Grazie mille!

美しさは日々の小さな積み重ねから。

夜桜

2012-04-12 18:31:35 | 日記

                 


         昨日の冷たい雨にも負けず、頑張ってしがみついてくれて
         「ありがとね。」と思わず声をかけてしまいました。
         まだ蕾があったんだもの・・ちゃんとお役目を果たしているんだわ。
         そう感心しながら、昨夜夜桜に会いに行ってきました。
   
         上の写真は屋台が沢山出店している前橋公園の桜です。
         ちょうちんの灯りのせいか紅葉みたいですね。
         もしかしたら・・桜も酔っ払っちゃったかも・・
         私はやはり静かな場所で桜と逢引がしたいので
         ここは5分くらいで退散して
         広瀬川の桜に会いに行ってきました。


                 


                 


         


         ちょっと雨に塗れた様子が色っぽくて
         でも楚々としていて・・
         儚げな美しさなのに、「凛」とした強さを感じます。

         人生随分こっちまできちゃったけれど
         望みはあるかしら・・・
         少しは桜に近づくこと。
           

             









       



2012-04-10 12:12:49 | 日記

                


        気持ちの良い日になりました。
        昨日は小学校と中学校の入学式が多かったようですね。
        桜が少しは開花していて良かった!
        やっぱりこの時期は桜の花びらがはらはらと舞う・・
        そんな風景がピッタリですものね。
        
        私のお気に入りの広瀬川沿いの桜もやっと咲き始めました。
        まだ蕾もちらほら。
        満開になるまであと2日くらいでしょうか・・。 
        先週からほぼ毎日観察に来ていましたので今日の風景はとっても嬉しい。

        ここは前橋市の中心商店街にあります。
        我が家から5分くらいの場所。
        萩原朔太郎の資料館「文学館」があり、この時期は本当に美しいのです。
        

      


        
                                                   萩原朔太郎銅像

        遊歩道にこんな可愛い子供のオブジェ。
        更にちょっと物思いにふける朔太郎氏もいらっしゃいます。
        愛犬との散歩コースでしたので、ここを歩くとリードの感触や足音、
        風にそよぐ木々の薫りを嗅ぐ時の様子を思い出したりして
        私にとっては癒しの場所になっています。
        
        愛犬も桜見物が大好きでした。
        桜の木から漏れる陽の光をあびながら寝そべってしまう事があり
        日頃はとても聞き分けが良いのに、この時期は何を言っても
        全然立とうとしませんでした。
        そういえば、4月6日生まれでしたから仕方ないかもしれませんね。

        下のは昨年の4月10日の写真です。
        満開でしたね。本当に美しい。

            願わくは 花の下にて春死なん  そのきさらぎの望月のころ 西行

        この気持ち、わかります。

                      

        新渡戸稲造の「武士道」にも桜は「大和魂」の典型とありますね。
        「自然のおもむくままにいつでもその命を棄てる用意がある」という一節に
        武士道の根底に流れる精神を込めたように思います。
        
            しきしまの やまと心を 人とはば
                        朝日ににほう 山ざくらばな  本居宣長
        日本人の純粋無垢な心情を感じますね。・・素敵。

                      

        この通りにある和食店。
        お洒落に女子会を楽しみたいときに利用しています。
        
        今度、ご一緒しませんか?
        
        

           

         

今日は花祭り

2012-04-08 14:05:09 | 美しい生活


              



         昨日の満月の中、お花見をされた方達も多かったのでは。
         前橋の桜は蕾がぐっと一文字に口を閉じているかのような
         そんな硬い表情です。
         今日はお天気も良いので、少しは蕾も微笑んでくれるかしら・・
         小学校と中学校の入学式には咲いて下さいね。
         お願いします。

         今日は花祭り。
         潅仏会とか仏性会、または降誕会と呼ばれるお釈迦様の誕生を祝う仏教の行事です。
         今日はお寺の境内に「花御堂」と呼ばれる花で飾られた小堂が立てられ
         銅製の誕生仏の像が安置されています。
         右手を上げて「天上天下 唯我独尊」と唱えているお釈迦様の姿をした像に
         甘茶をかけて祝う行事です。

         5年位前に丁度お休みと花祭りが重なったので
         京都へ日帰りでお寺を見て回りました。
         桜も満開で本当に美しい風景の中、幼い子が甘茶をお釈迦様にかけて
         小さな手を合わせている姿は心がほっこり致しました。
         中々ご近所のお寺ではこの花祭りを拝見する機会がありませんけれど
         「室礼」のお稽古を始めてから、季節の花と散華で我が家では誕生祭を祝います。

         大地を割り、ニョキっと芽を出し始めた筍をお釈迦様に見立てて
         この季節のお花に独活と仏豆(空豆)を配しお祝いします。
         独活と仏豆にはお釈迦様に関する文字が入っているので言葉の盆果として飾ります。
         こういう感性が日本文化の魅力だな・・と思います。 
         そして、季節の旬のものを盛る事、季節の生命力を一身に受けた花を愛でる心が
         自然や神仏を敬う心に繋がっていく・・
         実際、京都のお寺を回ってお祖父ちゃんやお祖母ちゃんに手を引かれ
         小さな子供達が同じ格好で手を合わせている姿を見ると、
         日々の文化に対しての姿勢こそが、日本の心が受け継がれていく道だと思いました。

                              


         今日は会津若松からと~っても美味しいお菓子が送られてきたので
         お釈迦様のお誕生日祝いをしようと思います。
         さてさて、珈琲にしようか::紅茶にしようか・・煎茶、ほうじ茶・・
         ん~、抹茶にしようか・・迷うとこだわ~。

         皆様なら何になさいます?
        

そろそろ・・・お花見

2012-04-05 21:21:48 | 美しい生活
                 
              


        いつも、拙い私のブログに遊びに来てくださってありがとうございます。
        3日、4日の日本列島は大変な気象状態でした。
        被害状況が大きな事になってしまった地域もあるようですね。
        心からお見舞い申し上げます。

        前橋の桜はそろそろ開花の準備が整い始めたようです。
        私のお気に入りの桜名所の様子は後ほどご紹介させて頂きますね。

        先日会津若松で見つけた桜の絵付けのペーパーウエイト。
        朱の漆塗りが好きだった母の為に購入してきました。
        桜が満開になる頃、これを文鎮にして写経をすると筆がはかどりそう・・
        潔く逝った両親にはまさにぴったり!の一品。
        直径4.5cm、高さ4.5cmの小さなペーパーウエイトなら旅のお供にも最適ですもんね。
        私が一人旅が好きなのは、遊んでくれるお友達が居ないこともありますけれど
        一人楽しみが出来るから。
        携帯用っていうものに目がないのです。


                         
                         手の平サイズの硯セット



                                    携帯用お香セット(手のひらにすっぽり入ります。)






                                    携帯用お茶道具(野点用)

    
        お香セットは黒檀。
        これはつい最近みつけたものです。とてもモダンなデザインですよね。
        シャープさが黒檀という素材にとても合っていると思いました。
        ちょっとポケットに忍ばせて、「ほっ」としたい瞬間に使えます。

        このお茶道具は二代目です。
        一代目のものは、相当古くなってしまったので休ませることに。
        これはお茶碗が大好きな楽焼なので思わず購入してしまいました。
        姪に見せるとすぐ使いたがるのでまだ内緒。
        いつデビューさせようかなぁ~。楽しみです。
       

        桜が満開の頃、風の穏やかな日に
        香を焚き、小さなお茶道具で抹茶を点て
        ほんの少し花びらの舞う風景の中、
        大切な方へのお手紙を越前和紙に託すとき
        古の方達の優美な時間の過ごし方を愛おしく感じることでしょう。
        現代の私たちにこそ、こんな時間の使い方が必要ではないかしら・・
        そんな風に思います。

        それにしてもこのコンパクトサイズ。
        隅々まで心配りがされていて嬉しくなります。
        竹の筒からは茶筅と茶杓。
        巾着からは表が鯉柄で裏が梅鉢柄の風呂敷に包まれた
        楽焼の茶碗と瓢箪に桜の塗り絵の棗。
        携帯用なのできちんと内蓋がついています。
        直径13cm、高さ10cmの巾着にすっぽりこれだけのものが納まっているのです。
        最近、あまり取り扱っている所が少なくなったように思います・・
        以前は百貨店の器売り場で取り扱っていたのですけれど、
        茶道具専門店までいかないと今は無いかもしれませんね。
        
        桜がチラチラと舞う中、お抹茶を点てて頂いている風景。
        何だか想像するだけで、「ホッ」としますでしょう!?
        お茶のお点前など出来なくても、美味しく頂くことができますので
        お花見のお供に是非どうぞ。

        もしお一人様デビューが寂しいと思われましたら
        是非私にご一報を。
        お道具一式、小脇に抱えて参上致しまする