ピアノ教室 アトリエムジカ

  Atelier Musica♪(徳島県鳴門市) ART in YOU!! アトリエムジカ。

アトリエムジカ2018年4月のお知らせ

2018年04月18日 | ○教室内のお知らせ




春の時間大調整

たくさんご協力いただきありがとうございました。4月中にほぼ時間調整を
終えて、5月からの新体制でのスケジュールに移行することができそうです。
また塾などの変更などがございましたら、できる限り調整させていただき
ますのでお知らせください。


ピティナピアノステップ2018 鳴門

今年は2018年6月16日(土)鳴門市文化会館リハーサル室での開催と
なります。4月中旬から申し込みデータをお渡ししますので、なるべく
4月中に申し込みお手続きをよろしくお願いいたします。
また、来年から申し込み手続きがWeb申し込みだけになるようです。
今年は郵送でも可能ですが、Webでの申し込みをできる方は今年からやってみて
いただけると助かります。
どうしても不安な場合は山本が手続き代行いたしますのでお知らせください。


5月の予定について

今年は少し勉強を兼ねてアムステルダム〜ウィーンに2週間ほど行きます。
5月4日〜16日までレッスンをお休みさせていただきます。
いつも勝手してすみませんがよろしくお願いします


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2018年1月に東京で見たもの 4

2018年04月18日 | エキシビション(展覧会)



寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽 (サントリー美術館 六本木ミッドタウン)



江戸幕府がひらかれ、戦乱が終わった泰平の時代。「黄金と侘び」の桃山文化、
そして「絢爛と活気」の元禄文化の間にある寛永文化は「キレイ」がひとつのキーワード。

華やかというより上品で落ち着いた色彩、
モチーフを少なくして余白を大きくとった構図、
均整のとれたシンプルでシャープな造形。

そのスタイルを寛永の三巨匠、小堀遠州、野々村仁清、狩野探幽の作品を中心に見せてくれる。

日本美術も数多く観てきたら、時代によってこんなにもスタイルが変わるんだって
実感できるようになった。まだまだ修行中だけど、とりあえず狩野派においては
元信、永徳、孝信、探幽、山雪くらいは分かるようになってきた。

勉強になったー、今回も。




ランチはミッドタウンのいつものおばんざいのお店で日本酒、黒龍とともに🍶
外は桜が結構咲いてきている🌸
だから春のおばんざいというのにしてみた。
量がすごくてちょっと大変でしたが、、、このお店の味が好きです。




至上の印象派展 ビュールレ・コレクション (国立新美術館 六本木)

1890年にドイツで生まれたビュールレが、ベルリンで印象派の絵を観て夢を抱き、スイスで成功して絵を約600点コレクション。2020年にチューリヒ美術館に移管されることが決まっているこのコレクションを、まとめて観られる最後の機会になる。

印象派だからまあ軽めにサクサクと。って思ったけど、途中で結構考えたりしてしまった。

まあともかく、対比して楽しめる作品も結構あった。新古典主義のアングル、注文で描いてるのは
完璧に仕上げてるけど、妻を描いたものは当時なら未完と言われかねない筆致。
アングルもそれなりに時代の転換期にいて、そういう筆致でも描いてみたかったのかもしれない。

同じヴェネツィアを描けど、完璧な景観を描くカナレットと、朝の光を描いたシニャック。
これん並べてるのもなかなかおもしろい。
興味深いのはカナレットとほぼ同時代の画家グァルディ。印象派登場の100年前だけど、
水面や光の表現がかなり印象派風!!

セザンヌもたくさんあった。
彼の描く絵に自分のチューニングが合わないのは、自分の無知からなのか、単に好みの問題なのか
まだよく分からない。ルノワールはどう勉強してもチューニングが合わないので、好きになろうと
努力したこともあったけど、これから先もよほどのことがない限り周波数を合わせられないままだと思う。
ただ、セザンヌに関してはまだ分かららない。一度箱根のポーラ美術館で周波数が合いそーに
なったことがあったから。いずれにしても、ちょっとこれからの課題かなと思う。
今回なぜかすごく気になって、どうして自然を単純な形におさめたいのか、知りたくなってしまった。

ゴッホのコレクションも素晴らしかった。これもいろいろ考えなければならない課題と出会えた。

思っていたより有意義だった。

最後のモネも素晴らしかった。モネだけは撮影OKという気前のよさ。

桜もきれいに咲いている🌸展示室から出ても気分が明るい



さて、東横線に乗ってみなとみらい。最後は横浜。



横浜美術館 NUDE展

初日に行ったら、ものすごくゆったり観られて大満足でした。ロダンの接吻はお写真オッケー。
個人的にはアルマタデマの「お気に入りの習慣」が思いがけずあって嬉しかったなー。

美術館を出て桜の知らない品種??と思って近づいたら、美しいモクレンでしたー。

なんて美しい。風景が突然耽美的になる(笑)







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2018年3月に東京でみたもの 3

2018年04月18日 | エキシビション(展覧会)

プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光 (国立西洋美術館)

ベラスケス7点が一挙来日、これは事件です。というフレーズで、なんとなく士気が上がる。
私と西洋美術館の相性はイマイチで、あのコルビジェの地下に下がってみる建築は、
朝イチじゃないと絶対ムリ。

構成は7つ。
芸術、知識、神話、宮廷、風景、静物、宗教。
それぞれのテーマをスペイン絵画がどのように描いてきたのかを辿る。よくまとめられた構成だった。

いろいろ勉強になるので、火曜サスペンスなら凶器になるなこれはという重さの図録も買った。
あとでノートちゃんと整理しないといけないな。

おもしろかったのはリベーラ。
老人の皮膚のたるみを描くのがうますぎてちょっと笑ってしまう。皮膚科かおぬしは(笑)

ベラスケスの描く軍神マルスも笑ってしまう。だいたいいつもイケてる若い男前なのに、ベラスケスのは
疲れた中年。もしやマルスも定年間近!?あー、こうゆう感じにマネはインスパイアされてしまって、
あの1863〜1865年のスキャンダルを巻き起こすんだなーと納得できた。
2011年はマネの勉強ばかりしてた山本。今日ベラスケスがこんなに観られたことも密かなマネファン
として嬉しい。

静物画もたくさん観られたし。
もうこのエキシビだけでも満足!!って今日はあと4つ展覧会行く予定。体力が、、、苦しい。




外に出たら桜🌸
ランチは東京都美術館で桜のランチをいただきましたー。限定30食って書いてあるのに、なぜかすんなりオーダーできてしまった。桜のタルタルソース??これがまた香りが良くて、幸せ🌸




ブリューゲル展 画家一族150年の系譜 (東京都美術館)


思い返せばブリューゲルにはいろいろな思い入れがある。わりとごちゃごちゃ細かく描かれた
凝縮された絵が好きで、ブリューゲルをたくさん観に行った。どうしてもブリューゲルの描いた
風景が見たくて、ベルギーのど田舎をさまよったり。

いちいち教訓じみたことを描くそのやりかたも結構好きだ。




〈鳥罠〉という作品。
鳥がエサでおびき寄せられ、捕まるという罠が地味に描かれている。それだけではなく、
楽しくスケートする人々もいつ氷が割れて落ちるかわからない。人生は常に危険と隣り合わせ。

同じ主題の版画に添えられた言葉。
「さあ、この絵から人々が人生をどのように滑るのかを学びなさい。ある者は愚かに、またある者は賢く、
それぞれの道を滑ってゆく。氷よりもはるかにもろい、この現世の上を」

ブリューゲル。せっかくイタリアにも2年行ったのに、一番感動し、自らの絵に取り入れたのは
旅の道中のアルプスの山々という(笑)
まあ、でも山本もそういう類の人間かもしれない。

音声ガイドの音楽も良かった。

ブリューゲルの長男次男はともかく、ひ孫の作品まで観ることができて、とてもよかった!!





科学博物館の人体展もとりあえずのぞきに行く。ガレノスさんやレオナルドからはじまり、、、
どんどん字と映像と標本出てくるー。

とりあえず時間がいくらあってもたりないので、体力のことも考えて素通り決定(*'ω'*)

キリンやゾウの心臓とか胃はやっぱりめちゃくちゃ大きかったなぁ。




アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝 (東京国立博物館 表慶館)

なんと本館もこのサウジの展示も2つ合わせてたったの620円で観られる!
びっくりしてチケットのお姉さんに2度聞きしてしまったわ。

今日は夜間開館で21時まで!ワクワク!
とにかく身体がしんどいだけ(笑)神戸とかなら1つエキシビ見たらクッタクタだもの。

最初は人類が幾度かの出アフリカを経て世界へ旅立つところから。なんと意外なことに、
アフリカから出た人々を迎えたのは「緑のアラビア」だったそうだ。
湿潤な時期があったと研究であきらかになっている。

人々はやがて交易をはじめ、都市文明も成立する。その交易で栄えたタールート島から
発掘された出土品の見事なこと!陶器やガラスもこれがBC4000!?みたいのもある。

聖書にも頻繁に登場する香料の交易でも栄える。ギリシャローマの古典資料では没薬や乳香などの
樹脂香料の産地である南アラビアは「幸福のアラビア」と呼ばれた。

その後イスラムが広まり、マッカ(メッカ)巡礼で栄える都市が登場する。
神の言葉、コーランを美しく書くための書の技術。これはすごい!本当に美しい。

美を求めるのは、神を求めるのと同じなんだなと思う。

やっぱりアラビアに行きたいな。
ルーヴルアブダビやシリア、イスラエルも行ってみたいし。






夜の東博がカッコよすぎた。本館がこんなに素敵に見えたの初めてかも。
ドームのある表慶館も夜は人がほとんどいなくて、我が物顔で歩けるという(笑)
すみません☺️

表慶館の美しさが大好き🌿






博物館でお花見を🌸 (東京国立博物館 本館)

毎年この時期の恒例スタンプラリー!桜をモチーフにした作品を観ながらスタンプを集めて、
記念バッジを今年もゲット!

桜の作品、というより他の展示も気になって、体力がすでに限界をこえてるけど
館内はすべて歩いてちゃんと鑑賞。



江戸時代にペリーの通訳した人の写真が気になりすぎて。ひとりで妄想。ペリー君の通訳で疲れて、
鶯谷の笹の雪あたりで豆腐食べながらお酒飲んでたりするのかなとか🍶
何人かの写真があるけど、やっぱり写真の威力たるや、肖像においては破壊的。
江戸の人がすごくリアルに感じられる。



平安時代の院派の千手観音もすごかったけど。光背が細かい〜。
飴細工のコンテストで優勝できそう!!



埴輪は安定の可愛さ!



広重の飛鳥山の花見の浮世絵もステキ。花見はできるわ、富士山は見えるわ、
江戸時代の人も楽しんでいるなぁ。



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2018年3月に東京でみたもの 2

2018年04月09日 | エキシビション(展覧会)


木島櫻谷(このしま おうこく)
〜近代動物画の冒険〜展 住友コレクション 泉屋博古館分館(六本木)



明治から大正にかけて文展の花形だったコノシマオウコクの絵を観るため、六本木へ。
20代にしてすでに京都円山・四条派の技法を使いこなす画家。
驚くべきことに、本人の映像も残っている!!
明治大正期の日本の豊かさがリアルに感じられて、その映像を観られたのはすごく良かった。

男前すぎるライオンや、満足しすぎているリス。
生きているものへの畏敬の念。それも、とてもあたたかい。

あー、とても、温もりのある人だったんだろうなー、と思う。

代表作の〈寒月〉も圧巻だった。
暗い絵ではないのに、確実に夜を描いているとわかる。なぜだろう。
寒さと、暗さと、生きているということのぬくもりを、こんな風に描けるなんて。
やっぱり画家はすごいなー。




ボストン美術館 パリジェンヌ展〜時代を映す女性たち〜
世田谷美術館



用賀の駅から歩いて世田谷美術館へ。
とても感じのいい美術館だ。ゆったりとした気分で鑑賞できる。さすが世田谷。
なんならランチも美術館ですればよかったなーと、一抹の悔いが残る。

パリジェンヌ展で思ったのは、やっぱり女性は大変だなと(笑)
ロココの女性も髪粉ふって、船乗せて、ときには約1.2メートル乗せて髪の高さになるから、
馬車に乗るときに跪いて乗ったとか、、、
ふ〜〜。ドレス着るだけでも、コルセットとか大変なのに。

都市で女性が労働をはじめた時代も、また違う意味で大変だけど、、、。

パリジェンヌとして誇りをもって生きる。
とても大変で、とてもやり甲斐があったのかな。

どう生きるか。
どうありたいか。
どう見せたいか。

パリジェンヌという生き物にはそんな信念を感じる。





くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質
東京ステーションギャラリー

エレベーターを下りて展示室に入ると、竹のにおいがする。
そのにおいに癒されながら隈研吾のメッセージを読む。

新しい物質との出会いから、新しい時代がはじまる。にもかかわらず20世紀は物質を軽視した。
人間と物質とが決定的に切断された。この切断を回復するために30年間仕事をしてきた。
相手も生ものなので奥が深く、様々に抵抗する。
ひとつの作品を残すことが目的ではなく、継続する運動体を残すことが目的、、と。

視覚を超えた五覚の建築をテーマにデザインされた香りをテーマとした竹ひごのパヴィリオン。



セザンヌがサント・ヴィクトワール山を抽象化したように、樹木の抽象化を目指した建築。

日本の建築が守り伝えてきた軒下の美を、現代にふさわしい表現にしようと試みた新国立競技場。

うわー、東京オリンピック楽しみ。

美術館オタクの山本は隈研吾のサントリー美術館も大好き。あの独特のにおい。影。と、光。

物質について、驚くような隈研吾の見解を読み、建築の模型を観る。おもしろい!

古田織部の茶室もなんかよかったなー。



こちらもお茶室↑


さーて帰ってフィギュアスケート世界選手権を感染しよう!!


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2018年の3月に東京でみたもの 1

2018年04月02日 | エキシビション(展覧会)




熊谷守一展最終日にすべりこみ。守一様式の赤い輪郭線、
山も人物も等しく赤で縁どられている。その赤がまた不思議で、
光のような血のような、やっぱり生命のような。

「影ってもんは陰気でしょ」と、だんだんと影を省略する守一さん。
早くに両親を亡くし、次々と子どもも亡くしたこともきっと影響してる。
影のない世界を描いて自らを癒し、人をも癒す。
なんとなく歳を重ねることが楽しみになるような、そんな希望を与えて
くれる。晩年になるほどとても明るく洗練されてる。

身体をこわしてからは自宅の動物や植物を描いていく。
おもしろいのはアリ。幾年もほおづえをついてアリを見てると、
アリは左の2番目の足から歩き始めることに気づいたのだとか。
そんなそこはかとない、重大な発見をそっと教えてくれる友達がほしい(笑)

晩年の〈夕映〉や〈夕暮れ〉というシンプルな日輪を描いた作品も、
とても良かった。

壁には守一の言葉が。
「生きていたいと思いますね。
わたしってしみったれですから、幾つになっても命は惜しいです。
命がおしくなかったら見事だけれど、残念だが惜しい。」と。





半蔵門から紀尾井ホールまで歩いて、着く頃にはびしょ濡れ。
そして連日の仕事+研修や総会などのプチ疲労で、
不覚にも多くの時間を寝て過ごしてしまった。
コンシタンチン・リフシッツのイギリス組曲全曲リサイタル。
全曲ってかー!?と思って驚いて東京行きをこの日に決断した。
なのに寝てしまうという大失態。

第1番のプレリュードは今までに聴いたことがないくらい華やかな
音で始まり、シフよりも装飾音符をクルクルまいて、
びっくりするような音空間だった。

その次にちゃんと意識を持って聴いたのは第6番。
しかもサラバンドあたりから。
これがもう、ちょっとありえないような天上界の響きだった。
紀尾井ホールのシャンデリアのまわりをキラキラと音が流れているのが
見えるような。本当に衝撃の音色だった。
こんな素晴らしい演奏を寝て聴き逃す衝撃もさらに増す。
続いてガボットは、これがまた衝撃的な、これがバッハなのかというような音!おそらくソステヌートペダルを使ってるのだと思うけれど、ピアノから立ちのぼる倍音が、まさに降り注いでくる!!倍音の雨!!外も雨だけど、なんてありがたいこの音の雨!!
あと3日東京だけど、帰ってさっそく実験してみたい!

18日が大阪、21日が東京、24日が横浜と、なぜか行動スケジュールだけがリフシッツ氏と同じというどうでもよいプチ奇跡に感動した山本は、帰ったら真面目にイギリス組曲に取り組むぞ!と決意したのでありました。




コンシタンチン・リフシッツを聴き終えて、銀座シックスへ向かう。
たまたま東京滞在の日程が一緒になったムジカに通ってくれている
生徒さんと一緒に食事。祝日だけどあまり人がいなくて、
レストランの男前が青森の食材について、いろいろ説明してくれる。
確かに長〜いもやしも、りんごのタルトも美味しかった。

   

外は雨だから、六本木の森美術館へ。


レアンドロ・エルリッヒ展。
これは一人で観るより誰かといた方が楽しい。




水がないのに浮かぶ船、



鏡は姿を映すもの、建物は垂直に建つもの、
という普通はそうだろという概念をいい具合に壊してくれる。
あーおもしろかったー。



最後に京都松栄堂さんのアイリスのお香があり、いい香りが漂っていた。
壁に立てかけてる巨大なお香は「飾りですよね??」とスタッフに尋ねた。
そしたら、「本物です」と。ほほほ。



これ、ジャンプ展コラボのメニュー。フリーザ様。いけてる。

ホテルに帰って見た世界選手権の女子SPは、カロリーナの圧巻のパフォーマンスになんか、ジワっと泣けた。さとこちゃんも頑張れ!!!
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