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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ユスラウメ vs キンギンボク

2020-06-12 22:10:29 | みんなの花図鑑
ユスラウメ と キンギンボク、 同じような赤い実をつけてますが、 全然違いますので ご注意を。

まず、ユスラウメ。

ユスラウメは バラ科サクラ属の落葉低木。
後に出てくる キンギンボクは スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。



サクランボのような赤い実を付けます。 この実は食べられます。



ユスラウメに似た赤い実に ニワウメ があります。 ニワウメも バラ科サクラ属の落葉低木です。




赤い実が枝の一か所から 左右に2つ並んでつくことがあります。



このように2つ並んでいても、 独立した2つです。
ところが、次に出てくるキンギンボクでは 2つ並んで実がついていますが、その2つは合着しています。


ここから、キンギンボク。

キンギンボクの名は 花が白から黄色に変わるところから。
別名をヒョウタンボクと言います。これは 赤い実が 瓢箪のように2つくっついていることから。(実のことなので、以下、ヒョウタンボクと呼びます)



ユスラウメが2つ並んでいると、ヒョウタンボクにそっくりでしたが、 こちらは 元からくっついているので、まずそこが違います。



最も大きな違いは ユスラウメが食べられるのに対し、 ヒョウタンボクは 有毒なことです。



他の記事では、 有毒どころか、猛毒と言っています。
「艶やかな赤い実は鳥が好んで食べるが、猛毒があるため生食すると、嘔吐、下痢、麻痺を引き起こす。大量に摂取すると命に関わるとされる。」 (庭木図鑑 植木ペディア > キンギンボク)



面白いのは、 「鳥が好んで食べる」こと。 食べてもなんともないこと。 センダンの実も 鳥は食べてもなんともないが、犬や人が食べると腹痛どころか死に至ることもあります。 ヒヨドリジョウゴなどもそうです。

直前の投稿 「オカトラノオ」で 国別コロナ感染者の割合は ヨーロッパやアメリカの各地域と、 アジアの各国との間に著しい差がある、 欧米に比べるとアジア各国の感染率は著しく低い。 この理由は何か?
という 問題提起だけしておきましたが、 「アジア、アジア... ...」 って 考えてたら、ひとつ 思い当たりました。
アジアの国は 主食が 米(コメ) ですよね (^_-)-☆






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