「今日もこーじくんに英語でダンスを教えてもらうんだ~。やっぱり英語で踊らないと(ナイト)~!」とヤル気も充分なおどるくん。「テレビを見るときは離れて見なさい!」普段はそんなふうに子供に声掛けしているはずの青山ファンであるお母さん方も、番組開始直後から身を乗り出したに違いありません。バックに流れる音楽は、「踊り隊」のおにいさんずが昔からおどるくんのダンスレッスン用に使っているものに似ている気がしたのですけれど、「スマート&ジェントルな青山先生」が踊られると、ダンスもフィニッシュポーズの雰囲気もガラリと変わって、全く違う音楽のように聞こえるから不思議です。そして終始おどるくんに向けられる、先生としてのやさしいまなざしも、とても印象的でした~♪
Head、chest、hip・・・、頭から胸、そして腰と順番に動かしてゆく、その動きの流れのなかに、青山さんならではの、身体の真ん中にしっかりと通った揺らがない軸、ビシッと決まってぐらつかない重心(動きの中心点)というものを堪能できた回でした。そしてその軸あるいは重心を中心として、その周囲で自由自在な動きが展開されるのですが、その可動域の広さがとても印象に残ります。どんなに激しく動こうが、そしてその動きのスピードが速かろうが遅かろうが、青山さんの動きには「ブレ」というものがない、これは、きっと「軸」と「重心」の確かさによるものなのかも、今回の青山先生を観ていると、そんなことを強く確信します。今回は、おどるくんへのウォームアップ・レッスンということもあって、かなりゆっくりとしたスピードで見せていただきました。ついこの間観てきた『テネシー・ワルツ』の舞台で堪能してきた、あの「ブレない」動きを、スローモーションで見せてもらっているような感覚で、そういう意味でも嬉涙の回でした。Chestのところでcircleの動きをするときなんかも、腰の真ん中あたりにビシッと決まった中心点にコンパスの針を定めて、柔らかい円を描いているみたい。「円」ということでは、私個人的に思い入れがあるのは、「からだはドラム 2003」、「ムズムズはじけるリズム」の後の間奏部分で、掌をはじめ身体の各所で円を描くようにしながら、3人のおにいさんずが縦一列に並んでいくところです。ここでの青山さんなんて、腰の中心あたりに動きの中心点がバッチリ決まっていて、掌は勿論、身体のあちこちの関節が大小さまざまな円を同時に描くようです。話を元に戻して、hipのright/leftの動きをするときも、衣裳の真ん中にまっすぐ通った緑色の線が微動だにしないことでもよくわかりますが、あの黒いTシャツの中にある青山さんの身体の真ん中にスパッーと通った一筋の軸が見えるかのようです。それなのに、左右両方向に、竹のようにしなるあの柔軟さ!!!
現在中・西日本ツアー中の『テネシー・ワルツ 江利チエミ物語』でも、「どんなに激しく動こうが、ブレない」青山さんの素晴らしいダンスを堪能できます。「スウィート・アンド・ジェントル」は、曲としては「キャリオカ」や「エル・クンバンチェロ」に比べればスローなものですが、身体の真ん中にしっかりと通った軸を中心にして、左右に肩・腕・手を横方向に伸ばし、周囲の空気を撫でるようにくねらせながら、ステップを踏むところがあります。このときの全体的な雰囲気は「スウィート&ジェントル」なことこの上ない感じなのですけれど、その身体の中心に、垂直方向にしっかりと通った軸が絵に描いたようにはっきりと見えるかのようです。そしてラテンな「キャリオカ」や「エル・クンバンチェロ」では、両肩を激しくシェイクする振りがありますが、ここでも青山さんの動きは、もう「!」と「?」の果てしない連続というか、なんと言うか・・・。「わっ、スゴイ!」「どうしてそんな動きできるの?」そんな言葉になるような、ならないような感情がグルグルと渦巻いている感じというのでしょうか。あんなに動いているのに、動きの輪郭がビシッとはっきり明瞭に見えるのです。あまりの鮮やかさに眩暈の感覚すら覚えます。そしてやはりこのときも鍛え抜かれ、絞り込まれた青山さんの身体の真ん中には、絶対に揺らがない一本の軸がしっかりと感じられるのです。「おどろんぱ!」の「ちからいっぱい」などでも、振りは違いますが、両肩を前方向に締めて揺らす振りがありましたよね~♪青山さんの場合には、ラテンの曲に合わせた熱い感情を爆発させたような激しいダンスであっても、子供に教えるために敢えてひとつひとつの動きをゆっくりとしたスピードで見せるダンスであっても、そこには方眼紙の一目盛分の狂いもないような精確さがあって、毎回本当に驚かされます。テレビで観ていてもあんな感じですから、舞台で観たら、もう大変です。公演開催地まで少しぐらい遠くても、ご主人に「エッ、行くの?」と言われても、青山さんのライブな魅力を一度堪能されることをおすすめいたします。
それから、今回の青山先生、英語を話される表情豊かな声がとても印象的でした。前回の「踊り隊」の高らかな笑い声とは打って変わって、「ワルスキーノ」にも通ずる”Hip”の低音。そんな高低自在な、抑揚のある素敵な声の英語で、音楽に、そしてダンスを踊る身体に絶妙な間合いで「あいのて」が入る様子を観ているのは爽快でした!割とピコピコ系の単調な音楽に、青山先生がああやって声で、身体で「あいのて」を入れていくと、「音を楽しめちゃう」から不思議!ああいう掛け声というのは、ダンスレッスンでよくありそうですが、青山さんがやると、声が音楽と身体の動きと一体化してゆくのですよね。日頃はダンスで青山さんの恐るべきリズム感を堪能している私でしたが、発声というのも青山さんのダンスの一部なんじゃないか、と思ってしまったぐらいでした。さきほど「あいのて」と書きましたが、子供にとっても、大人にとっても、外国語としての英語って、最初はある意味、「単なる音」というか、「ノイズ」かもしれませんね。実際おどるくんは、番組内でcircleをsoccerと聞き間違えていました。けれどもそんな「ノイズ」としての英語に、青山先生が身体の動きという「あいのて」を入れると、そんな「ノイズ」としての英語が身体の動きと合わさって、「音楽」になっていく気がしてきます。また逆に、ウォーム・アップ前の(起動前の)身体って、「ノイズ」が溢れた状態かもしれません。あるいは、自分の身体って、自分にとって一番身近な「ノイズ」なのかもしれません。今度はそんな身体に青山先生がリズミカルな英語で「あいのて」を入れながら、身体を動かしていくと、あら不思議!身体の「ノイズ」を意識するというより、身体の音、ダンスを楽しめてしまう気がします。あんなにやさしいまなざしでおどるくんを見つめながら、たったの数分で、同局の他の子供向け音楽番組のコンセプトとも連携して、お茶の間の空間に、ダンスのよろこび、カラダのよろこびまで伝授してしまった「英語で踊らナイトの青山航士先生」。やはり「ただ者ではない方」でしたね、私もへーまさんに激しく同感です。
Head、chest、hip・・・、頭から胸、そして腰と順番に動かしてゆく、その動きの流れのなかに、青山さんならではの、身体の真ん中にしっかりと通った揺らがない軸、ビシッと決まってぐらつかない重心(動きの中心点)というものを堪能できた回でした。そしてその軸あるいは重心を中心として、その周囲で自由自在な動きが展開されるのですが、その可動域の広さがとても印象に残ります。どんなに激しく動こうが、そしてその動きのスピードが速かろうが遅かろうが、青山さんの動きには「ブレ」というものがない、これは、きっと「軸」と「重心」の確かさによるものなのかも、今回の青山先生を観ていると、そんなことを強く確信します。今回は、おどるくんへのウォームアップ・レッスンということもあって、かなりゆっくりとしたスピードで見せていただきました。ついこの間観てきた『テネシー・ワルツ』の舞台で堪能してきた、あの「ブレない」動きを、スローモーションで見せてもらっているような感覚で、そういう意味でも嬉涙の回でした。Chestのところでcircleの動きをするときなんかも、腰の真ん中あたりにビシッと決まった中心点にコンパスの針を定めて、柔らかい円を描いているみたい。「円」ということでは、私個人的に思い入れがあるのは、「からだはドラム 2003」、「ムズムズはじけるリズム」の後の間奏部分で、掌をはじめ身体の各所で円を描くようにしながら、3人のおにいさんずが縦一列に並んでいくところです。ここでの青山さんなんて、腰の中心あたりに動きの中心点がバッチリ決まっていて、掌は勿論、身体のあちこちの関節が大小さまざまな円を同時に描くようです。話を元に戻して、hipのright/leftの動きをするときも、衣裳の真ん中にまっすぐ通った緑色の線が微動だにしないことでもよくわかりますが、あの黒いTシャツの中にある青山さんの身体の真ん中にスパッーと通った一筋の軸が見えるかのようです。それなのに、左右両方向に、竹のようにしなるあの柔軟さ!!!
現在中・西日本ツアー中の『テネシー・ワルツ 江利チエミ物語』でも、「どんなに激しく動こうが、ブレない」青山さんの素晴らしいダンスを堪能できます。「スウィート・アンド・ジェントル」は、曲としては「キャリオカ」や「エル・クンバンチェロ」に比べればスローなものですが、身体の真ん中にしっかりと通った軸を中心にして、左右に肩・腕・手を横方向に伸ばし、周囲の空気を撫でるようにくねらせながら、ステップを踏むところがあります。このときの全体的な雰囲気は「スウィート&ジェントル」なことこの上ない感じなのですけれど、その身体の中心に、垂直方向にしっかりと通った軸が絵に描いたようにはっきりと見えるかのようです。そしてラテンな「キャリオカ」や「エル・クンバンチェロ」では、両肩を激しくシェイクする振りがありますが、ここでも青山さんの動きは、もう「!」と「?」の果てしない連続というか、なんと言うか・・・。「わっ、スゴイ!」「どうしてそんな動きできるの?」そんな言葉になるような、ならないような感情がグルグルと渦巻いている感じというのでしょうか。あんなに動いているのに、動きの輪郭がビシッとはっきり明瞭に見えるのです。あまりの鮮やかさに眩暈の感覚すら覚えます。そしてやはりこのときも鍛え抜かれ、絞り込まれた青山さんの身体の真ん中には、絶対に揺らがない一本の軸がしっかりと感じられるのです。「おどろんぱ!」の「ちからいっぱい」などでも、振りは違いますが、両肩を前方向に締めて揺らす振りがありましたよね~♪青山さんの場合には、ラテンの曲に合わせた熱い感情を爆発させたような激しいダンスであっても、子供に教えるために敢えてひとつひとつの動きをゆっくりとしたスピードで見せるダンスであっても、そこには方眼紙の一目盛分の狂いもないような精確さがあって、毎回本当に驚かされます。テレビで観ていてもあんな感じですから、舞台で観たら、もう大変です。公演開催地まで少しぐらい遠くても、ご主人に「エッ、行くの?」と言われても、青山さんのライブな魅力を一度堪能されることをおすすめいたします。
それから、今回の青山先生、英語を話される表情豊かな声がとても印象的でした。前回の「踊り隊」の高らかな笑い声とは打って変わって、「ワルスキーノ」にも通ずる”Hip”の低音。そんな高低自在な、抑揚のある素敵な声の英語で、音楽に、そしてダンスを踊る身体に絶妙な間合いで「あいのて」が入る様子を観ているのは爽快でした!割とピコピコ系の単調な音楽に、青山先生がああやって声で、身体で「あいのて」を入れていくと、「音を楽しめちゃう」から不思議!ああいう掛け声というのは、ダンスレッスンでよくありそうですが、青山さんがやると、声が音楽と身体の動きと一体化してゆくのですよね。日頃はダンスで青山さんの恐るべきリズム感を堪能している私でしたが、発声というのも青山さんのダンスの一部なんじゃないか、と思ってしまったぐらいでした。さきほど「あいのて」と書きましたが、子供にとっても、大人にとっても、外国語としての英語って、最初はある意味、「単なる音」というか、「ノイズ」かもしれませんね。実際おどるくんは、番組内でcircleをsoccerと聞き間違えていました。けれどもそんな「ノイズ」としての英語に、青山先生が身体の動きという「あいのて」を入れると、そんな「ノイズ」としての英語が身体の動きと合わさって、「音楽」になっていく気がしてきます。また逆に、ウォーム・アップ前の(起動前の)身体って、「ノイズ」が溢れた状態かもしれません。あるいは、自分の身体って、自分にとって一番身近な「ノイズ」なのかもしれません。今度はそんな身体に青山先生がリズミカルな英語で「あいのて」を入れながら、身体を動かしていくと、あら不思議!身体の「ノイズ」を意識するというより、身体の音、ダンスを楽しめてしまう気がします。あんなにやさしいまなざしでおどるくんを見つめながら、たったの数分で、同局の他の子供向け音楽番組のコンセプトとも連携して、お茶の間の空間に、ダンスのよろこび、カラダのよろこびまで伝授してしまった「英語で踊らナイトの青山航士先生」。やはり「ただ者ではない方」でしたね、私もへーまさんに激しく同感です。