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お母さんピアノを弾いてください

優しい母が認知症、強制入院。介護で体を壊し退職。弟とのメールのやりとり、詩や短歌で介護の現実を紹介していきます。

葬儀の日の花嫁

2011-06-13 20:51:08 | Weblog
父親は優秀だったと思う。

その父親に、亡くなるまで反発し続けた。

なにゆえか、、、どの家でも外には言えない事情がある、それだとしか言いようがない。

今その父親が建てた家で生計をたてている。

情けない話だ。

父と母が育ちが違いすぎた、、、としか言えない。

母は尊敬した、父には反発した。ぼくには理想的な父親像、男の姿がない。

それが結婚できない理由かもしれない。
.........


父親の一族は商売にはたけていたようだ。

父は中学から商業中学に行き、大学も商学部だった。

根っからの商売人。母の家は高等文官、それも風流人士。

大きな目で見れば武士と町人の差、、、その軋轢、、、が僕の精神を狂わせてるかもしれない。


父方のそう祖母にはこんな逸話がある。

層祖母が嫁入りの日、近所で葬式があった。

それを聞いた、層祖母は、花嫁衣装のまま葬儀のある家に行き、

残された品々の引き取り交渉をした。


人が亡くなれば物が余る、品物の始末に困る、、と考えたようだ。

これが近所で評判になったそうだ。



祖母もまた商売熱心であった。

教育は高等小学校しか出ていない。だけど主席だったそうだ。

祖母の話では、
「女でも高等小学校に行かせてもらった。」
と感謝している。


当時の女性が高い教育機関に行くチャンスは本当に少ないのであろう。


母方の祖母の写真には子供の頃、バイオリンを弾いている写真がある。


明治のお役人の家庭が「ハイカラ」だったのもうなずける。











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