昨日、春日部市に住む従妹の葬儀があり出かけました。
家族葬で執り行うということですが、是非にと押しかけました。
血縁では従妹になりますが、親族の中では妹分になっています。私の家族は
戦中に沼津で奉職していた父が精神を病み、本家を頼ってここに戻りました。
戦後、離婚した父と二人で本家で10年ぐらい世話になった時、大人のいざこざに
挟まれていじけっ子になった私に、いつもやさしい声を掛けてくれたのが7歳上の
従妹でした。『姉ちゃあ~』はたまに帰省した時には我が家にも寄ってくれました。
12年前の父の葬儀の時には普通でしたが、それからしばらくして『アルツハイマー』を
患っていると聞きました。
4年前の本家の葬儀の時にはもう人の顔の見分けはできませんでした。ただ昔のままの
本家の建屋を見上げ「ああ、家だあ・・あそこで遊んだ、なつかしい~」と言ってました。
旦那さんが「徘徊に困りGPSを付けていた」と言ってましたが、
「ウチに帰る」と言って家を出て行った従妹はこの家を探していたのでしょうか?
娘さんが住む東京のお寺さんに納骨されるんでしょうが、私は手を合わせながら
道林寺(家の寺)の親の入っているお墓に遊びにおいでよと声を掛けました。