Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

鏡の間で、仮装舞踏会

2016-05-31 21:53:11 | つぶやき

 現地時間で5月30日(月)午後7時半より、ヴェルサイユ宮殿鏡の間で、「第2回 仮装舞踏会」が開かれた。

 ↓ このイベントの一番大事な約束事、それは事前申し込みした参加者は、全員バロック様式の宮廷服を着ること。皆さん、いったいどこで衣装を調達してきたのだろう?鬘もアクセサリーも凝っている。エントランスでは、生演奏の楽団が出迎えてくれる。ここに一歩足を踏み入れただけで、気分は18世紀。

↓ こちらがメイン会場の鏡の間。オスカルも近衛隊時代はほぼ毎晩このような華やかな舞踏会で、さりげなく目立たない場所に立ち、アントワネットの警護に当たっていただろう。当時の照明も、このくらいの明るさだったろうか?人がひしめき合っているけれど、整然とダンスが繰り広げられている。

↓ バレエを踊る人たち。決めポーズがいかにもロココ風。17~18世紀のバレエは今と違って、女性はあまり肌が出るような衣装は着ていなかった感じ。トウシューズも現代のものと違うのだろうか?

↓ 兄ヨーゼフ2世の婚礼の席で、バレエを踊るアントワネット。(=一番右)

 

↓ バレエを踊る少女。

↓ このイベントのハイライトは、鏡の間から花火を鑑賞すること。参加者にとって、一生忘れることのできない思い出になるだろう。

 今年で2回目のこのイベント。写真で見る限り、どの人もとても楽しそう。思いっ切り現実離れしたドレスとメークで、束の間18世紀の宮廷人となる。この仮装舞踏会、おそらく来年も開催され、ゆくゆくは初夏のヴェルサイユの定例イベントとして定着するのではないか?これを楽しみに、ずいぶん前から衣装を準備する人もいるだろう。ヴェルサイユ宮殿が過去を偲んで見学する場所として存在するのではなく、実際にロココ時代を再現する場として、現在進行形で使用されることが面白い。3Dでロココ時代を楽しめるこの企画、今後も多くの人に喜ばれ支持されていく気がする。

 読んでくださり、ありがとうございます。



5 コメント

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さちみりほ先生が参加! (あっこ)
2016-06-01 08:31:24
おはようございます。
日本からのベルサイユ舞踏会参加者の中に、今年は漫画家のさちみりほ先生がいらっしゃいました。
Twitterでは有名人のロココドレス製作者Nomi嬢からドレスを借りての参戦です。色々画像をupされていました。
現地は暴風雨で大変だったようです。もう少ししたら、まとめができると思いますので、またお知らせしますね。
Twitterをやっている方は、#FetesGarantes で検索すると、舞踏会の素敵な画像が出てきますよ。
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スペル間違い (あっこ)
2016-06-01 10:22:21
訂正します。#FetesGalantes です。
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あっこさま (りら)
2016-06-01 22:58:57
 コメントをありがとうございます。

 さちみりほ先生のTwitterを見せていただきました。ドレスが素晴らしいですね。この日のためにNomiさまから借りたのですね。とてもゴージャルなドレス。日本から持っていくのは、重くて大変だったでしょうね。でも仮装舞踏会に出るためなら、それくらいなんでもないのでしょう。どの写真も、参加者ならではの目線で撮れています。本当に華やかで豪華で、自分が18世紀に生きているかのような錯覚に陥ります。今、セーヌ川が氾濫しているそうです。でもそんなことはしばし忘れ、人々は30日このイベントは年々、日本人参加者の数が増えていく気がします。

 まとめ画像も楽しみにしております。あっこさま、嬉しい情報をありがとうございました。
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おはようございます。 (あっこ)
2016-06-02 07:35:05
こやまゆかり先生も舞踏会に行かれていたそうです。どんなドレスだったかは分からず。
先生のツイートによると、ハリウッドスターも来ていたそうですよ。あ~1度行ってみたい!
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あっこさま (りら)
2016-06-03 00:27:23
 コメントをありがとうございます。

 こやまゆかり先生のtwitter、読ませていただきました。普段は一般公開されていない部屋を見ることができ、感動されたご様子。ハリウッドスター(どなたでしょうね?)も来ていたとは!年々、賑やかになっていきますね。一度は生で参加してみたいです。(着ていくものがない。)
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