「野田政権に対する感想は?」
と、複数のメディア関係者から尋ねられたが、所信表明も行われていない段階で、良いも悪いもない。
だから、期待も絶望もしていない、と答えている。
世間では、外交も内政もぐちゃぐちゃにして辞めた鳩山氏や、
同じ民主党の仲間の多くから
「お願いだから早く辞めてくれッ」と、
悲鳴に似た辞職勧告を受け続けた菅氏と比べれば、
野田新総理はマシなのではないかと、そういう声が聞こえる。
そこで考えた。
たとえば。
入学以来2年間、100点満点で30点以下しかとれなかった子がいたとする。
その子が、100点満点で50点とった。
「よく頑張ったねえ!」と、先生は一応褒めてくれるかもしれない。
野田政権に対する期待値を間違えると、
まるで50点が素晴らしいかのような錯覚に陥る。
子どものテストなら、冷たいようだが、影響はその子だけのことである。
しかし、国政での50点は、国家国民全体が50点の中で生きていかねばならないことなのだ。
政治には常に100点を求めるべきである。
そうしてようやく、合格点の60点くらいになる。
要は、期待しつつ、厳しく監視すべき、ということである。
監視するには、監視するだけの見識を私たち自身が持たねばならない。
だいたい、見識のない国民が、どうやって見識のある政治家を選べるのか。
政治は政治家に丸投げしているのではない。
政治家に、一時的に権力を与えて、私たちの代わりに働いてもらっているのだ。
政治家には国家国民に対する責任があり、
国民には、見識をもって政治家を選び、見識をもって政治家を監視をする義務がある。
野田政権で試されているのは、
実は私たち国民の、政治に対する見識、そして監視義務でもあるのだ。
と、複数のメディア関係者から尋ねられたが、所信表明も行われていない段階で、良いも悪いもない。
だから、期待も絶望もしていない、と答えている。
世間では、外交も内政もぐちゃぐちゃにして辞めた鳩山氏や、
同じ民主党の仲間の多くから
「お願いだから早く辞めてくれッ」と、
悲鳴に似た辞職勧告を受け続けた菅氏と比べれば、
野田新総理はマシなのではないかと、そういう声が聞こえる。
そこで考えた。
たとえば。
入学以来2年間、100点満点で30点以下しかとれなかった子がいたとする。
その子が、100点満点で50点とった。
「よく頑張ったねえ!」と、先生は一応褒めてくれるかもしれない。
野田政権に対する期待値を間違えると、
まるで50点が素晴らしいかのような錯覚に陥る。
子どものテストなら、冷たいようだが、影響はその子だけのことである。
しかし、国政での50点は、国家国民全体が50点の中で生きていかねばならないことなのだ。
政治には常に100点を求めるべきである。
そうしてようやく、合格点の60点くらいになる。
要は、期待しつつ、厳しく監視すべき、ということである。
監視するには、監視するだけの見識を私たち自身が持たねばならない。
だいたい、見識のない国民が、どうやって見識のある政治家を選べるのか。
政治は政治家に丸投げしているのではない。
政治家に、一時的に権力を与えて、私たちの代わりに働いてもらっているのだ。
政治家には国家国民に対する責任があり、
国民には、見識をもって政治家を選び、見識をもって政治家を監視をする義務がある。
野田政権で試されているのは、
実は私たち国民の、政治に対する見識、そして監視義務でもあるのだ。