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森共同アトリエ 管理人日記

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土の掻き出し、修正!

2009年12月26日 11時06分19秒 | 小作品
7時、今日は午後出かけるので、a lifeの割り出しはお休みです。

自刻像がいい具合にかたくなってきたので土を掻き出しました~(^_-)☆

この作品はテラコッタ(素焼き)にします!なので型取りして、型に土を込めるか、土を掻き出して、直接焼くかなんですが、今回は掻き出しでやります。
型をつくらない、ということは一点ものなんです(^~^)当然失敗も許されない。
↓まずはワイヤーで後頭部を切り離します。

↓芯棒に引っ掛かってしまったので、下半分を先に切り離しました。

↓なんとか上もとって掻き出しベラで土を掻き出していきます。当然厚みが薄くなるので、作品が柔らかいと潰れてしまいます。見極めが肝心!!
 


↓芯棒から取り外して、丁寧に掻き出し、厚みを均一にします。針でポツポツ穴も空けておきます。なぜかというと、土の中に空気が残っていると、焼成中に膨脹して作品ごとはじけ飛んでしまうのです(^_^;)針で穴を空けることで、そのリスクを軽減することができます。

↓これはドベといって、作品をつくった時と同じ土をドロドロにしたものです。要するに接着剤みたいなものです。

↓ドベをつけるまえに、断面にキズをつけます。こうすることで、ドベの浸透がよくなり、割れにくくなります。すでに作品とドベの水分量は大分違うので、収縮率にも差があります。なのでただドベでつけるだけでは割れる可能性が高いのです。
櫛みたいのでキズをつけます。



↓ドベを盛って~。

↓くっつける。

↓同じ要領です。

↓空気が入らないようにするためにも、ブニュッってはみでるくらいがいい。

↓ほんとは接着面付近をヘラでこねるくらいすると、土の水分量にグラデーションができて割れにくいのですが、めんどうなのでしません(笑)
接着面をヘラで厚みの半分くらいえぐって中間の柔らかさの土を詰めていきます。



↓そして修正!

↓同様に接着面を全部修正!



↓これから乾燥に入ります!ちょくちょく修正も入れていこう!

↓芯棒はこんなです。
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