goo blog サービス終了のお知らせ 

かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

老い惚れ

2012-04-05 21:40:15 | 日記
人生ね、あてにしちゃいけません。

あてになんぞするからガッカリしたり、

悩んだりするんです。

あてにしちゃいけません。

あてにしなきゃ、こんなもんだ、

で済むじゃありませんか。



最近出あった、2冊の本。

いずれも、医療現場で働いていらっしゃる先生の

書かれた本である。

それを読みながら、自分の身に置き換えて、

考えたことがある。

もうすぐ自分も、64歳になる。

65歳になれば、法的には、列記とした「老人」である。


今、私も60を過ぎて「老病」をまっしぐらに突き進んでいる。

でも、今の高齢化社会は、みな、「老」を抜きにして、

「病」のことばかりに、こだわり過ぎているように思う。

「老いている」自分を抜きにして、病気のことばかりに

振りまわされているように思えてならない。


老いるということは、

まず、身体的に不自由になること。不健康になること。

すなわち、体の老いである。

そして、対人関係が疎遠になり、やがて、

人生の目標もなくなってくる。

これが、心の老いである。


でも、そのことは、素直に受け入れようと思う。

いつまでも、若さをあてにしてはいられない。

気力も体力も衰えて当たり前だ。

一つや二つの病気とも、仲良くしていけば、

別にあせらなくても、いいんじゃないのか。

じたばたしなくても、いんじゃないのか。


「老い惚れ」ということばもある。

老いることに覚悟と喜びをもって、生きたらいい。


「老人たちに言うんですよ。文鎮になりなさいって。

 文鎮はそこにあるだけで、動かないで役に立って

 いるでしょう。文鎮がしゃべったり動いたりしたら、

 いい字は書けませんよね」



こんな年寄りに、私はなりたい! って。(笑

でも、さっきからカープ戦を観ながら、

ずっと後から聞こえてくるんだけど、

うちの「ばあちゃん」って、よく喋るよなあ。

「うわぁ、カープ、巨人に3連勝だ!」←これ私。

そしたら、向こうで聞こえたよ。ばあちゃんの声が。

 「ああ、疲れたわ」  



広島ブログ いつも、ありがとうございます


明日は、ヒロくんの入学式。

入学式では、お兄ちゃんのトモくんたち、新6年生が、

在校生を代表して、ピカピカの1年生を迎えるそうです。

孫たちから「じいちゃん」と呼ばれ続けて、もう、

「じいちゃん」がしっかり板につきました。(笑
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« がんの特効薬は発見済みだ! | トップ | 入学式とノーヒットノーラン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事