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「大人の世界史」には、他にも興味深いエピソードが書かれている。
1 ジョセフ・ギヨタン(ギロチン)博士
犯罪者を処刑する時、少しでも苦痛を和らげるために使用された死刑執行道具、別名「ギロチン」。これを発明したのはギロチン博士と思っている人が多いのでは?実は私もそうだった。しかし事実は異なる。外科医のギロチンは断頭台を処刑道具として採用したらどうかと、議会に単に提案しただけだった。この形の処刑台が開発されたのはイタリアで、実際に処刑に使われていた。それをヒントにフランスで改良を加えたのはルイーズという名の医者。だから最初この処刑台は「ルイーズ」と呼ばれていたが、いつしか推薦者の名前をとって「ギロチン」と呼ばれるようになった。
ギロチンの未亡人や子どもたちは「あんな処刑道具に夫(父)の名前が使われるのはたまらない。」と、議会に再三取り消しを求めたけれど、遺族が騒げば騒ぐほど「ギロチン」という名は有名になり、ますます定着していった。ギロチン博士自身は、ベッドの上で安らかに息を引き取っている。このような道具の名前として使われ、200年以上経った今でも多くの人に誤解されている事実。博士は処刑者のために良かれと思って提案したのに、なんだか気の毒になってくる。
この方がギヨタン博士。肖像画を見る限り、とても穏やかな紳士に見える。
2 ナポレオンのロシア遠征、失敗の理由の1つ
ナポレオンは1812年秋から冬にかけて、モスクワを目指す。しかし行く手を猛烈な寒さと雪に阻まれ、撤退を余儀なくされ大敗する。のちにナポレオンは「我々の破滅は冬だった。我々は気候の犠牲になったのだ。」というセリフを残している。しかしフランス軍に甚大な被害が出たのは、寒さのためばかりではなかった。
たとえばモスクワを出発する際、フランス軍はわずか1週間分の飼い葉しか用意していなかった。馬がバタバタ倒れたのは寒さのせいでなく、えさ不足が原因だった。フランス軍が壊滅的な打撃を受けた後、本格的な寒さが到来した。その寒波を逃れて帰国した兵士たちが「考えられない寒さに苦しめられた。」と言ったことから、ナポレオン軍はロシアの寒さに負けたと思われているが、実際は冬将軍が到来する前に、ロシアから撤退していた。準備不足がたたり、ロシア遠征をあきらめたことになる。詰めが甘かったのだろうか?
今回のトップ写真は、パリのコンコルド広場。フランス革命期、ここで多くの王族・貴族・政治家が断頭台の露と消えた。
読んでくださり、ありがとうございます。
第二次世界大戦時の独ソ戦でも、冬将軍が勝敗を決しました。ナポレオン軍よりはマシだったにせよ、ドイツ軍も夏服の軍服でロシアに侵攻したことを、職場の上司から聞いたことがあります。予想以上に早い冬将軍の到来で、ドイツの誇る最新兵器が役に立たなかったとか。この種の話になると男性は詳しい。
ドイツ軍も闇雲に侵攻したのではなく、その前にスターリンによる将校大粛清があり、ソ連軍内部がガタガタになっていたのを狙いました。事実、緒戦でドイツ軍は連勝を重ねています。いずれにせよ、ナポレオン時代も20世紀も、遠いロシアの地で大勢の兵士が還らなかったのは悲劇でした。興味深い世界史のお話を有難うございます。
18日にバラ園に行く宣言してから、間が空いてしまいました、
が、サイトは毎日チェックしていました、
SSもいつも楽しみにしてるのですが、
大人の世界史、いや~興味深いです
特にギロチンに纏わる話は、人の名前ってのだけは知ってたましたが、お医者様でしたか、それは知らなかったです、勉強になりました
さて、18日行って参りました、どうやら私はフェルゼンと相性がいいのか、いつもフェルゼンが見頃なんですよね、
今回もフェルゼンは満開でした、
オスカル様も、もう終わりか?と思いましたが、22日にまた行ったんです、
それと言うのも、アンドレ、ロザリーは蕾がまだ沢山あったので、咲いたかな?と思って、
アンドレ、ロザリーはまたまだ咲きますよ、週明け位がよいのでは?
オスカル様も終わりかと思いましたが、
よく見るとまたまだ蕾があります、
フェルゼンはもうピークは過ぎました、22日が最後の咲き誇りでしょうか、
王妃マリーアントワネット様も数は少ないけど、一番綺麗に咲いてました
ドイツのマリーアントワネットの薔薇も綺麗でしたよ、こちらは白で、中央が少しオレンジがかってる薔薇です、隣にはプチトリアノンの薔薇もあります
ベルサイユのばらも週明けまでは何とか持ちそうかな?
秋薔薇を考えてる方、月曜日までは天気いいので、いかがですか?
園内の薔薇は、今が一番咲き誇ってますよ
春と違って秋薔薇は駐車場も渋滞してませんから
そうそう、アンドレ・ノートンの薔薇の苗が売ってたので、園内探してみたけど見付からなかったのが悔いが残ります、
ベルばらにちなんだ、マリアテレジア様も見頃、ルイ14世はいつも咲いてないんですよね、まあ、そう言うベルばらにちなんだ薔薇を探すのも楽しみの一つです、モーツァルト、ナポレオン、ジョゼフィーヌ等々
次のバラ園は春か?来年の池田先生のトークショーはいつかな?
と毎年あるから、来年もやると決めている私でした、対談相手が私の好きな方ならいいな~
と、また長くなってしまいました
いつもぐだくだすみません
アラレでした
ナポレオンにしては詰めが甘いというか、それまでの連勝からつい気が緩んだのでしょうか?ヨーロッパ人でも、ロシアの寒さがいかに過酷であるか、読めなかったのかもしれませんね。フランスと同じように考えていたのかもしれません。
ドイツ軍の話、興味深いです。ロシアって一筋縄ではいかない国ですね。mugiさま、教えてくださり、どうもありがとうございました。
アラレさまは、京成ばら園に今年は何度足を運ばれましたか?フェルゼンのばらは、薄紫でとても上品な色合いですよね。アンドレのばらは今日あたり、満開でしょうか?柔らかい黄色のばらでしたね。ロザリーは愛らしいピンクのばら。今週もまた見に行かれますか?ばらというとたいていの人は5月~6月に鑑賞を楽しみますが、秋のばらもいいですよね。駐車場が空いているなら、なおいいです。マリー・アントワネットは大輪の赤。ドイツのアントワネットもあるのですね。
私の地元にもばら園があり、ル・ノートルのばらもありますが、私が行った時は、花は終わっていました。残念。白っぽいばらでしょうか?ばらの名前を見るのも楽しいです。有名女優さん(カトリーヌ・ドヌーヴ)や、王族・皇族のお名前が付いているのも多いですね。トークショーには、毎年池田先生がいらっしゃるのでしょうか?ゲストも楽しみですね。ばらは奥が深いです。見て飽きることがありません。香りも良いし---。アラレさまはご自分でもばらを育てていますか?キャラばらを育てたことはありますか?
アラレさまのばら便り、楽しみです。次はいつばら園に行かれるのでしょう?秋ばらを見て、美味しい紅茶とケーキをいただけたら最高です。