goo blog サービス終了のお知らせ 

美の渉猟

感性を刺激するもの・ことを、気ままに綴っていきます。
お能・絵画・庭・建築・仏像・ファッション などなど。

桂離宮の「衝立の松」

2023-04-06 19:40:06 | 庭・石

桂離宮の「衝立(ついたて)の松」。

入口を入ってほどなく登場。

池の風景をまだ見せないように

衝立となっている。

(手前は小石を敷き詰めた「あられこぼし」。)

 

と、いうように桂離宮には

さまざまな「たくらみ」があるが

時間が限られた参観コースでは

盛りだくさんで正直、疲れる。

 

もっとゆっくりできたら堪能できるのだろうが

それはかつての特権階級にだけ許されたこと。

庶民は見せてもらえるだけでも有難いと思わなければ。


桂離宮のソテツ

2023-04-05 19:18:23 | 庭・石

桂離宮のソテツ。

冬だったのでコモが巻かれている。

コモの巻き方が

よく見ると工芸品のように凝っている。

 

桂離宮のソテツは

私が読んだ本ではあまり評判がよくないが

実際に見てみたら悪くなかった。

 

と、言っても

コモを巻いたこの姿しか

見ていないけれど。

 

 


栗林公園の松

2023-04-01 20:02:38 | 庭・石

昨日の記事「銀閣寺の松」から思いついただけの

「木」シリーズ。

 

今日は栗林公園の松。

見事な亀甲文様。

おめでた尽くしの松である。


伸びやかに堂々と

2023-03-20 20:28:40 | 庭・石

明日はWBC準決勝。

ドキドキである。

 

どうか、この栗林公園のソテツのように

伸びやかに堂々とゲームに臨んでほしい。

こんなにもドキドキワクワクの日々を

ありがとう。


ホテルニューオータニの日本庭園

2023-03-18 21:20:04 | 庭・石

平等院鳳凰堂の原稿、何とか書けた。

いろいろ疲れたので

過去に撮った写真でお許しを。

 

ホテルニューオータニの日本庭園。

まず佐渡の赤玉石。

 

ホテル館内から庭園へ入ろうと

階段を降りかけた瞬間、

この巨大な赤玉石が視界に入り

度肝を抜かれた。

「おおっ!!」と

思わず声を出したほどである。

この照り、色つや。ちょっと野卑な存在感。

田中角栄を思い出した。

エネルギッシュな叩き上げの政治家という感じである。

 

ホテルニューオータニの日本庭園は

加藤清正の下屋敷跡で、井伊家の庭園という

さまざまな歴史を持つ庭園。

そこに現代建築が絡み合う。

ホテル建設は1964年の東京オリンピックのためだったとか。

 

と思うと、枯山水があったり。

赤玉石の枯山水か。関西では見ないな。

 

そしてガーデンタワーとの共演。

タワーと言っても、けっこう古いらしいが。

(東京のことはあまりわからない。)

ホテルは昭和のホテル感があって

(そりゃそうだ64年オリンピックだもの)

全体的に煮詰まってきている雰囲気ではあったが

それもまた味わい深い。

時代時代の豪奢を重ね続けてきた庭である。

 

さあご飯食べよう。