
いじめの未然防止や早期発見ができたり、
問題を隠さず適切に対応できたりした教員や学校を
プラス評価するように、
文科省が都道府県教育委員会などに通達したという記事を
新聞で読みました。
はたして、今までの教員や学校は「隠すこと」が、
当然・当たり前になっていたということなんでしょう。
教育ムラの「隠蔽体質」についての反省はまったくなしで、
その体質の上にふたをして、
隠さないことを、プラス評価にするなんて?
「臭いものにはフタ」という、今までの「ムラ」の隠蔽体質の
新たな手法というか、手口が、また露呈されたというような思いを
もちました。
どこかが、おかしいな。
我が家の食卓に、“干し柿”が置かれていました。
近所のSさんからいただいたものです。
毎年、柿の皮をむいて、縄につるしたものをいただくんです。
それをうちの軒下につるして、甘くなるまで天日干しします。
去年は長く干しすぎて、カビが生えてしまいました。
それで今年は、注意深く、毎日点検。
そろそろという時に、縄からはずして、冷蔵庫の中で、
少し熟すことにしました。
すごく甘味があって、おいしい!
昔は、今ごろの時期は、家の軒先にたくさんの干し柿がつるされて
いる光景を目にしましたが、最近はほとんど見かけません。
もう、30年くらい前のことです。
私たちの地域に、医院が開業しました。
その医院に小学生の男の子(Kくん)がいらっしゃいました。
そのころはまだ、農村というような佇まいが色濃く
残っていました。
初めて見る景色に、Kくんは興味津々。
季節はちょうど、このころ。
Kくんの目に、軒下につるしてある、この干し柿が目に
入ったのです。
たまたま、そのお家のおばあちゃんがおられて、Kくん、
声をかけました。
「おばあちゃん、それ、なんていうの?」
「これかいね、干し柿いうもんよね。
渋柿のままじゃ食べれんけぇ、干して甘くするのさね」
「これ、食べれるの?」
「そう、食べれるよ。一つ、食べてみるかい?」
こんな二人の会話を想像してみてください。
「種が残っちょるけえ、それは食べずに出しんさい」
Kくんは、おいしそうに食べました。
「ところで、僕はどこの子どもさんかいね?」
「今度ここに来た●●病院の・・・・・・」
「そうかいね、ええとこの子どもさんなんじゃね」
次の日、Kくんはまた、このおばあちゃんの家の前に
立っていました。
そして、次の日も、また次の日も。
おばあちゃんは考えました。
毎日干し柿じゃあ、きっと飽きるだろうと。
1週間後、おばあちゃんは、Kくんのために、
ショートケーキを買って来ました。
「あんたみたいに、ええとこの子どもさんがね、毎日、
干し柿じゃあ申し訳ないで、きょうはこれをお食べ」
「・・・・・・・・・・・・・」
「どうしたんね、はよう、食べんと」
Kくんは、干し柿の方を指さして、
「僕は、こっちのほうがいい!」

きょうも来てくださって、ありがとうございます
このブログの“タイトル”「君はまだ、抱いていたのか!!」の意味は、
こちらです!
問題を隠さず適切に対応できたりした教員や学校を
プラス評価するように、
文科省が都道府県教育委員会などに通達したという記事を
新聞で読みました。
はたして、今までの教員や学校は「隠すこと」が、
当然・当たり前になっていたということなんでしょう。
教育ムラの「隠蔽体質」についての反省はまったくなしで、
その体質の上にふたをして、
隠さないことを、プラス評価にするなんて?
「臭いものにはフタ」という、今までの「ムラ」の隠蔽体質の
新たな手法というか、手口が、また露呈されたというような思いを
もちました。
どこかが、おかしいな。
我が家の食卓に、“干し柿”が置かれていました。
近所のSさんからいただいたものです。
毎年、柿の皮をむいて、縄につるしたものをいただくんです。
それをうちの軒下につるして、甘くなるまで天日干しします。
去年は長く干しすぎて、カビが生えてしまいました。
それで今年は、注意深く、毎日点検。
そろそろという時に、縄からはずして、冷蔵庫の中で、
少し熟すことにしました。
すごく甘味があって、おいしい!
昔は、今ごろの時期は、家の軒先にたくさんの干し柿がつるされて
いる光景を目にしましたが、最近はほとんど見かけません。
もう、30年くらい前のことです。
私たちの地域に、医院が開業しました。
その医院に小学生の男の子(Kくん)がいらっしゃいました。
そのころはまだ、農村というような佇まいが色濃く
残っていました。
初めて見る景色に、Kくんは興味津々。
季節はちょうど、このころ。
Kくんの目に、軒下につるしてある、この干し柿が目に
入ったのです。
たまたま、そのお家のおばあちゃんがおられて、Kくん、
声をかけました。
「おばあちゃん、それ、なんていうの?」
「これかいね、干し柿いうもんよね。
渋柿のままじゃ食べれんけぇ、干して甘くするのさね」
「これ、食べれるの?」
「そう、食べれるよ。一つ、食べてみるかい?」
こんな二人の会話を想像してみてください。
「種が残っちょるけえ、それは食べずに出しんさい」
Kくんは、おいしそうに食べました。
「ところで、僕はどこの子どもさんかいね?」
「今度ここに来た●●病院の・・・・・・」
「そうかいね、ええとこの子どもさんなんじゃね」
次の日、Kくんはまた、このおばあちゃんの家の前に
立っていました。
そして、次の日も、また次の日も。
おばあちゃんは考えました。
毎日干し柿じゃあ、きっと飽きるだろうと。
1週間後、おばあちゃんは、Kくんのために、
ショートケーキを買って来ました。
「あんたみたいに、ええとこの子どもさんがね、毎日、
干し柿じゃあ申し訳ないで、きょうはこれをお食べ」
「・・・・・・・・・・・・・」
「どうしたんね、はよう、食べんと」
Kくんは、干し柿の方を指さして、
「僕は、こっちのほうがいい!」

きょうも来てくださって、ありがとうございます
このブログの“タイトル”「君はまだ、抱いていたのか!!」の意味は、
こちらです!