
ブレゲと彼の時計について、さらに検索してみた。
↓ こちらはブレゲの肖像画。
↓ 池田先生は、彼に鬘を被らせている。今回ジャルジェ将軍が結婚45周年の記念に、夫人に時計を贈る設定が洒落ている。
↓ 医者そして革命家でもあるマラー。入浴中に、女性の訪問客シャルロット・コルディーによって暗殺された場面を描いた絵が有名。(「入浴中に、異性の来客に会うマラーってどうよ?」とも思う。)
↓ 彼にはこんな肖像画も残っている。
↓ 池田先生が描いたマラー。肖像画の特徴をよく捉えている。
↓ 前編ではブレゲが発明した2つの時計について触れている。1つめはペルペチュアル。人間の手でなく、時計が自分でネジを巻く…夫人が驚くのも無理はない。
↓ これがペルペチュアル。意味はフランス語で永久時計。SEIKOの解説を引用させていただくと
信頼性を備える自動巻き時計を世界で初めて実現しました。懐中時計の使用者が歩いたり、乗り物に乗ったりしている間に、ムーブメントに取り付けられた分銅が上下に振動することで、ぜんまいが自動的に巻上げられ、これにより巻上げが不要になり、時計が永久的(ペルペチュエル)に動き続けると考えたもので、1780年に完成、オルレアン公爵に最初に販売されました。
アラビア数字版。将軍が夫人にプレゼントしたのはこんな感じの時計かな?
ローマ数字版。
↓ アントワネットが澄んだ音色に感動したゴング付きリピーターウォッチ。SEIKOの解説より
夜の暗がりでも、時刻を1時間、15分、1分単位で細分化して知らせる機構が「ミニッツ・リピーター」で、ブレゲはそれまでリピーターに用いられていたトック方式(ハンマーがケースを直接叩く)に代わって、スティール製のワイヤ状のゴングをムーブメントの外周に沿って配置するという画期的な方式を1783年に発明しました。このゴング方式は、リピーターウオッチを薄く作り、かつ澄んだ響きを作りだす事が出来たので、当時の時計師の大半がその後採用するようになりました。
夜の暗がりでも音で時を告げる時計…自然光の射さないコンシェルジェリの牢獄内で、アントワネットが愛用したのはゴング付きの時計だったかな?澄んだ時計の音色で、彼女は今何時なのかを知った。牢獄を出て処刑場に向かう直前までその音を聞き、彼女がこの世を去ったのちも時計はずっと正確に時を刻み続けた。
エピソード後編、ブレゲの時計がアントワネット最後の日々にどう関わってくるのか、あれこれ想像しながら待ちたい。
読んでくださり、どうもありがとうございます。
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