Grazie mille!

美しさは日々の小さな積み重ねから。

ひと手間をかける

2010-11-26 18:02:34 | AVANTI通信
Buon gioruno!

ようこそAVANTIへ



 先日、浜田山で「室礼」のお稽古がありましたので ちょっと気になっていたお店に立ち寄ってきました。
 ビーズやボタン、リボンやレース・・ヨーロッパからのものが殆どのこのお店には
 私の大好きな ‘50~‘60年代のオートクチュール全盛時代のボタンなどが置いてあります。

 今回はレザーのお花のパーツと葉のパーツを購入
 手持ちの洋服に「ひと手間をかける」と 又 幸せな気持ちになります




        
        子供の頃 手先の器用だった母は 何でも手作りをしてくれました。
        お金が無かった・・ということが理由だったとは思いますが アップリケもお手製でした。
        あの頃、お手製というのがほんの少し恥ずかしかったものでしたが お友達に褒められると
        照れながら ちょっぴり誇らしげに微笑んだことを 想い出します。

        刺繍が大変上手な母でしたので ブランケットにとても大きく刺繍してくれた時は
        身体に巻きつけて 町中を駆け巡りたいと思ったほど 嬉しかったものです。
        ハンカチやマフラーに刺繍して欲しいとせがみましたら そんなちっちゃなものは面倒くさい
        あっさり断られ それはそれはガッカリした事は 忘れられません。

        
「ひと手間をかける」って素敵な言葉ですよね。
既製品でも、自分のオリジナリティを「ひと手間」加えるだけで「私だけのもの」になります。
誰とも同じものではない 「私だけの意志」が ささやかに表現できる・・
そこには 確かに日々の生活を大切に丁寧に育むという「愛情」を感じます。

知らないうちに受け継いでいることを 最近では嬉しく思えるようになりました。
私も母と同じように 「姪たち」にお手製の何かを 考えて生活しています。
「命のバトンタッチ」なんて言ったら大袈裟ですけれど 子々孫々とささやかな日々を
手渡すことも 「命」を伝えることだなぁ~と思います。

                              
              アメリカ製の‘50~‘60年代のボタン                              麻生地に刺繍入りのボタン

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2 コメント

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タイムスリップ (sora)
2010-11-28 10:32:18
「ひと手間をかける」って本当に素敵!!!
世界に一つの『私だけの宝物』ですものね。

小学校に入学する前に母が作ってくれたズボン(パンツではなくズボン)にはリンゴのアップ
リケが付いていたのを今も鮮明に覚えています。
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こんひちは! (deko)
2010-11-28 13:15:36
思い出すでしょう!?
あの頃は 本当に「手作り」満載でしたよね~

「世界にただひとつ・・」の作品は 何と言っても
子供だよ・・ってなことも 言ってました
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