アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ルリマツリ、ルリヤナギ - 瑠璃色

2020-08-01 08:20:22 | みんなの花図鑑
ルリマツリ(プルンバーゴ)

花を横から見ると、ものすごく細く長い花筒の先が開いて花弁になっていることが分かります。まさにストロー状花冠の一典型です。 花弁の外に 雌しべの柱頭らしき器官が突き出ています。




名前ですが、「ルリマツリ」 の「ルリ」は 瑠璃色から、 「マツリ」はマツリカすなわちジャスミン茶の元になる花のこと。





ところで ルリの瑠璃色とはどんな色のことでしょうか?
瑠璃色を英語に機械翻訳させると Bright blue と訳しました。




ところが wiki「瑠璃色」によると、
「瑠璃色(るりいろ)は、紫みを帯びた濃い青。名は、半貴石の瑠璃(ラピスラズリ、英: lapis lazuli)による。」
とあります。 そこには 鉱石のラピスラズリの画像もありますが、 これを見ると「紫みを帯びた濃い青」が瑠璃色の正しい色のような気がします。 Bright blue とはちょっと違う気がします。




瑠璃色は ルリマツリの花の色ではなく、バックの空の色のほうが どっちかと言えば近いんじゃないかな (^^ゞ




ルリヤナギ

ルリヤナギは ナス科。 花も ナスの花に似ています。 バナナみたいなおしべも、先だってやった「ワルナスビ」そっくりです (^^ゞ




ルリヤナギの ルリは 瑠璃色のルリ。 ヤナギは 葉が ヤナギの葉のようだから、なのでしょうが、さっき見たように 花弁の色は 紫と言っても 明るい紫で 瑠璃色とは離れてますね




ところで 伝統色のカテゴリーでも瑠璃色があります。それによると、
「瑠璃色(るりいろ)とは、濃い紫みの鮮やかな青色のことです。 本来「瑠璃」とは仏教世界の中心にそびえ立つ 須弥山 で産出される宝石で、仏教の七宝の一つ。」
となっています。




このルリヤナギ、早くも 果実がぶら下がっていました。 いかにも ソラナム属 という感じですね。




ナス科の果実は 子房上位。大きな萼が果実のお尻についています。



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
8月 (カンサン)
2020-08-01 09:51:01
アブリルさんへ、ナス科の花はやっぱり、花の色も紫系が多いんですね。
京都府には瑠璃渓というのがあります。一度行ったことがあります。
愛知県も新型コロナの新たな感染者が増えてきましたね。大阪府も増えてきました。全国的に増えてきて、どうなるのでしょう。
私は先週、新潟県に行ってきました。雨の影響は少なく助かりました。
愛知県からは近いようで遠く感じる県でしょうか。
返信する
Re: カンサンさん^^ (アブリル)
2020-08-01 10:17:48
カンサンさん、いつもコメントありがとうございます(^^♪
京都府の るり渓はあいにく行ったことないのですが、アラブ人が鳴いて喜びそうな 緑と水のオアシスみたいですね
日本では外出自粛しなくなったら確実に「第2波」が襲ってきましたが、最近、海外のことあまりニュースにしなくなりましたね
イスラエル、セルビア、アルジェリアなどが日本と同じ第2波を被っているようです。米国、イランなどは第1波が収まらないうちにそれ以上の第2の波が押し寄せてます。すべての国がそうではなく、イタリア、ドイツ、フランスなどでは第2波らしきものの気配はありません。第2波に襲われるかどうかは、コメ類を主食としているかには関係ないようです (´・ω・)
新潟は仕事で何度も滞在したことがあります。佐渡も佐和田で海の見えるダムをつくったことがあります。トキのいる山の近くで仕事したこともあります^^
返信する

コメントを投稿