
1972y Porsche911E Targa 三和物ディーラー車
かなり目ざとい人であればこの個体はかってDrのショップの広告に掲載されていたのをご存じでしょう。
Drの知る限りこの911Eは若干数奇な運命であります。
かって顧客様が個人売買で購入されメンテを依頼されました。
実はこの個体は三和物でありながらディーラーでメンテをバッチシ受けていた個体ではありませんでした。
残念ながら素人整備のコテコテに近いような個体だったのですw。
DrはF田名人の協力を得て電気系の修理からメカポンのセミO/Hまでしたらそこそこのコンディションになりました。

タルガは稀少モデル
調べてみたらこの年式の9111Eタルガの生産台数はわずか861台でした。
クーペに較べてタルガは稀少かと思ったらそうでもありません。
意外にも6~7割はタルガでした。(911Sは5割)
このブルーの911Eタルガに関しては60台しか生産されてないそうです。
Drは個人的にはやはりクーペを好みますがタルガ愛好家も居ます。

トップの着脱は簡単
Ftのレバー二本を倒すだけでRrは差込ですから5分も掛からないくらいです。
トップの重量は比較的軽量で一人でも作業は可能です。
外したトップはFtのラゲッジコンパートメントに収納出来るのは言うまでもありません。

2.4L 165PS/6,200rpm Boscheの機械式燃料噴射(通称メカポン) (クーラー付)
クーラー付きの是非はともかくとしてどちらかいうと911Tよりも911Sよりのパフォーマンスの911Eです。
個人的には2.4Lになり圧縮比が下がったのは気に入りませんがパワーに関しては前身の2.2(155PS)よりも確実に上がっております。

近所を試走の図
全般的にこの911Eのエンジンは好調で良く手入れされています。
アイドリングからレッドゾーンまで例の金属音と共に吹き上がります。
フラットシックスの咆哮も健在でした。
2.4の恩恵もありますが決してピーキーではなく低速トルクも充分ありフレキシブルです。
2nd~3rdギアで意外にもズボラ運転が可能ですw。
久しぶりに911を堪能したDrはちょっとご満悦でありました


インテリアも良好 純正(?)クーラー付
実はこの個体は二年ほど前に911ナローフリークの方に買って貰いました。
911S(2,2!)や964も所有されるオーナーが専門ショップで更に手を入れて頂きました。
従って現在はずいぶんオリジナルに戻ったのとメカも実用レベルに迄復活した訳なんですネ。
オーナー曰く素人コテコテ(失礼w)を戻すのはたいへんだったそうです。
Drの1750Spiderで同様に苦労しましたので痛いほど気持ちはわかります(笑)。
やはり愛情を注ぐのが旧車を保有するセオリーです。
外内装メカとも上々に復活したこの由緒ある三和物911Eタルガを誰か買いませんか?。