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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

リキュウバイとオオリキュウバイ - 花嫁の親

2024-04-10 15:00:00 | みんなの花図鑑
リキュウバイ 岡崎市小針町

小針町の圃場で、アンズといっしょに咲いていました。
撮影日は3月30日で、ソメイヨシノはまだ咲いていません。







リキュウバイは 中国原産のバラ科の落葉低木です。
明治時代末期に渡来し、各地の庭園や公園に植栽されています。
バラ科は伝統的にシモツケ亜科、バラ亜科、ナシ亜科およびサクラ亜科の4亜科に分類されてきましたが、リキュウバイはシモツケ亜科の植物です。
古典的なシモツケ亜科は、シモツケ、ユキヤナギ、コデマリなどを含んでいましたが、すべて落葉低木です。






名前には「梅」とありますが、ウメの花よりはウツギの花に似ていると個人的には思います。
別名もウメザキウツギバイカシモツケウツギモドキ など私の意見に近いものがあります(^_-)-☆













オオリキュウバイ 豊川市 善住禅寺



オオリキュウバイはリキュウバイの交雑種 または園芸品種。
リキュウバイのほうは清楚な感じなのですが、こちらはびっしりにぎやかに咲きます。








花はリキュウバイと同様「5弁」とありますが、一見「二重」に見えるのは萼片の前半分がやはり白いからでしょうか (´∀`)






リキュウバイ 'ザ・ブライド' 安城デンパーク


話が込み入ったところに入っていきますが、デンパークでは この「花嫁」という名の園芸品種は リキュウバイの園芸品種ということになっていますが・・・



小石川植物園では
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オオリキュウバイ 大利休梅
Exochorda racemosa Rehd. (1913) 'The Bride'
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という名札になっているというのです。
(小石川植物園の樹木 -植物名の由来-「オオリキュウバイの命名物語」に詳しいです)






ただ、ここの園芸品種「ザ・ブライド」は一重の5弁花で通常のリキュウバイの花に近く、
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オオリキュウバイ 'The Bride'
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とするのには違和感があります。
それとも、園内の 'The Bride' が育っていくうちに 先祖返りしたのでしょうか??






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