大阪の弁護士ささきあつしの独り言

アラフォーからアラフィフになった、なにわの弁護士のつぶやき集

哲学者になった友達

2008-11-14 23:27:16 | Weblog
大学時代の親友が本を出版したときき、今日仕事の帰りに梅田の書店に
立ち寄り、喜び勇んで購入しました。
タイトルは、「転身力~市役所の小川さん、哲学者になる」(海竜社、1500円)。
新刊書らしく平積みで置かれているのをみて、なんともいえないうれしさが
こみあげてきました。
となりにいる人に、「この本、わたしの友達が書いた本なんです」と
言いたくなる衝動にかられました。

さて、早速読み始めると、それが、お世辞抜きにおもしろいのです。
大学を出て一流商社に入った彼を突如おそった生涯研究欲。
とにかく学問がしたいとの衝動にかられた彼は思いきって(というか後先考えずに)辞表を提出。
ところが次に待っていたのが、フリーターとして物心両面に
わたる極貧生活。
しかし、周囲の励ましに支えられ、徐々に更正への道を歩み始めた
彼は名古屋市役所に勤めながら、大学院で哲学を専攻。
そして、栄えある暁烏敏賞を受賞して、現在、徳山工業高専准教授の
地位に上り詰めるというサクセスストーリー。
節目節目で状況はきかされていたものの、実際、ほんとに
辛い時期があったんだなあと思い知らされました。
わたしも友人として数行登場していたところもよかったです(笑)。

友人が本を出版するなんてそうあるものではありません。
わたしにとっても貴重な体験です。

そして、わたしが思うに、ここで終わる彼ではありません。
きっと、これからまたいろいろとダイナミックに「転身」してくれるはずです。
そしてそのたびにこれまで同様、
わたしは彼からエネルギーをもらえることになるのです。

本が売れることを祈っています。










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