![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/76/fe6d785875732fd7e2d2b9df518c267f.jpg)
いつ頃からだったかは定かではありませんが
私は円空さまの仏像が大好きです。
多分、アイヌの木彫りに通じるものがあるからだと思います。
何とも言えない「優しさと強さ」を感じます。
円空さまについては、まだ謎の部分があるようですけれど
難しいことはさておき、流浪の旅をしながら仏像を彫り
その仏像からどれほどの貧しい人々が救われたのか・・
それを考えたとき、はっきりと生きて語る魂みたいなものを
円空さまの仏像から感じ受けました。
彫っている円空さまの姿と
手を合わせている貧しい農民や漁師さん達の姿が
一体、一体の仏像の姿から見えます。
時折、子供が仏像の頭を撫ぜていたり
抱きかかえたりしている姿も。
そんな風景が、私には見えます。
これこそが、仏像の姿なのではないだろうか・・。
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今回の展覧会は飛騨高山の千光寺とその周辺で現存している仏像でした。
国立博物館の小さなホールでしたが
会場に足を踏み入れた瞬間、木彫りの音が聞こえたように感じました。
400年前の「想い」が確かな息づかいで包まれていたのです。
全てに円空さまの姿を感じました。
その空気感・・大勢の方たちが拝観していらっしゃったはずなのに
私と円空さまの二人だけの会話の時間。
三十三観音立像のお顔を一体、一体拝観していたら
涙がこぼれました。
近隣の人々が病気になると借り出しては回復を祈ったとか。
その表情は慈愛そのものです。
「皆人は 仏になるとねがいつつ まことになれる けさの杉の木」
こう願いを込めて一彫り、一彫り仏像を彫っていたのですね。
2006年、梅原猛先生の「歓喜する円空」という本に
現存する円空仏が細かく掲載されていました。
北海道生まれの私は函館近辺に現存する円空仏に会いたい・・
そんな想いから2007年の2月に行って参りました。
トップの写真が福島町で出逢えた円空仏です。
とても偶然が重なって、拝見することが出来た貴重な写真です。
願えば叶う・・それを実感した旅行でした。
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群馬県も水沢観音で拝見できます。富岡市の妙義神社にも現存しているそうです。
諸国を仏像を寄進しながら巡った円空さま。
「わが母の命に代わる 袈裟なれや 法の形は 万代をへん」
愛するお母様を七歳のときに目の前で水害で亡くされたそうです。
きっと、お母様への鎮魂と祈りのための造仏だったのかもしれませんね。
東京国立博物館で開催中です。
心が満たされますので、是非お出かけ下さい。
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今日は姪の成人式。
朝、4時半に私達保護者は起床しました。
妹は朝食の支度を始め、
私はいつもの朝のように日課をこなし
ほぼ、何も変わらない一日の始まり・・
でも、早朝5時半から出張して下さった美容室のまよちゃんが
笑顔いっぱいに手際よくメイクをして、髪をセットしていく。
そんなパワフルな姿から元気を頂いた朝の始まりになりました。
まよちゃんと姪が冗談を言いながら、ゲラゲラと笑う声。
お湯が沸騰する音。炊きたてのご飯の香り。
朝陽が昇っていき明るくなる空。
母が妹の為に仕立ててくれた振袖・・。
そんなひとつ、ひとつの小さなことを
五感で丁寧に感じていると、不覚にも涙がこぼれそうになりました。
この晴れ姿、両親に見せたかったな。
年齢を重ねると、涙もろくなりますね。
8時少し前に、着付けの先生が到着。
お友達の美容室の着付けの合間に来て下さいました。
若いのですけれど、腕前は超ベテラン級。
とっても信頼している方です。
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3年前、私の振袖を長女の姪が着ました。
その時も、このお二人に大変お世話になったのです。
こんなに頼り甲斐のある友人に恵まれて幸せ。
やはり、神様は駄目な人間にはちゃ~んと
素晴らしいブレーンを与えて下さるのですね。
それにしても、母は凄いなぁ~と思いました。
私の着物は長女が妹の着物は次女が・・
バッチリ似合うように仕立ててくれていたのですから。
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前撮りの時 今日
かんざしは7歳のお祝いのときに京都で誂えたもの。
成人式でも使えるものを・・と、お願いした思い出の物です。
姪達がこれから結婚して、もし女の子が生まれたら
この着物もかんざしも受け継がれていくのかしら・・
なんて思ったら、「想い」というのは
「命」の継承なんんだな~と、つくづく実感致しました。
母から子へ、そして孫へ。
この子々孫々という継承が「愛」の基なんですね。
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中学の時の同級生だったBFがお迎えに来て
彼のご自宅へお赤飯を持ちご挨拶に。
そんな姿を見ていると
いつか、この家を旅立っていくのね・・なんて
親父の心境になってしまいました
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今年成人式をお迎えになられた全ての皆様へ
心よりお祝いを申しあげます。
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明けましておめでとうございます。
2013年が始まりましたね。
時代が変わろうとしている・・そんな漠然とした想いがありますけれど
何はともあれ
家族全員が何事もなく、無事に一年間過ごせたこと
一年間、無事に仕事が出来たこと
大切な仲間達が笑顔で過ごせたこと
寝込む事なく 一年間健康に過ごせたこと
その事にひたすら感謝して、2012年を見送り
新たな感謝と共に 2013年を迎えることが出来ました。
今年も 笑顔いっぱいに過ごしていきたいと思います。
それにしても・・・
2ヶ月半ほど、ブログをほったらかしにしていたのですね。
もともとこういう事が苦手
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仕事が忙しくなると、まったくもって手がつけられなくなり・・。
そうなんです!
お陰さまで、10月後半から12月31日まで忙しかった
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・・・と、そういう事にしておいて下さいませ。
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お正月の飾りつけは毎年、28日と30日に致します。
どの行事も楽しみな飾りつけですけれど
やはり、お正月には日本の精神文化を一番感じます。
「言葉の盛り物」にはやはり、言霊が宿っているのです。
柑橘を飾ったのは、橘の音が吉に通じその形が大きければ大きいほど
大吉につながるとされているからです。
大きな柚子を神楽鈴に見立て、それに五色の紐を結びリビングに飾りました。
今年も、「五常」を大切にという我が家の家訓でもあります。
年神さまをお迎えするために松、難を転じるようにと南天、
南天の赤と紅白になるよう、今年は白椿。
松は「常盤木」という言葉のほうがしっくりきます。
枯れることなく永遠に続く命を願っています。
「子々孫々」を願うことにもつながりますね。
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姪が31日に仕事から来ると、
「ねぇ、お節とかあまり作らないないんだね。年越し蕎麦も食べないって。」
とても不思議そうに言いました。
お節料理には特別な意味があること、門松を飾る事の意味、お雑煮を食べる事、
そこには私達日本人のご先祖様の知恵の結集だということが
最近ではあまり伝えられていないのでしょうね。
「食」の大切さをもう一度、見直す時期にきているのかもしれません。
今年のお節は、中々美味しかった
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妹もやっと、母に近づいてきたな・・と思いました。
この輪島塗のお重も、何だか喜んでいるように感じました。
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鏡餅・・鏡は古代より神さまが宿るものとされ、神事に用いられます。
餅には稲の霊が宿り、食べると生命力が与えられるハレの日の食べ物。
この二つの意味を持つ鏡餅を飾る事で、豊作と健康を祈るのです。
ですから、せめて居間と台所だけにも鏡餅は飾って欲しいと思います。
私は、鏡餅を飾ると神様がそこにいらっしゃるよう気がして嬉しくなります。
年越しの夜に神さまを迎えて、お供えであるお節料理を家族で頂き
新年を迎える喜びを分ち合う・・これが日本のお正月の風景のような気が致します。
皆様のご多幸を心よりお祈り致します。