怖い夢をみました。
小さい頃からたまにこれにうなされています―
グリム童話にはたくさんの話があります。シンデレラ、赤ずきん、ブレーメンの音楽隊、白雪姫…
巷に広がった童話や民話が、原作を改ざんしたものであることはよく聞く話ですが、白雪姫などは特にこれが顕著です。毒リンゴを食べさせた継母は、生き返った白雪姫と王子の結婚式に呼ばれ、真っ赤に熱せられた靴をはかされ、狂い死にするまで踊らされます。これをご存知の方は多いかもしれませんが、この結末では、純真な子供たちは怖くて眠れません。
私がかれこれ40年、不定期でありながらうなされ続ける夢も、グリム童話の中の一話に因ります。
「ハーメルンの笛吹き男」
写真は、ハーメルンの教会にあるステンドグラスを模写した水彩画と、私が持っていた古いグリム童話の挿し絵です。この水彩画は、現存する笛吹き男が描かれた作品の中で最も古い、約450年前にメルペルクにより模写されたものです。
これもグリム童話の中では有名な話―
村人から鼠駆除を請け負った笛吹き男が、それを成し遂げたにも関わらず騙され、報酬を貰えなかった仕返しに、村の子供たち130人を笛でおびき寄せどこかに消えるというお話。
私は幼い頃から、実際には聴こえない笛の音で飛び起き、冷たい笑顔の笛吹き男に泣かされてきました。大人になった今でこそ泣きはしませんが、裸足で歩く堅い岩山の感触と、悲しくも明るい笛の音色が頭に残ったまま、うっすら寝汗をかいて目覚めるのは同じです。
数年ぶりにみた夢。夢の中で夢とわかっているのに、やっぱり怖い夢―
皆様にもそんな夢はありませんか?フロイトの夢判断を読んでも、自分の深層心理まではわかりません。
ハーメルンの笛吹き男は、実話が童話になった珍しいお話。 ペストの流行により、患者を山に幽閉した説、人身売買説、若者の強制徴兵説等、諸説横行し真実はわかりませんが、それが何であろうと、私にはエッチングの笛を吹く悪魔と、自作の笛の音が夢に現れ、暗い山道を登ります。
私の想像力の源泉は、案外こんな所にあるのかもしれません。本当に怖いのですが、今となっては小さな財産に思えます。
絡みづらかったらコメント スルーして下さい。(マジ汗)
「もー毎日、吹雪吹雪、氷の世界~♪」
刈谷が寒くて…もうすぐ春ですよ。吉報待ってます。
ミオくんみたいに、私も同じ夢を何度も見ますよ。寝汗をかく内容ではありませんが、もう少し続きが見たいなぁと思ってもいつも同じところで目が覚めてしまいます。夢って不思議ですね。最近 まだ4歳の息子が見た夢の内容を教えてくれます。こっそり手帳に書き留めています。
僕の夢も、山を登り洞穴の手前で終わります。いつかその穴に入ったらどうなるのか…「今日も入らなかった」といつもほっとする部分もありますが、これは何かを突き破れない僕を象徴しているのでしょうか。うーん…
ま、いっか。
またお待ちしてます!今年もよろしくお願いします<(_ _)>
当時のロンドン。
ペストが出たら、患者入れたまま家を封鎖したそうな。
確かにね、2-3日で死んじゃうしね。でも(((((((・・;)