Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

旧前田侯爵家本邸 (洋館&和館) No.3

2015-11-01 10:53:06 | つぶやき

 引き続き旧前田邸2階部分の写真です。

 利為(としなり)侯爵と菊子夫人の寝室の隣は夫人室。南向きなので太陽の光が十分に差し込み、会話が弾みそう。ここに夫人は友人を招いてお喋り、お茶会などサロンとして活用していたと思う。暖炉もとても優美なデザインで、部屋の雰囲気を損なっていない。何だかホテルのスイートルームのよう。

 こちらは書斎。この屋敷が使われていた当時、既に電話線が引かれ電話が使われていた。

 親しい友人をこの部屋に通し、談話していたことだろう。

 書斎の隣は、次の間。ここで客人をお待たせしたのだろうか?

 2階から見た景色。狭いけれど中庭があった。

 ところで旧前田侯爵邸は、渡り廊下で和館と通じている。書院造の和館は昭和5年に完成。自然の巨木を生かし、名石をあしらった奥庭、芝生の広場が設けられた。前田侯爵がロンドン駐在武官であったことから、和館は外国人賓客接待用として建てたとも言われている。

 こちらが薬医門。

 薬医門をくぐって玄関へ。

 現在、1階部分のみ公開。玄関から二の間、一の間(表座敷)と続く広間、重厚な床の間、違い棚、欄間の透かし彫りなどを見ることができる。日本間なのに、違和感なくシャンデリアが輝いている。

 縁側からは松やモミジなどの樹木、鯉が泳ぐ池、芝や石の配置が見事に調和した日本庭園を眺めることができる。

 華々しい社交場となった旧前田侯爵の豪邸も第二次世界大戦中、前田侯爵の不慮の死ののち私人の手に渡り、終戦と共に占領軍に接収された。昭和32年、接収が解除され、再度民間所有となったが、昭和50年4月、目黒区に移管された。

 ヴェルサイユ宮殿のような豪華絢爛さとは違う、落ち着いたどこか侘びさびのテイストすら感じられる旧前田邸。古き良き日本の華族の生活がしのばれる。これから先、このような建造物はもう建てられることはないだろうな。

 

 話題は変わります。

「ベルばら 週めくりカレンダー」は、どうやら来年は発売されないようですが、代わりに集英社から「ベルサイユのばら 365日幸せノート」が11月25日(水)に発売予定です。発売まであと約3週間。いったいどんな冊子なのか、あれこれ検索してみましたがカラー写真画像がなくわかりません。もうしばらくしたら詳細が明らかになると思います。今わかる情報は次のとおりです。

http://www.hanmoto.com/bd/isbn/978-4-08-780772-1

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-780772-1&mode=1

 内容紹介に

 一日に一度はベルばらを! 名作の記憶に残るあんなカット、こんなせりふを365日分そろえました。オスカルに励まされ、アンドレに癒される、書き込み式の「自分発見ダイアリー」。カラー8Pつき!!

とあるので日記形式なのでしょうね。楽しみに待ちたいと思います。

 読んでくださり、ありがとうございます。



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まりまり)
2015-11-01 15:19:29
りら様、こんにちは。
前田侯爵邸のレポートありがとうございます!
駒場公園には小さい頃から何度も遊びに行っていますが、侯爵邸の中には入ったことがないのです。(たぶん、、)
前の芝生では走り回っていましたが。
中はこんなにステキなんですね♪
今度、土曜日のツアーに行かなくては!
 
日記の情報もありがとうございます。
中身はまだミステリアスな感じですが、楽しみですね(*'▽'*)
それと来年の手帳ですが、とっても顔色の悪いオスカル様のお顔、りら様からアドバイス頂いた通り、ちょっと色を入れてみました。
色鉛筆で口の輪郭をなぞり、綿棒にチークを含ませ、少し強く目の下と口の中をこすってみたら…。
なんと!
自分で言うのも何ですが、違和感のない仕上がりに(笑)
もう、来年の手帳はこれでいきます!
しかし、こんなことをしてるのは私だけだと思うとちょっと恥ずかしい(^_^;

それではまたSSのアップ楽しみにしています!!
返信する
まりまりさま (りら)
2015-11-01 23:35:44
 コメントをありがとうございます。

 駒場公園周辺はとても環境がいいです。そして旧前田侯爵邸。ぜひ一度中も見学してください。入場無料ですし、カメラ撮影もできます。ツアーに入らなくても、フリーの見学も大丈夫ですよ。

>色鉛筆で口の輪郭をなぞり、綿棒にチークを含ませ、少し強く目の下と口の中をこすってみたら…。
なんと!自分で言うのも何ですが、違和感のない仕上がりに

 わぁ!オスカルのお顔が一気に華やかになったでしょうね。頬とくちびるに赤みが増したら、本来の美しいお姿が蘇ったはず。これで2016年もばっちりです。良かった、良かった。全然恥ずかしくないですよ。どうせなら、美しいオスカルを毎日眺めたいですよね。他の方にもぜひお薦めしたいです。
返信する

コメントを投稿