昨年夏パリを旅行した時、絶対に訪れようと決めていた場所---チュイルリー宮前公園。
今では園内に遊園地があって家族連れで賑わい、噴水の周囲には夏の日差しを楽しむ人たちが長椅子に座る平和な光景が見られる。しかしここで1789年7月13日、暴動が発生しオスカル率いる衛兵隊は、ドイツ竜騎兵と戦い、アンドレが命を落とす。
この像の二人が、オスカルとアンドレにダブってしまい---
園内に足を踏み入れた時から、アンドレそしてオスカルの面影を追っていた。アンドレが撃たれたのはどのあたりだったのか?オスカルは水を求めてどこへ走って行ったのか?そして13日の夜をどのように過ごしたのか?公園のベンチに座って、あれこれ考えた。「あぁ、アンドレもあの日、この青空をほんの少しでも見ることができただろうか?」今年もまた7月13日が廻ってきた。重い場面ではあるが原作を読み返し、二人の気持ちを考えたい。
読んでくださり、ありがとうございます。
13日の夜ですね。
ここのところずっとベルばらを読み返してますが、民衆側につく事を宣言したとき「さらば諸々の古きくびきよ」とのセリフがありますが、くびきの意味をスルーして読んでたのですが、この度遅ればせながら調べてみまして…。くびきって、昔、耕運作業を家畜にさせるときに束縛していたものと初めて知りました。
オスカルは、ロザリーやベルナールと出会い、そしてまた衛兵隊に移り、自分がいかに貴族という狭い世界の中で色々な人や家柄などに守られていたかを痛感したと思います。
が、広い世界を知るに連れ、部下との信頼関係も固く結び、アンドレという伴侶を得て、自分のアイデンティティを確立すると、全ての束縛、呪縛から解き放たれ、自由になり戦いに挑んでいったという事でしょうか?くびきの意味一つを知ることで、オスカルの気持ちもまた新たに感ずる事が出来る。理代子先生は学生時代哲学科に在籍されていたので、一つの単語の意味、重みをとても大事にされていたのだなと感じました。
13日の夜はとても切なくなりますが、アンドレにとっても愛する人を文字通り守り、その人に見守られながら、幸せな最期だったと思うことにしています。
ちょっと話が戻りますが、2人が結ばれるシーンは、ベッドで見つめ合う、口づけする前のオスカルがアンドレを見上げる横顔が、とても女性らしくて大好きです。本音は、もう少しこういう女性らしい部分を感じさせてあげたかったなと思いますが、一緒にいた時間の長さそのものより、中身がやはり大事ですよね(私も中身の濃い時間を過ごすようにしたいです)。
まとまりのない文章ですみませんでした。
少年の日の誓い通りに、オスカルを守って死んでいったアンドレ。昔コミックがボロボロになるほど、涙をポロポロこぼしながら読みました。
アニメ・ベルばらのアンドレとオスカル様が死ぬシーンはあまり好きではありません。あれでは、オスカル様を守って死んだことにならないから。
やはり少年の日の誓い通り………で、なくてはならないと思うのです。アニメのあれは、ちょっと酷いなぁと、ず~っと思い続けています。
オスカル様だって、バスティーユの上に白旗が揚がるのを見ずに死ぬ……なんてあんまりです。やはり最後の力を振り絞り、旗を見ながら「フランス万歳」………でなければ。
最後、アランが農夫になっちゃっていたのも、納得がいかないんですよね。アランは軍隊でしか生きられない類いの男だと、私は思っています。
アニメは脚本が良くできていて、考えさせられる台詞も多かったけれど、納得のいかない展開も多かったです。それでも映画よりは格段にマシですけれど( 笑 )
私もmarineさまと同じく、アンドレは最後とても幸せな想いで、オスカルに別れを告げたと思います。もちろん彼女を一人、この世に残していくことに心配もあったかもしれませんが、彼自身は若い日の決意通り、オスカルのために命を捨てた。最高の生き方ではないでしょうか?
多くのファンが思うように、本当にオスカルとアンドレにはもっと恋人いえ夫婦としての時を過ごしてほしかったですね。オスカルには女性として愛される幸せをもっともっと味わってほしかった。だからこそ、オスカルが見せる女性らしい柔らかな表情に、私たち読者はぐっとくるのでしょうね。
そして---私もアニばらのアンドレの最期は納得がいかなくて。どうしてあんなことになったのでしょうね?原作通りに描けばいいのに--と思いました。アンドレファンとしては、やはり最後までオスカルを守り抜いてほしいですよね。アランは池田先生が「栄光のナポレオン」で、軍人として描いてくださいました。アランは根っから軍人気質を持っていると思います。
他にもアンドレがオスカルの肖像画について、見えていないのにあれこれ言う場面も「なんだかなぁ。」と思ってしまいます。もちろんアニメにも印象的な場面もあります。ジャンヌなんて最期はとてもイイ女になっていましたね。
アニばらは制作スタッフがほとんど男性なので、そのあたりも脚本に関係しているのかもしれません。映画はノーコメントです。実写版の難しさを痛感しました。そもそもキャスティングが---。以下自粛。