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還暦ホノルルマラソンを夢見て

メタボを改善し、還暦から新しい人生目指して、あくなきチャレンジをブログります。

多摩川の黒い道(その2)

2020年06月24日 | ハーフマラソンぐらい
 さあ、いよいよ炎天下の中、無謀な?挑戦が始まりました。速そうな兄さんたちが軽快に走ります。あやパパも走っていますが、みんなは、どんどん遠ざかります。最初の1kmのラップは5分30秒/kmだったのに。皆さんは4分台前半?。まあ、人の事はどうでも良いです。今回は、”参加する事”で、もう目的は達成しているチャレンジなのですから。

 それでも、最初の出足は良くて、だいぶ走っても軽快な感じなので、「これは、ハーフの自己ベストを多摩川に刻んでやるぜ!」とばかりにテンションが上がります。気温は27℃、折り返し地点の水で生き返ります。この多摩川マラソン大会は、田園都市線から下流を見てすぐのところをスタート地点として、国道246号の下を通り、高圧線を2つ潜って2.5kmで折り返し。往復5kmのコースを4周します。端数は最初に国道246手前までで一回折り返して、調整します。

 最初の折り返し(2.5km+端数1.1km)に行くまでに、早い人とすれ違います。往復コースの無情感です。特に、1番手のショッキングオレンジの超特急兄さんは格別です。4週走る中で、何回、この人に抜かされるんだろう?とか、思ったり。あやパパは最後尾ですから、速い兄さん達は、”こいつは、周回遅れで追い抜いてやるぜ!”との気合いが伝わります。あやパパは、もうどんどん追い抜いてくだされ。参加目標達成しているので気が楽です。制限時間は5時間とのことなので、最初から歩いても大丈夫な時間。完走目標、あわよくば自己新記録。のノリです。

 折り返し地点では、スタッフの人があやパパが最後尾と、もう判っていて、”ガンバー”と声援。嬉しいなー。水とポカリを交互に飲んで、スタート地点を目指します。さて、このコースですが砂利道が、踏み固められて硬くなった感じの”黒い道”になっています。いつも走る、桂川なんかは全てアスファルト。夏の日差しのアスファルトも大変ですが、微妙に凸凹あり、昨日からの雨でできた水たまりありの、この環境も暑さと共に体力を奪います。マラソン大会に参加していない、市民ランナーが上半身裸で結構走っています。お体も、ムキムキ。人に見てもらいたい年頃ですかね。お姉さんがビキニで走っていたら、あやパパも元気が出ますが、兄ちゃんの体見ても余計に疲れる感じがしますねー。

 疲れた理由は沢山ありますが、やはり、暑さ。会場で鯖江市のサングラスメーカーさんが走る時にお試しで使って下さいと、2万円のカッコいいサングラスをお借りして掛けていたので、強烈な紫外線を幾らかはガードしていましたが、首筋から、腕から、そして、後から調べてら一番やられたのが”ふくらはぎ”です。真っ赤になってしまいました。ズボン履くのも痛いぐらい。

 と、言う事で2周目にして早くもダウン。それからは、息継ぎしながら走る有様。そして、何回か、オレンジ特急に抜かされ、2周目終わり直前に、さらに抜かされ、オレンジ特急氏は1時間ちょっとでゴール。1番。凄すぎです。その直後、ゴールテープがヒラヒラしているその横を、”あと2周ですー頑張ってー”と声を掛けられたあやパパは、なんか虚しさを感じながら、3周目に突入。

 あとで、判ったのですが、この日はやはり暑くて、相当早いランナーの皆さんもリタイヤした人が何人かおられた様です。あやパパは、4000円払ってやっているんだから、完走ぐらいしないとダメじゃん。このブログにも、リタイヤでした。なーんてのはカッコ悪くて書けません。なのでひたすら、スローペースで駆け続けます。

 しかし、暑いです。スタート地点と折り返しの給水ポイントの恋しいことと言ったらありません。国道246の高架下が少しだけ日陰になっています。近所のおばちゃんが自転車で来ていて、ケンタッキーのアイスコーヒーを飲もうとしています。もう、その旨そうなこと!。よーし、終わったらケンタッキーで豪華にやってやるぜ。きっと、やるぞ。必ずやるぞ〜。ひもじい時に、うまいもの見たらもう、それ事しか何も考えられません。と言う事で、脳味噌がアイスコーヒーで満たされました。3周目以降は字数の関係で次回にて。

  黒き道 多摩の流れに 寄り添いて 水をかけるも 灼熱試練 
                           あやパパ  


多摩川の黒い道(その1)

2020年06月22日 | ハーフマラソンぐらい
  皆さん、こんにちは。良い週末をお過ごしだったでしょうか。あやパパは、多摩川(二子玉川の対岸、神奈川県側)で開催されました、”第13回スポーツメイトラン二子新地多摩川河川敷マラソン大会”のハーフマラソンに参加しました。よって6月の目標は、2つまでクリアとなりました。(6月1日の目標再掲)

 ★ 1.どこかの大会にこっそり参加して、まずハーフで、どこまでやれるか確認(参加が目標、記録関係なし)。
 ★ 2.ハーフ2時間30分を切る。そのために、10kmを1時間以内で走る(これが、結構重たい感じ)
  3.停滞している体重を5kg落とす。(ここで書いたら、間違いなくやるです。はい。)

なんと、体重減が一番簡単かと思いきや、全然痩せません。あと9日間、ジタバタしてみますが、、、うーん。

 まあ、やれることは、みんなやって見て、それから、また考えよ。です。

 走ったのは土曜日で、朝起きると昨日の雨が嘘の様な素晴らしい快晴の土曜日です。天気とは反対に、暑い中、走れるかどうかの不安が先立ちます。ネガティブあやパパが”こんな日に走ったら熱中症になって倒れてしまうぞー。やめとけー、やめとけー”と頭の中で大合唱です。でも、雨がジャンジャン降っていても、やるつもりだし、今回を逃したら、6月の目標として、実現はもう不可能です。51%でやる気が勝ち。いざ、出発。

 久しぶりに乗る田園都市線の各駅停車で二子新地駅に到着。とりあえず何か食べようと思い、駅の横にある”珈琲館”さんでモーニングを注文して準備です。この前、珈琲の事をブログったので、いつもより味わいながら頂きました。これが数時間後には、みんな汗になってしまうのだろうなー。と、思いつつ。

 何にも無い(失礼)、二子新地で降車するのは、ほぼ初めてです。会場は、駅から10分ほど歩いた河川敷。対岸に楽天ビルとかが、”こっちは都会”と言いたげです。こちらには、アマゾンの倉庫がありますがねー。夏至を明日に控えた、容赦なき日差しを遮るモノは何もありません。うーん、ここでハーフ走るのね。会場を見ただけで、さっきのコーヒーが冷や汗になって出る気がしました。しかし、もうやるしかありません。

 エントリーの前に、体温チェック。OK。ゼッケンと計測タグをもらい、準備OK。ハーフマラソンの参加者は20名。青いゼッケン。うーん、皆さん百戦練磨のランナーみたい。ひょっこは、あやパパだけ?でも、”ここを走るのが
初めての方は手を挙げてー”と、お姉さんが言うと3割ぐらいが挙手。数少ない大会を目指して来た強者ですかね。
ちなみに、30kmのエントリーは3名。全員表彰。こんな日に30km走るんだから表彰も肯けます。

 スタートが近づきます。ラジオ体操とか、やるのかと思いきや、各自それぞれの準備。うむむ。シローとポィ、ラジオ体操なんかは、クローとの世界には無縁なのかー。変なところで感心。水墨画の世界。早そうな人がやっている屈伸なんかをこっそり真似するあやパパもなんちゃって準備OK。”皆さーん、スタート1分前ですー。集合くださーい。”の声(写真)。いよいよです。自信がないので、後ろの方でスタンバリます。”5秒前、4、3、2、1、スタートーぉ”。

 では、行って来ます。詳細は、次回。暑いーです。

 電車から いつも見慣れた 景色とは おもえなきかな われのゆく道
                             あやパパ 


悲しみの中で

2020年06月16日 | ハーフマラソンぐらい
 今日はなんと、朝、3時半に起きて(昨日は21時にもう爆睡&酒なし)4時25分の日の出から、桂川ハーフマラソンコースを走ってきました。ピューん道に出るまでは、ランナーに一人も合わず。信号は一文橋(乙訓橋)も含めて全て青。車もほとんどいないし、さすが早朝。ご機嫌のRUNです。温度も24℃でまあまあ、息も切れません。実に調子良く走っていたら、、、

 鴨川、ピューん道の中頃にある、成長が楽しみだったタチアオイの花が写真の通りの悲惨なお姿に。折角、梅雨を呼び、雨に重ねた季節の姿があったものを、可哀想に、なんでこんなにしてしまうのでしょうか。花にも心があることを知らぬ輩でなければ、できない、あさましい所業です。

 折角、調子良く此処まで来たのに、ショックです。このボログに出そうと写真を撮っていたら、タチアオイさんが、”あやパパ、私はもうダメだけども、ホノルル向けてずっと応援しているからね。”と、言ってくれたような気がしました。さらに、泣けました。

 タチアオイさんの力を頂いてか、嵐山・渡月橋までのハーフは、2時間30分で走る事ができました。6月の目標の

  1.どこかの大会にこっそり参加して、まずハーフで、どこまでやれるか確認(参加が目標、記録関係なし)。
 ★2.ハーフ2時間30分を切る。そのために、10kmを1時間以内で走る(これが、結構重たい感じ)
  3.停滞している体重を5kg落とす。(ここで書いたら、間違いなくやるです。はい。)

を実現できました。後2つありますが、、、
 
 タチアオイさん、5月25日(音楽のちから)の君の無限の美しさは、永遠をまとい久しくデジタル空間の中で生き続けるからね。6月1日(ハーフマラソン修行 2時間30分を目指して(その1))では、半分まで咲いた君の姿は、命生きる鼓動を走り去る季節の足音として聴かせてくれました。梅雨の終わりを告げる君の姿を見ることができない残念さは、もう、あやパパだけでなく大勢の心ある人たちも同じです。

 どうか、心なき人間の業を許しておくれ。あやパパの中にでは、梅雨明けの知らせに、頑張った君の姿を重ねて見るからね。君は毎回、ここを走る、あやパパを、見ていて下さい。ホノルルの空に連れて行ってあげるからね。

 梅雨の空 想い届かず 行く君の 姿追いかけ 道はつづかん  あやパパ



たたらぎダム湖マラソン一人旅 (その3:お試し大会の後編)

2020年06月08日 | ハーフマラソンぐらい
 今日は義務的に田んぼの草刈りです。3年間放置の草ボウボウの田んぼ(40m×30m×二枚)。ススキの株がひとかかえぐらいの大物になっていてそんなのが50株ぐらいもあります。もっとかな?親父ゆずりのヤンマーの草刈機の切れ味をお見舞いしてやるぜ!。といきゴンで成敗開始。もう、大変です。一株始末するのに、1分ぐらい掛かることも。もちろん、普通の草も無数に生えていて、、、永遠を感じました。やり始めて、ほぼハーフマラソン走る2時間15分掛かりました。

 この作業、結構汗だくの作業なのでどのくらいの体力消費なのか、GAMIN ForeAthlete 45で計測。作業中の平均心拍は110ぐらい。最大で115。全然大した事ないですが、草刈りなので麦わら帽子に、破片飛散対策ゴーグル、長袖、長ズボン、長靴そして、草刈機。で重装備、走るのとは種類の違う汗をかきました。汗の量は同じかも。今日も”ビールが飲んでくれー”と騒いでたので、汗の分、美味しく頂きました。

 さて、草刈りの話では、ありませんでしたね。たたらぎダム湖マラソン。ササユリ坂を懸命に登ります。まだ走り始めなので、なんとか越える事ができますが、こんなのが終盤にあったりすると白旗挙げます。強烈。白旗にはもちろんササユリの絵が描いてありますね。はい。

 ササユリ坂を越えると、その努力に報いるように、ダム湖が姿を現します(写真)、袋小路から開放された気分になります。爽やかです。ここが、昨日のコース図での第一給水ポイントです。ササユリ坂は、厳しいので、クリアできると、後はなんとかなるとの不思議な力を授けられます。皆さんも、車でなくて、自分の足で登られる事をお勧めです。

 ここから、まずは2.5kmぐらいにあるトンネルを目指しますが、問題が一つあります。なんだと思いますか?スマホの電波が入らなくなります。あやパパは、インターネットの音楽かけっぱなしで走るのですが、今回も気合入れてビートの効いた音楽で。と思っていたら、すっかり電波届かない事を忘れていました。2kmぐらいでプツンです。

 それでも、今回は”シェームバス”収容とならない為に、もう、音楽があろうがなかろうが、遅く走った理由にはならじと、気合入れて行くだけです。(本当は音楽があったら、後、5分は短縮できたと、言い訳にしよう。)と思っているとトンネルに近づきます子供の日に走った時は、このトンネルの入り口で二十歳ぐらいのお姉さん2人が散歩をしていて、後ろから走って近づくと、(向こうが気がつくのが遅い)ビックリして化け物に会ったような対応をされました。美人が台無しですよ。ソーシャルディスタンス×3ぐらいの距離開けたのにね。そんな、姉さんたちも今回はいません。ちなみに、全工程でコースに一人もいません。会いません。車は10台ぐらいすれ違い、抜かされました。

 ハーフマラソンコース独り占めの走りは、続きます。300mぐらいのトンネル(とても寂しい、暗い、寒い)を抜けると、次は奥多々良木発電所を目指します。地上には変電設備があり、発電所本体は100m下の地下に作られています。まあ、皆さん見学に来られたら良いですよ。これ見たら、人類文明の凄さが分かります。夏の暑い日がお勧めです。フル稼働してます。

 発電所を抜けると、緑が丘キャンプ場があります。前回は、コロ禁で閉鎖だったのが、今回は営業していて、誰もいない山の中で、ここだけは大賑わい、満員の家族連れのハッピープレイスです。ここに来るなら、発電所見学したら良いのになー。

 定番の焼肉の匂いが、ヒイヒイRUNのあやパパの胃袋を刺激します。もう、帰ったら、牛肉にニンニクに、あれやこれやでビール、ビール、ビーーーー。しんどい時に変な刺激は良くありません。都会の皆さん、山の中に来てバーベキューぐらいで自然を満喫なんて、ぬるい事やっていてはいけません。山の中、トレイルRUNでせめて10km、歩くだけでも。本物の自然の中で”何か”を感じて欲しいと切に思います。子供には特に、そのような文明無しの世界に触れる機会が是非必要と思います。

 と、思ったらそんなチャンスを提供しているとこもないかなと、思ったり、、。バーベキュー効果でいろいろ考えさせられました。書ききれません。キャンプ場を過ぎると、もう何もありません。まだ6kmです。8km過ぎに”心臓破りの坂×2”ぐらいの急勾配があります。前回はここでダウンでしたが、心拍数150以上掛けてなんとかクリア。後は折り返しまで、難所はありません。

 坂を登りながら、この坂が今度は逆にあやパパを助けてくれる下り坂になるんだと思いました。そこで、これまでの人生での苦しかった事とかピンチだった事が、それこそ山のようにある中で、厳しかった分、励みになったかなと思い返してみると、大体、2割ぐらいしか、この登り坂→下り坂効果は無いように感じます。損しているとは思いませんが、もっと工夫ができたんでは無いかと思ったり。

 そもそも、このランニングでも登り坂は自分で言うのもなんですが、上手く走れているように思います。ところが、下り坂は、勢い付けてみたり、逆に遅くなったり、バラバラで、どうも上手くやれていません。下り坂をエレガントに走れたら、タイムも魅力的なものになるんでしょうね。なんて、思っていたら、折り返しのペケマークがアスファルトに描いてあります。1時間15分、桂川を走るのとそんなに変わりません。ここまで700mの高低差はあるのに。結構、あやパパ成長してる?。ご機嫌です。後、9kmほどを1時間4分(時間間違っているので、)で走らないと、恐怖の”シェームバス”に連れ去られます。ちなみに、折り返し地点からダムまで周回して、ほとんど戻っているので、第一給水所が対岸に見えます。あそこまで、後半戦です。道に隠しておいた水を飲んで元気も多少回復。

 復路を走ると、往路の時はそんなに坂道とは感じなかったところが結構下り坂だったり、少しの登り坂で必要以上に疲れたり、もうペースガタガタです。体よりも、頭が”あやパパは1000m以上もここで登り下りしてるんだから疲れる筈”と思っている感じ。体は”まだやれる”。頭は、”もうダメッー”のやりとり、時間はどんどん経過。km何分で行かないと送還、、、焦ります。緑ヶ丘キャンプ場。楽しそうな声。うまそうな匂いも、恐怖に包まれたあやパパの懸命の走りにはもう影響を与えません。焼肉から、解脱できました。発電所もなんとかクリア。

 しかし、復路は発電所とトンネル間が長い。実に長い。往路の倍の距離に感じます。”シェームバス”でもこれだけ焦るんだから、箱根駅伝なんかで、繰り上げされて襷を中継できなかった選手の無念さが伝わって来ました。どれだけ努力しても、閉まって行く巨大な扉の如くありや。胸が痛くなります。ゼイゼイ言いながら、そんな事考えたらよりしんどくなるのは当たり前。トンネルが遠い。丹波の国と但馬の国を遮る峻険が遠坂峠と言い、今はトンネル(遠坂トンネル有料)ができて便利になりましたが、ここにもあったか、”遠坂トンネル”な感じです。

 この時点で、既に3千字を遥かに越えましたが、今回はこのまま走ります。それでも、ようやくトンネルに入り、急ぎます。もう、時間がありません。あやパパの足音だけがトンネルに跳ね返り、怖い音に聞こえます。”こんな音でシェームバスが、迎えに来る〜。もう、後ろまで来てる〜。ひぇ〜。(TT);”ペースが上がり過ぎ、トンネル出たらダウン。後、1kmちょっと。やるしかなし。余裕なしのあやパパに、往路の下り坂が無情に立ちはだかります。もう、何も考える事はありません。何にも考えないというのと、何にも考えられないと言うのと、解脱と言うのは全部違うようです。あやパパの場合は、一番ランク低い、”余裕がなくて、考えなし”の状態です。

 第一給水ポイントが見えて来ました。もう、タイムは見ていません。ダッシュにならないダッシュ。気持ちはダッシュ。”ー”。ゴールのようにして、第一給水ポイント(ダム湖展望ポイント)に到着。2時間16分45秒。でした。やりましたー。送還クリア。”へへへーぃ!”。ここから、1kmほどは急激な下り坂。ですが、もうヘロヘロなので、ヘロヘロRUN&WALK。結局、ハーフタイムとしては2時間35分20秒で、自己新記録となりました。最後の下り坂で、エレガントだったら、2時間30分切れたと思ったりしましたが、もう、送還クリアで十分満足のあやパパでした。

 ご褒美は、焼肉とキムチとビールです。うーん。もう、美味いのなんのって。しかし、なんと言うか、後ろから迫る”シェームバス”の感じは、生々しくあり、これからも、追いつかれないように修行しないといけません。今回は、文字数オーバの上に、ほぼ独り言の読者無視の失礼をお詫び致します。あなたの後ろにも、ほら、バスが、、、、。

 湖面ゆく さざなみわたり 伝え聞く 水の下にも 村のいとなみ あやパパ

  

たたらぎダム湖マラソン一人旅 (その2:お試し大会の前編)

2020年06月07日 | ハーフマラソンぐらい
 本来なら、この週末に大々的?に開催される予定だった、「たたらぎダム湖マラソン」COVID-19禍により、あえなく中止。なので、本番趣味レーションで走ってきました。趣味ですから、ね。問題は、制限時間です。
 
 大会要項、4項に曰く、「ハーフマラソンは19.1km地点(第1給水所)にて、2時間30分で打ち切ります。時間内に通過できなかった方は、収容車でフィニッシュ地点まで戻っていただきます。」という縛りです。表現もなんですか?、”収容車”ですよ。収容車。どこかの怖い場所に連れて行かれそうなこの響き。

 で、”フィニッシュ地点までまで戻っていただきます。”???。もう量子的表現すぎます。無限ループです。”あなたの魂はここに閉じ込めます”との表現ではありませんか。
怖すぎです。どうやったら、”フィニッシュ地点”に戻るのか??。この収容車、だだものではありません。怖い。

 あやパパは、収容車ではなく、”シェームバス”と読み替えです。いつも通る”羽束師橋”も真っ青のバスです。もう、絶対に乗りたくありません。これに乗ると良き運を全部乗車賃として没収され、無限と永遠の狭間に落とされそうです。うーん怖い。

 怠惰なあやパパは、”よし!みんなを驚かせる為に、早朝に走ってみよ。”というのは、思っただけ。15時半から走り始めて、いつも通り日没との競争となりました。今日の天気は花曇り、梅雨の時期の感じ。高い山々は霧がかかっています。たたらぎダム湖周辺は、完璧に山の中ですが、川を堰き止めた湖なので、最初に100mほど登り標高300m、後は、50m以下のUp、downがこれでもかと続き、トータルで(今回の場合)1240mの高低差となりました。スカイツリーの約2倍の高さ、足腰に来そう?

 走っているとそんなには感じないんですが、確かに、目の前に壁のようにある坂が目立ちます。面白いことに、最初の1.5kmで最も過酷な100mの坂を駆け上がる為に、その後の坂が大した坂に思えません。開催概要の地図にある給水所No.1までがそうです。ここまで一周回って2時間30分で帰ってこなければ、”シェームバス”にどこかに連れてゆかれます。怖い。

 で、今日のRUN。出来るだけ、本番と同じように走りました。しかし、何を思ったか、この制限時間を2時間19分と思い込み走りました。良く考えれば、こんな中途半端な数字はないですよね。しかし、走っている時は真剣です。このブログで、やってみましたがシェームバスで、無限行きで、サヨナラですと書くか、やってみたらできましたー!。と書くかは雲泥の差であります。うまく曇って、気温も22度。なんてバッチリ環境なんだと、運の良さにご満悦です。

 さあ、満を持してあやパパ、2回目の「たたらぎダム湖マラソン」開始です。近所のおじさんが、暇人が走っとるで。と、暖かい視線を投げます。最初の上り坂。昔、若い頃、成城学園あたりで10kmを走らされた事があり、最後に登る坂を”心臓破りの坂”として、ランニングなんか大嫌いなあやパパはU2になった事があります。

 このダム駆け上がりの坂は”心臓破りの坂”の5倍以上の規模ですが、名前がありません。なので、命名することにします。命名”ササユリ坂”です。意外ですか?これまで、このボログを読んで頂いている、常連さんの予想では”狸坂”とか”無遠坂”とか期待したのでは。

 実は、この辺はササユリの自生地で、旧朝来町の花でもあります。市町村合併で朝来市の花は桜になってしまいました。折衷案でしょうが、何が面白いのか?さっぱり不明。あやパパは、今でもササユリです。しかしながら、鹿の大発生にて絶滅してしまった感じです。悲しいです。

 あやパパの親父が、このササユリ保護に力を尽くしました。この、多々良木周辺もいろいろ保護活動をしたと聞いています。山の男でした。半端なく。多少、そんな敬意も込めて”ササユリ坂”であります。優しい名前とは反対に、厳しいです。一気に心拍数が上がります。ここを越えさえすれば、、、。という事で、今回は走り出したトコで終わり。明日、後編です。お楽しみに。

 たたらぎの ダムを巡りて ゆく我に ありしささゆり しずかにゆれん 
                           あやパパ