Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

オスカル王子の洗礼式

2016-05-28 14:29:25 | つぶやき

 スウェーデン王室に、今年4月10日に生まれたオスカル王子の洗礼式が、現地時間の5月27日、ストックホルム王宮内の教会で執り行われた。

 ↓ 母ヴィクトリア王太子(王位継承権は母にある)、父ダニエル王子の第2子として生まれた王子を抱くのは、姉のエステル王女(4歳)。(オスカルも5人の姉たちに、こんなふうに抱っこされたことがあったかも?)

 以下、半分いえそれ以上18世紀のジャルジェ家に脳内変換しながら、写真を眺めてしまった。(テキトーにお付き合いください。)

↓ 洗礼式が行われた教会に到着したヴィクトリア王太子一家。

↓ 教会入口を守る兵士たちの姿に、近衛隊を重ね合わせてしまう。

 

↓ 会場の中はこんな感じ。小さい椅子はお子さま用。

 

↓ 左からダニエル王子、エステル王女、ヴィクトリア王太子の椅子。

↓ 儀式のメインとなるところ。

 

↓ 見事な王冠

↓ 儀式が始まるのを待つ間、別室でベビーベッドに寝かされているオスカル王子。なんとゴージャスなベッド!

↓ 儀式が始まる。エステル王女が愛らしい。

↓ オスカル王子、眠ってしまったご様子。

↓ 神父さまの前で、厳かに式は進んでいく。でも王子は誰だか知らない人に抱かれてぎゃ~と泣く。

↓ これは讃美歌?

↓ 無事、儀式を終え、教会をあとにするご一家。

 ところでヴィクトリア王太子とダニエル王子の恋愛についてお話すると、何だかオスカルとアンドレに被る部分が…。

 ヴィクトリア王太子は現スウェーデン国王カール16世の第1子で、王位継承者である。アメリカのイェール大学に留学し、卒業後は国連で働いたり、陸軍で基礎的な軍事訓練を受けるなどとても現代的な生き方をされている女性。20代の頃、拒食症に悩んだ時期があり、落ちた筋肉を取り戻すためスポーツジムに通い始めたが、その時の担当トレーナーがダニエル王子。もちろん当時は一般人。

 普通の体育大学を卒業しただけで、特に家柄がいいわけでもないダニエルとの交際を、カール16世は認めなかった。二人の交際を知り、国王は娘と数カ月、口をきかなかった。ヴィクトリアは父とダニエルとの会食の席を設け父を説得。カール16世は交際を認める条件として、ダニエルに王室に入るために恥ずかしくないだけのマナー、外国語、立ち居振る舞い、ファッション、歴史を学ぶことを要請。ダニエルはこれに応え、7年間にわたって王子教育を受けた。

 2009年2月、ようやくカール16世は二人の正式婚約を認め、2010年6月19日、挙式が行われた。

 王室女性と平民男性との恋愛成就…この洗礼式の写真を見ていると、お二人がとても温かい家庭を築いているように見受けられる。知性とキャリアを有しながら、自分を心から愛してくれる平民の男性を生涯の伴侶として選んだヴィクトリア王太子。そしてその王太子に見合う相手になるため、一生懸命修業を重ねた王子。お二人に「現代のオスカルとアンドレ」を垣間見る想いがした。今後も可愛いエステル王女とオスカル王子の成長を見つめていきたい。ちなみにヴィクトリア王太子の弟のお嫁さんの名前はソフィア。

 読んでくださり、どうもありがとうございます。



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