きなこがいつものスタイルで窓の外を楽しんでいます。しかし、そのしぶい感じの顔
と丸まった背中(猫だからね)がいかにも「ご隠居さん」ふうに見える・・・。隠居に
は早いのに。
さて、昨日は夕方、細雪の姉君が平城京へ行って来たというので京都駅で待ち合わせ、
食事しながらいろいろお話を聞きました。私が大学へ通っているときには「平城宮址」
という大きな石碑しかなかった原っぱが、今はテーマパークのようになっているらしい。
平城京のCGと遣唐使船が見所ありということで、涼しくなったら行ってみようかと思い
ましたが、ここって、近鉄電車の線路が真ん中を突っ切っているので、やや危険ではと
いらぬ心配。
平城京1300年も案外がんばっているものだと思いつつ、帰宅したらくりこときなこと
がご飯くれーの合唱で迎えてくれました。
夜は、解説を書くために近藤ようこさんの漫画を再読し、メモをとりました。詳しく
は解説に譲りますが、中世後期のお話に新たな登場人物が加わって、不思議な味わい。
これは「中世日本紀」に似ていると思いつつ、メモは完成。あとは書くだけです。
いつもの寝床読書は中川越氏『文豪たちの手紙の奥義』(新潮文庫)。「ラブレター
から借金依頼まで」とあり、実例豊富なのですが、おもしろいのはこの本、手紙の書き
方教室ふうになっているところ。「私たちも参考にしたい「手紙の心得」」という章が
あったりして、三島由紀夫の『レター教室』をふと思い出しました。
ラブレターですごいのは、斎藤茂吉の「道ならぬ恋」の手紙。恋人の写真をじっくり
眺め、「くいつきたい」と書く茂吉に、これもふと、茂吉は鰻が好物であったことを思
い出し、鰻食べているとこうなるのか、などと阿呆なことを考えつつ就寝。
だんだん夏がなくなってゆく・・・。宿題してない子どものような気分です。
と丸まった背中(猫だからね)がいかにも「ご隠居さん」ふうに見える・・・。隠居に
は早いのに。
さて、昨日は夕方、細雪の姉君が平城京へ行って来たというので京都駅で待ち合わせ、
食事しながらいろいろお話を聞きました。私が大学へ通っているときには「平城宮址」
という大きな石碑しかなかった原っぱが、今はテーマパークのようになっているらしい。
平城京のCGと遣唐使船が見所ありということで、涼しくなったら行ってみようかと思い
ましたが、ここって、近鉄電車の線路が真ん中を突っ切っているので、やや危険ではと
いらぬ心配。
平城京1300年も案外がんばっているものだと思いつつ、帰宅したらくりこときなこと
がご飯くれーの合唱で迎えてくれました。
夜は、解説を書くために近藤ようこさんの漫画を再読し、メモをとりました。詳しく
は解説に譲りますが、中世後期のお話に新たな登場人物が加わって、不思議な味わい。
これは「中世日本紀」に似ていると思いつつ、メモは完成。あとは書くだけです。
いつもの寝床読書は中川越氏『文豪たちの手紙の奥義』(新潮文庫)。「ラブレター
から借金依頼まで」とあり、実例豊富なのですが、おもしろいのはこの本、手紙の書き
方教室ふうになっているところ。「私たちも参考にしたい「手紙の心得」」という章が
あったりして、三島由紀夫の『レター教室』をふと思い出しました。
ラブレターですごいのは、斎藤茂吉の「道ならぬ恋」の手紙。恋人の写真をじっくり
眺め、「くいつきたい」と書く茂吉に、これもふと、茂吉は鰻が好物であったことを思
い出し、鰻食べているとこうなるのか、などと阿呆なことを考えつつ就寝。
だんだん夏がなくなってゆく・・・。宿題してない子どものような気分です。