二台仲良く並んだ同色GTV 右は常連様の車検入庫
無謀にもAA落札でGETした固体が入庫しました。
正直なところ、ご対面はかなり怖い瞬間でもあります。
その落札額からは、少なくともレストアを強いられる個体であることは伺えました。
1972y 伊藤忠物 RHD 116パイパーイエローは稀少色
商売抜きでこの個体を評価してみましょう。
結論から言うと、現在の姿は色艶無く、錆もそれなりにあり冴えませんが、よ~く見ると
修復すれば光る固体です。
いわゆる放置車で、2004年に車検切れから放置されていたようです。
但し、ボディのコンディションから、野ざらしではなく屋内保管されていたのではと
推測されました。
全体艶無く錆もチラホラ
張替えか切り継ぎか?
ジャッキアップポイントは四つ健在
張り替えるほどではない?
フロアは使える
エプロンも張替え不要
状態良し!
以上、ボディの状態は悲観するほどのことは全然ありましぇん。
綺麗な下回り
オリジナルなエンジンルーム
SOLEXは真っ黒
オリジナルなインテリア
木目良好
ダッシュ小クラック
これは頂けない
比較的綺麗なトリム
伊藤忠レイアウトのSW郡
綺麗なサスペンション トラニオンのスペーサー無し
ファンツードライブ!
外内装はともかく、この個体の嬉しい誤算は、エンジンが良いことです。
硬質な音質でパワー&トルクとも申し分ありません。
世間では不人気のSOLEXはこのエンジンとベストマッチングで、敢えてWEBERに交換
しないほうが良いでしょう。
SOLEXのみ音質がWEBER、デロルトと少々異なりますが、個人的には嫌いじゃありません。
すでにお探しコーナーからのお一方と商談中であります。
購入される場合は、その方好みの仕様に仕上げます。
どちらにしても、前作の1750GTVに較べると、全然ラクチンですネ 。