
珠玉の1750TBi

先ず、最初にお詫び申し上げないといけないのは、この個体は新着入庫として格好良くアップ予定でした。
しかし、諸般の事情にて、Drが指名売り?してしまいました

諸般の事情とは、たまたまこの個体に相応しい常連様がいらっしゃたので、お勧めしたというのが理由です。
珠玉のコンディションかつファンツードライブ大賞候補ですから、買わなければ一生悔いが残りますよとキツ
クリPRしたら買われました

もう一つの理由は、常連様は必ずショップに戻して頂けると言う商売上の理由もありました。

2012y AR 159 1750TBi 6MT 新車並行 3万km 車検31/4(満タン)
新車として並行輸入された数少ない個体です。(正規輸入なし)
2オーナー車ですが、その大事に扱われたコンディションは珠玉の称号を与えてもバチが当たらないでしょう。

純正19アロイ

フルノーマル

なんとRHD!

綺麗なインテリア

強力200PSエンジン(ターボ)

ファンツードライブ!
商品車としてのデビューは没になりましたが、後学の為に1750TBiのインプレッションをお届けします。
結論から言うと、このモデルはDrをして中々骨のあるモデルであると結論付けしました。
200PSエンジンは、ジュリエッタQVやNEWデルタ(D1ターボAT)に4C(未体験)と同じです。
その中ではパワーの出方が良くて、無駄なく200PSを発揮してると思いました。
特に、D(ダイナミック)レンジとかの切り替えが無いのがbetterです。
1,400rpmから発揮する32kgmのトルクも、エンジンを極めてフレキシブルに仕立て上げております。
故に、結構ズボラな運転も許容してくる上に、踏み込めば200PSを余すことなく発揮してくれる緩急自在の
エンジンです。
絶対的にもかなり速く、235km/hの最高速も伊達ではありません。
同型車をアウトバーンでピックアップした特派員をして速いと言わしめました。

やや渋いシフト ノブはノンオリジナル?
渋いのは走行距離が少ないのも一因と思われます。
普段ATを足使いにしている身には、クラッチも重く感じられましたが、やがて身体が馴染んで来たのと、それ
以上に運転が楽しいので気にならなくなりました。
ファンツードイブ要件を満たすのに大事なハンドリングも魅力的なものでした。
FWD的なアンダーステアは切り込むとニュートラルになり、意外とコーナーを卒なくクリアーしてくれます。

純正アロイ+245/40-19 コンチネンタルタイヤ
このファットなタイヤがコーナーリングに貢献しておるのは疑いない事実でしょう。
特筆すべきはコンチネンタルの乗り心地が良かったことです。
ほぼしなやかと言ってもよいサスペンションです。
ここまで褒めれば、ワテも欲しいと言う読者の方もいらっしゃるでしょう。
特に164QV辺りからの乗り換えには最適かと思います。
しかし、現実的には入手するのが困難です

先見の姪のないFCJでは輸入されず、なぜかDrのショップでも輸入歴なし(残念)ですから、国内に
生息する1750TBiは稀少です。
現地よりの並行輸入は可能ですが、コストはお勧めできないでしょう。
この個体を常連様に(押し売りのごとく)買っていただいたのは、言わばDrからのプレゼントです

そして、近い将来戻ってきて、再販出来ると言う商売上の思惑が半分はありました。
何とかもう一台現地からでもGET出来ないかと企てたいDrであります。