アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ニワウルシ - Tree of Heaven

2020-06-03 09:46:59 | みんなの花図鑑

矢作川河川敷に、オニグルミと交互して? 自生しています。
一見すると、葉がハゼの葉に似ています。名前も「ニワウルシ」なので、葉に触ることがためらわれるのですが、ぜ~ん然、大丈夫です。だって ウルシ科の木ではないのですから (´∀`)




ニワウルシ(庭漆、Ailanthus altissima)は、ニガキ科の落葉高木。別名、シンジュ(神樹)。和名に「ウルシ」がついているが、ウルシ(ウルシ科)とは全くの別種。ウルシのようにかぶれる心配はない。(wiki 「ニワウルシ」)
かぶれる恐れがないので 庭にも植えられる(ウルシに似た木という)ところから 「ニワウルシ」(^^)/




それと 花が咲いているときは 花が葉の上につくか下につくかでも区別できますね
「ハゼノキはウルシ科でニワウルシはニガキ科で科は異なるが、良く似ていて区別が難しい。判別方法の一つは花の付き方を見れば良い。花や実はニワウルシの方は葉の上につくが、ハゼノキは葉の下につく。」(Biglobe健やかウォーキング「香貫山の植物 ニワウルシ ハゼノキ」)




別名を「神樹(しんじゅ)」と言います。私も 最初掲示板に質問したとき 「シンジュ」と回答をいただいたので、こちらを先に覚えました。
ところで、なぜ「神樹」と厳かな名前がついているのでしょう。それについてあまり解説記事が無かったのですが、 いつもよく参照させていただく里山コスモスブログさまの「シンジュ(庭漆) 雄株の雄花と雌株の果実」の記事に ヒント(ほとんど答え!)がありました
いわく 「シンジュ (神樹 ニガキ科 ニワウルシ属 落葉高木 雌雄異株 花期6月 原産地中国 別名ニワウルシ 英名:tree of heaven)」

【追記】 詳しい解説が Pinterest サイトの投稿にありました(出典不詳)
英名では「Tree of Heaven(天の木)」。繁殖力が旺盛で成長のも早い、樹高が10~25mに達し、大きな樹冠を形成することから、「天にも届く高木」という事から付けられました。 この英名がドイツに渡った際、「Heaven=天国」と解釈されたようで、独名「Götterbaum(ゲッテルバウム:神の樹)」となりました。「シンジュ(神樹)」の由来はこの独名を直訳したものとのことです。




萼、花弁各々5片、雄蕊10個。雄花は長い雄蕊が目立ち、雌花は太く長い花柱があり柱頭が5裂し基部に弱々しい退化雄蕊がある。(里山コスモスブログ「同上記事」より)




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