超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
研修生時代~就職~リストラ~転職~復活~起業
ときどき趣味も。

就職 16:昇給万歳

2020-02-24 00:05:18 | 木工2・就職
3年目も終盤の2008年春、ついに昇給しました!
2万円UP。
しかも、皆勤の月はプラス1万円。
ほとんど休まず勤務していたので、実質3万円の昇給でした。

任される仕事が増え、終業後にいろいろ作るのも楽しくて、充実していました。

入社時から担当していたコースターを作るのも、速くなりました。
社長から
「もうできたのか?!」
と言ってもらえたときは、うれしかったです。
遅くて注意されることはあっても、速さを誉められることなんて、なかったので。



2008年といえば
・ 原油価格の高騰
・ リーマンショック
・ 景気の衰退

でも、他人事でした。

自分で言うのもなんですが、脂がのってきた頃?
そう、大きな勘違いをしていました。



いつしか

木材が値上がりし、
会社の商品も値上げせざるを得なくなり、


そして、


お察しの通り


翌年、リストラで会社を去ることになりました。


就職 15:箱物

2020-02-23 07:28:19 | 木工2・就職
私は箱物が苦手です。

貧乏性のせいか、引き出しはいつもキツイ。
無垢の板はとにかく重くて、組み立てが大変。
箱物の仕事が入るとユウウツでした。
そのくせ、大物の水屋箪笥を作ってみたいとも思っていて、矛盾してましたね^^。

椅子やテーブルなど脚物を作るのは好きでしたが、形が複雑なので、機械を使っているときに怖いと思うことが多々ありました。

そんな状態ですから、箱物でも脚物でも、仕事ではストレスを感じていました。
毎日、必死でした。

無条件に楽しかったのは、ときどき大量注文が入るレストランの「鍋置き」の仕事。
サイズが小さいから体は楽。
単純な作りなので、作業は安全。
量産品の場合は各パーツの見本を残しておけるので、次回の製造も失敗しない。
つかの間の、癒しの時間でした。


写真は、苦手な箱物を克服しようと作った書類ケースの一部です。
単なる箱物ではつまらないので、組み手をハートにすれば作るのが楽しくなるかな、と思って、試してみました。

就職 14:学習机

2020-02-22 11:07:21 | 木工2・就職
3年目は一番充実していたような気がします。

友人のお姉さんから、小学生になるお子さんの学習机を作って欲しいという、うれしいお話がありました。

広いお宅なので、大きい机を作りました。
椅子と引き出しも全部おまかせ、ということで、好き勝手に作らせていただきました。

気に入っていただけたようで、引き続き下の子の学習机も頼まれました。

本当にうれしかったです。

休みの日も工場に行くのが習慣になっていました。


2セット目は同じサイズでデザインを変えましたが、写真は残っていませんでした。
写真を撮った携帯、水没しちゃったんです・・・。
残念。

就職 13:ラダーバックチェア

2020-02-17 15:11:03 | 木工2・就職
3年目、仕事の担当はベンチ、チェスト、二月堂など、だんだん大きいものになっていきました。

1番嬉しかったのは、ラダーバックチェアを1人でやらせてもらえたこと。
最初は簡単なパーツを作る手伝いだったのですが、
そのうち複雑な角度での加工を教えてもらい、最終的には、木取りから組み立てまで1人でできるようになりました。
図面と治具があるからこそできることなので、自分の実力ではなかったのですが^^、自信はつきました。


でも、一つ苦い経験が。

座板の加工を始めるとき、台車の右半分に未加工の板を30枚以上積んでおきました。
一枚ずつ加工しながら、今度は左側に積み上げていきました。
全ての板が左側に積み上がったところで、次の作業に移るため、台車の向きを変えることにしました。
かなり重いので、かがんだ姿勢で、力強く押しました。

台車はバランスを崩して傾き、座板が私に降ってきました。

板の角が背中にガツガツ当たり、痛かった・・・。
温厚な職人さんにも怒られるし・・・。
泣きたいけど、泣いてる暇はないので、さっさと次の作業に移るしかありませんでした。

もう、片側に積むのはやめました。

板が次々と床に落ちていく音、なかなか派手で恐怖ですよ。
やらかしたことが、一瞬で工場全体にバレました。



このラダーバッグチェアが好きすぎて、当時から買いたいと思っていましたが、高すぎて買えず、昨年、起業しようと決めたときに、ついに購入しました。
辛くなったときには、これをみて頑張るぞっ! てことで。


座り心地も最高ですよ!


就職 12:座編み教室

2020-02-12 17:47:49 | 木工2・就職
お茶祭りか古民家ギャラリーか忘れましたが、スツールをみたお客さまから、座面の編みかたを教えてほしいと言われました。

そこで、自宅で教室を開きました。
1度だけですが。

こういう需要もあるんだな~と思いました。



その後、黙っていればいいものを、なぜか私、会社で話してしまったんですよね・・・。

きっと、自分に対して需要があるのが嬉しかったんでしょう。
会社ではいつまでたっても下っ端で、全然、大物の家具を作らせてはもらえなくて、給料も上がらず気分が腐ってたので。
それで、つい^^。



案の定、社長から注意を受けました。

従業員の勉強のために工場を使わせているのに、そこで作ったもので金儲けするとは何事だ、と。

そりゃそうだけど・・・
無料にしたら本当に需要があるのかわからないじゃないかっ

て、心の中で思いました^^。


社長のいうことはもっともなので、反論できず、ますます気分は腐っていきました。