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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

カラミンサ・ネペタ - こまい花2

2020-08-15 18:21:03 | みんなの花図鑑
こまい花の特集、第2回目は 自宅庭の(雑草植物園の^^)カラミンサ・ネペタ。


カラミンサ・ネペタ(Calamintha nepeta)は シソ科カラミンサ属のハーブ。我が家では 寄せ植えで買ってきたものが 庭に逃げ出したようです。ただし、「ミントのように地下茎で広範囲に広がって、隣の庭を侵食するということはありません。飽きたら引っこ抜いて駆除できます」とあります。
写真を撮ってるといい匂いがしてきます。




ただし花はとても小さいので、気が付かないと草刈り機で刈り取られる運命にあります。
典型的な唇形の花で、 5裂する萼片(緑色)の中に 唇形花を咲かせます。




花冠の上唇は 2裂し、下唇は3裂しています。上唇の内壁に寄り添うように おしべ・めしべが付いています。
長い棘のように突き出ている器官は めしべ です。成長すると 2裂して柱頭が現われます。
下唇には 毛(粗長毛)が生えています。
こういう構成を見ると、虫が下唇に乗っかって 花冠奥の蜜を吸う姿がイメージできますね。




正面から見ると こんな姿です。




おしべは (この画像ではハッキリしませんが)上唇の内壁に沿って 左右の2本一組で 2組(合計4個)あるといいます。白いのは花粉でしょうか




同じ花の、こんどは 下唇の毛にピントを合わせてみました。




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