土に練り込め！釉薬を！5

今日は午後から出かけるので、大きい作品の型洗いはまたの機会にして、昨日型外しした白土＋糠白（釉薬）の作品の修正をしました。





今の段階ではとりあえずこのくらいの密度で十分かな、もう少し乾燥が進んで土がかたくなってきたらさらに詰めます。その後素焼きしたらまた詰めて本焼きへ、本焼きで収縮することで、素焼きの時の密度より、一段階ディティールが詰まった感じになります！
素焼きのさらっとしていて空気感のある柔らかい質感もいいけど、焼き締めした土の強い抵抗感と、収縮によって引き締まる形態感もいいなあ～と思います。焼成での歪みが激しいのと、修正が困難（硬いので、削るにもダイヤモンドツールが必要だし、盛るにしてもなかなかうまくつじつま合わないんですよ）な為に、あまり大きな作品（パーツごとにバラバラで焼いて後から組み立てるような）には向きませんが、こうした小品なんかは、一発勝負で亀裂も作品のうち！くらいなスタンスで焼き締めてしまうのもいいですよね～ (＾～＾)
焼き締めまでしてしまえば、落として割ったりさえしなければ劣化も風化も簡単にはしないので１千年だろうが１万年だろうが残る作品になります。
１万年後にまともに人類がこのまま繁栄しているとは考えにくいですが、誰かが（宇宙人でもいいや）なんじゃこれは？って作品を発見してくれたらおもしろいな～（笑）ロマン、ですね～（笑）