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夏への扉、再びーー日々の泡

甲南大学文学部教授、日本中世文学専攻、田中貴子です。ブログ再開しました。

できたっ『絵で見てわかる はじめての古典』学研

2012年02月06日 | Weblog
 きなこです。

 この色とりどりの本は何かにゃ? おやおや、日本の古典だって。それも10巻。

なになに? 『古事記・風土記』『竹取物語・源氏物語』『枕草子』、

『徒然草』『百人一首・短歌』『今昔物語集・宇治拾遺物語』、それに

『平家物語』『能・狂言・歌舞伎』『東海道中膝栗毛・江戸のお話』、

最後は『おくのほそ道・俳句・川柳』。教科書でおなじみの古典ばかりだね。

ぼくの前に広げてあるのは『平家物語』の「登場人物イケメン。いい女」

のページです。「巴御前」がちょっと戦闘美少女っぽいけど、すべて

原文から特徴を抜き出して、それに即してイラスト化してあるんだよ。

祇園女御や大納言典侍がいるのは、ママ(監修したんだ)の好みだね。

 小学校高学年から中学生までを対象としたシリーズだけど、絵巻や地図

をたくさん入れて、最新の学説を参照したわかりやすい解説がついています。

今までの古典本にはない、斬新なアイデアがつまっている本だから、古典

を知りたいけど何を読んだらいいかわからいオトナや、ゆっくり学びたい

シニアにもぴったりだと思うよ。(もちろん、猫にだって)

 ママとライターさんと学研の編集さんとがタッグを組んで総力を結集

した『絵で見てわかる はじめての古典』10巻は、揃いで26500円。

書店には並んでいないけど、アマゾンなんかでは注文できます。

 博士(猫学)を持っているぼくも、博士(文学)に挑戦しようかなー。

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