「ハイレベルなダンス」が少なかったのも確か。それにもかかわらず、見終わった後の、このとてもすがすがしい感覚、後味の良さは、何なのでしょうか。一言でいってしまえば、いつも6時10分をさしているあの時計と、皆さんがとびだしてくるあの土管のある「広場」の魅力が、「5分」という、簡単に「制限」になりうる枠のなかで、様々な意味で引き出されていたということかもしれません。それでは、その「広場」の魅力、すなわち「おどろんぱ!」らしさ、とは一体どんなものでしょう。以下、番組の展開に沿って考えてみました。いつものように私あゆあゆの、独断と偏見に満ちた個人的見解であることをお断りしておきます。


「あ~、誰か教えてくれないかな~、ダンスゥ~」と冒頭からひとり悶々としているおどる君。今回は、一体どなたのレッスン?と思っていたら、なんと本邦初公開、「踊り隊」3人組ヴァージョン、あおっち、てるっち、もりっちの皆々様!あおっちさん、もりっちさんは、約1年7ヶ月ぶりの御登場。ご本人達は「三十路」なんておっしゃっていましたが、何をおっしゃいます、あの眩しい笑顔と発達した大腿筋は健在!しかも「元祖三人娘」の方々もビックリされるであろう、よりヴィヴィッドな色調になったTシャツもジーンズの短パンにしっかりインにして、前回よりキラリン度倍増、とってもお似合いです。さらに「さぶ~~い」ギャグにおいては、時間は大幅短縮なのに、プラスプラスのヴァージョンアップ。冒頭の「パオーン」から、最後の電子レンジ「チン」まで、ウチの二人の息子たちと大ウケでした。最高だったのは、もりっちさんの2回目の「どっすん」、そして「音楽スカート!」の後の「いや~ん」、「あは~ん」の後で、何故かかすかに揺れるもりっちさん。何度見ても吹き出します。

ここで、我家のリビングルームの様子を。おにいさんがたには失礼な物言いかもしれませんが、あの立派な太ももに少々食い込んでいるジーンズ地の「短パン」と、さぶ~~いギャグに象徴される文化は、息子たちにとっては、かなり「異文化度」が高い。お母さん方にはかなり懐かしく愛着のある代物ではあるのですがね・・・。しかしながら、この「異文化度」がタマラナイのか、息子たちは、「キモ~~イ」を連発しながらも、笑い転げておりました。「キモ~イ」ながらも「気持ちがよい」のでしょうね、「踊り隊」のおにいさんずの「思う壺」にすっかりハマる、息子たち。「さぶ~~い」と言いながら、最後にはおにいさんずのキメッのポーズを密かにやりたくなってしまう、おどるくんのあの反応と同じですね。そして「踊り隊」の「マンモスおかぴ~モード」にすっかり同調しているテレビの前のお母さん(私)・・・。

ところで、あの間の取り方といい、あのノリは、あのお三方にしかできないものだわ、とさぶ~~いギャグに大受けしつつ、感心しながら、もしかしてお次は、「ダンスはこころのエネルギー」の新ヴァージョン?なんて期待していたのは、私だけではなかったはず。・・・ですが、今週の1曲は、初期「おどろんぱ!」の名曲、「だれかがよんでるよ」の新ヴァージョンでした。お次は「あの曲」と決めてかかっていたこともあり、イントロ部分が耳に入った瞬間は、ちょっと意外で、ほんの少しがっかりもした、というのが正直なところです。しかしながら、派手な小道具やセットはないのに、夏の夕方のようなほんわりとしたオレンジ色の照明の中で、平成版「夕焼け小焼け」を思わせるようなストーリーが、絵本のページを一枚一枚めくるように展開されるのを観ていたら、そんな「期待はずれ」のことはどうでもよくなってしまいました。曲が終わる頃には、思わず微笑みながら、テレビの前ですっかり和んでいる私がおりました。今回は、いわゆる「ダンス」で見せるのではなく、敢えて「身振り」を満載したストーリー仕立ての作品に仕上がっていましたが、そのことが逆に、この曲の歌詞のよさを引き出していたような気がします。そしてこんな試みは、各方面でそれぞれ活躍されて経験を積まれている、出演者の皆様でなくてはできないもののような気がして、限られた制作時間のなかで、見事な調和を見せながら、こんな作品を作ってくださる心意気に、ファンはすっかりうれしくなってしまいました。「踊り隊」といい、この曲といい、個性豊かな皆様が広場に集まってきて、息もピッタリに奏でられるハーモニーに、心を奪われました。ついつい「おどろんぱ!」おにいさんずには、「ハイレベルダンス」を期待してしまう自分がいるのですが、この曲には、こんな見せ方がぴったりだったのかもしれないし、たまにはこんな仕上がりの曲も新鮮味があってよいですね。

また今回は終始カメラワークがよかったと思います。青山さんをはじめ、皆様のいきいきとした素敵な表情が印象的な作品でしたが、それをただ過剰なアップだけで撮るのではなくて、身体全体の動きのなかで楽しむことができました。また曲の世界がいきいきと伝わってくるような、歌詞や振りの展開に伴う切り替えのタイミング・アングルもよかったように思えました。冒頭のひとみちゃんがお散歩しながら登場してくるところに始まり、「あそぼあそぼ」のところで照井さんが絶妙なタイミングで土管の上に滑り込んでくるところの撮り方なんて、よかったですよね。土管で「あそぼあそぼ」と歌うおにいさんずは、まるで鳩時計から急に飛び出してきて、瞬く間に引っ込んでしまうおもちゃの鳩みたいで、ひとみちゃんがとっても素敵な表情で歌う「ちいさなこえ ちいさなこえ どこだろう」のドキドキワクワク感が伝わってきます。そして「とりのこえ」、「さんりんしゃ」、「みずたまり」のところの三者三様の表現も、やさしさを感じるカメラワークとともに、皆様の持ち味が最大限に引き出されていました。変化に富んだ「身振り」を生かした振付と、それを個性豊かに演じ分けるお三方によって、「とりのこえ→さんりんしゃ→みずたまり」という動きの流れに、ゆるやかなクレシェンド記号が見えるかのようです。青山さんが「みずたまり」を飛び越えてくるところ(ここに関しては言いたいこといっぱいなのでまた別の機会に・・・)、さらには青山さんのバク転の後、ちょっと曲調が変わっていくところなど、音楽とともに動きが感じられるカメラワークが、とっても心地がよくて、振りを活き活きと伝えていたような気がします。

そして先ほどこの曲について「平成版 夕焼け小焼け」と書きましたが、「夏休みも半ばになった、ある日の夕方の出来事」という状況下、多くの視聴者が共感しやすかったり、懐かしいなと思えるようなストーリーが、観る者が想像の世界で遊べるような形で、展開されていました。歌詞の世界がグンと広がっていて、素敵でした。特筆すべきが、「ちょっとよりみちして いっしょにうたっちゃおう」から間奏に入るところ。歌詞がないにもかかわらず、見事に「よりみち」のストーリーが膨らんでいたし、かくれんぼのオニさんが待ちくたびれてお昼寝しちゃったはずなのに、それがいつの間にか、朝の風景をイメージさせる絵になっている・・・。でも、これは本当に朝になってしまったわけではなくて、たくさん遊んで疲れちゃった子供が、夢のなかで、楽しかった今日の一日を、朝の出来事から思い出している、ということなのでしょうか。明日も一日何して遊ぼうかな~、なんて夢を見ながら、眠りにつくような瞬間を見せてくれたような気がするのですよね。青山さんが、びっくりして眼を覚ましたのは、まるで自分が見ている楽しい夢の世界にひょっこり入り込んだようなイメージでした。青山さんたちの動きによって、「夕焼け小焼けで日が暮れて」、「お手々つないでみな帰ろう」の頃から「小鳥が夢を見るころ(♪夕焼け小焼け♪)」までの風景がストーリーになって、「だれかがよんでるよ」の歌詞に、見事に重ねられているような感じとでも言えるでしょうか。そして最後は、「あしたはなにがあるのかな(♪めぐりあいっていいね♪)」的な明日への期待感も感じられて、おもしろかったですよね。「だれかがよんでるよ」の曲を耳だけで聞いていたら、こんなふうにこの曲のイメージは膨らむことはないかもしれないし、振りのつけ方によっては、全く別の雰囲気が生まれたかもしれない。今回の「だれかがよんでるよ」は、「夕焼け小焼け」的世界によって、「夏休みの夕方」というテレビの前のお茶の間の季節感や生活感とどこかでつながっているような気がして、「広場」との距離感も縮まった気がしたのかもしれません。

おそらく、今回のような曲の場合、見せ方によっては、一歩間違うといかにも甘ったるくて見る側がいても立ってもいられなくなってしまったり、逆に強要される子供らしさに何の感興も感じ取れない方向に導かれてしまう可能性があると思うのですが、青山さんたちが踊ってくれると、素敵な歌詞の世界をストレートにこちらに投げてくれるので、観ている方も安心して、何の恥ずかしげもなく、素直に自分自身の体験と照らし合わせながら、曲の世界で遊ぶことができます。「うたっておどろんぱ!」のポエムの世界の魅力は、こんなところにあるんじゃないか、といつも思っています。一つの曲の楽しみ方にしても、15分版ですと、曲によっては、その前後の番組展開の流れの中で、曲の世界を楽しむということがあったと思いますが、「プラス!」になってからは、ある意味、「一曲勝負」というところがありますよね。さりげなく自然体で余裕を持って、いきいきと見せられるのは、経験を積まれた今現在の皆様だからこそなせる業のような気がするのです。2分あるかないかの一つの曲ですが、まるで一冊の絵本を一ページ一ページそっとめくり、ストーリーを追ってゆくような、そんな楽しみかたのできる今回の仕上がりに満足です。

確かに「踊り隊」の後、「ダンスはこころのエネルギー」新ヴァージョンで燃え尽きるのも一つの選択肢であったのかもしれません。そして「おどろんぱ!」の一番の魅力である、おにいさんたちのハイレベルなダンス!で激走する5分間を、ファンが心の底から切望しているのは、確かな事実です。しかし、「笑い」の前半と「ポエム」な後半でガラリと雰囲気が変わり、よい意味での「落差」、振れ幅の大きさを感じさせてくれたところ、これもとても「おどろんぱ!」らしさです。密度の高い前半・後半によって構成される5分間が秘める可能性を十分示してくれた回でもありました。「踊り隊」の「笑い」も、素敵な歌詞の世界を雄弁な身体の動きでストレートに投げてくれる「ポエム」の世界も、180度正反対のところに位置するようですが、どちらも「おどろんぱ!」の魅力で、こんな水と油のような魅力が溶け合っている世界が、あの「広場」であるという気がします。そして何をするにしても、「あ・うんの呼吸」でやってのけてしまう出演者の皆様を観ているのは、何にも増して、心地がよいです。これからも、愛情のこもった新作、期待しております。