Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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仕入れルートのお勉強

2014-04-02 08:59:14 | 現代クルマ屋事情

AA(オートオークション)は業者の特権

我々中古車を主とする専業者がどのように商品車を仕入れているかをレクチャーします。

講師はこの道28年のスーパースター・・

Dr.Horii先生ダッス!。(←言うよネ~w)

これから、ワテもクルマ屋を開業したという方にも絶好のバイブルとなることは受け合い
ダス 

少々脱線しましたが、業者仕入れの定番は昔からAAが幅を利かせています。


NETでAAも主流に

NET普及で現車会場に行かなくても落札出来るようになりました。

居ながらにして全国のAA会場をターゲットに出来ちゃいます。

AA会員になるにはそれなりの条件が必要ですが、現在は無店舗でも一部入会できる様に
なったのはNETの普及かと思います。

ただ、AA出品車は玉石混沌でズルボロ処理に使われることも多いのです  

一般的に売り手に有利なのがAAですから、落札は慎重にしないとハマります。


同業者より仕入れ

昔からある手法で、ディーラーさんの下取りや同業者から回して貰います。

こちらは前歴のハッキリした固体で、現車確認も出来ますので、優良な個体が多いです。

AAに較べると圧倒的にこちらの仕入れがお奨めです。

しかし、業界もアナログからデジタル化されて、だんだんと横の繋がりが希薄になって
おります。

ディーラーは業販しなくなり、直接AA出品したりしますから、我々専業者には優良な
個体が入手しづらくなりました。

同業中古車業者も同じく、業販よりもAA出品に移行してます。


下取りも仕入れ

159を販売してムルティを下取りの一例ですが、小売店ではよくある事例です。

こちらは一長一短があります。

言わば、販売と仕入れが同時に出来るので、仕入れの手間が省けます。

しかし、下取りたくない個体や、販売車を現金化したい場合は、むしろ逆効果となり
ます。

下取り仕入れは諸刃の剣というところですが、Drのショップのような専門店では、
仕入れにくい稀少車が戻ってくるのは有利と言えましょう。


ユーザーより直接仕入れ

比率からは少ないですが、昔から一部の業者に存在しました。

現在はガ○バーなどの大手買取店の台頭で競争激化のためにやりにくいです。

しかし、そのショップならではの得意車種はこの限りではなく、ユーザーから買取依頼
が来ることも稀ではありません。

価格の折衝が可能であるのと、現車を確認出来るのがメリットです。


以上、業者仕入れのルートを大筋でレクチャーしましたが、稀に業者間でのバーター
(交換)もあります。

更に、少々マニアックになりますが、海外からの仕入れもあります。


並行輸入の図

国内に存在しない車種では競争がないのがメリットですが、リスクもそれなりにあります。

為替変動も大きく左右されますから、コンスタントに並行輸入を続けるのは難しいのが
現状です。

輸入ルートの確立やアフターサービス体制も必要で、どちらかいうとDrのような上級者
向けの仕入れと言えましょう。


長年の経験から言わせて貰うと、クルマの販売はそれほど難しくは無く、仕入れの
ほうが難しいと言えましょう。

思った車種を想定内の価格で仕入れできれば、必ず利益を生むことが出来るのです。

それは、即AAに出品すれば、利益を生み出します。

大手買取店がの手法がそれなのです!。

かなり即物的ではありますが、最も高効率とも言えます。


さあ、これだけ勉強すれば、アナタもクルマ屋が出来ちゃいますネ(笑)。

















コメント
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