この番組を見た人もいらっしゃるでしょう。
Drは偶然にも、見て引き込まれてしまいました。
これが、統計とかの数字重視でれば、不得意ですが、心理というのが背景にあるから
なんでしょう。
大学の講座で、彼女は学生相手に話しかけます。
それは、専門用語などは皆無で、まさに雑談形式です。
しかも、全ての人が人生や日常生活に直面する、興味深いことなんですね。
うまく言えませんが、教授は心理と言ういささか抽象的な面を統計から立証している
のだと思いました。
選択の科学
テーマである選択は、人生において直面する大事なことですネ。
果たして、その選択が正しかったか否かよりも、選択することの意義を解いておら
れます。
■動物園の動物は短寿命
餌の心配も無く、外敵も存在しない、安楽な動物園に育った動物は野生よりも極めて早く死んでしまうそうです。
野生の像の寿命は平均57歳ですが、動物園の像は17歳くらいが寿命だそうです。
野生育ちは選択をしないと、生きられませんが、動物園では選択の余地はないのでしょう。
■ジャムの法則
6種類のジャムしか置いてないお店と24種類のジャムが並んでるお店では、売り上げは
後者が十分の一しか売れなかったそうです。
これは、あんまし選択肢が多いのが、逆効果だと言うことですネ。
行列の出来るラーメン屋を並ばなくても良いように、店舗を拡張して、
並ばなくて済むようにしたらお客が来なくなったのと同じかなと思います。
新車のフェラーリの納期は一年は掛かりますが、待たなくても良いように増産したら、
フェラーリの人気(値打ち)は無くなるでしょう。
■恋愛よりも見合い結婚
見合い結婚の離婚率は恋愛結婚の五分の一だそうですw。
見合い結婚は親が互いのバランスを考慮して決めます。
又、結婚してからが、恋愛だと言いますネ。
なんでも、アメリカには見合いの風習ははなく、羨ましいとの声があるようです。
ちょっと関連して、
欲しいものを得るのでなく、得たものが欲しかったものであるのが良いとのこと!。
これは正直考えさせられました。
あれだけ欲しかったクルマをGetしても、次第に熱が冷めてしまいます。
「特に欲しかったわけでは無いけど、Getしたら、とても重宝して手放せない」
Drのいすゞビックホーンは特に欲しかったわけでもなく、RC用にやむなく買った
ら、重宝して手放せなくなった!。
これが良いのですネ(笑)。
恋愛結婚は前者で、見合い結婚は後者ということになります。
■商売人は長生き?
商売人は規模は別にしても、選択に迫られる機会はとても多いです。
起業の事務方の方に較べると、商売人のほうが長生きするとそうです。
以上、Drが興味深かった場面を抜粋してみました。
ネットでアイエンガー教授を検索すれば、多数共感されているようです。
個人的に感銘したのは、難しい専門用語ではなく、誰にでもわかりやすいのと、
生徒に語りかけて、問いかけると言うスタンスです。
受講して居る者は飽きないし、引き込まれてしまいます。
残念ながら音声が出ませんが、アイエンガー教授はとてもチャーミングに話かけて
くれます。
子供をいつまでも親がかりではいけないこと、早く自主性を養わせて、選択性を
養わせなければならないということ。
選択をするということが、人間にすごく関わり合いになることに驚きました。
選択の科学とは、とても上手い表現だと思いました。