
昨年秋の「わたしのマーガレット展」で、このイラストを見た時、あまりの美しさにその場から離れられなくなった。
クリアファイルにもなっているこのイラスト。右下に描かれているユリウスの横顔特にくちびるが艶っぽくて---。民族衣装を着たアレクセイも素敵。絵の構図、淡く優しい色合いが直球ストライクで心に響いてきた。この絵の前から、しばらく離れられなくなっていた。
思えば10代の頃、マーガレットやセブンティーンで見た「オル窓」のイラストは、「ベルばら」に比べて色が淡白であっさりしていて物足りなかった。しかもユリウスは少女というより、大人に見えた。しかし---人間の食べ物の嗜好が年齢と共に変わっていくように、絵の好みも年代に応じて変化するのだろうか?「ベルばら」はロココ風でとても華やかなイラストが多い。10代の少女たちのハートを捉えるには、あれくらい豪華にしないと、伝わらないのかも。しかし「わたしのマーガレット展」以降、「オル窓」のイラストがとても気になり始めた。10代の時はオトナっぽすぎて、ついていけなかった絵が、今ならしっくり来る。そしてもっともっと見たくなる。ようやく大人テイストの絵に、自分の年齢が近づいた。
今年は「オル窓」連載開始40周年。これらの美しい絵をたくさん掲載した画集を出していただけないだろうか?駄目もとで、出版社にリクエストしてみようかな?
読んでくださり、どうもありがとうございます。
たまにイラスト入りでリクエストしてみたり…
マーガレットにリクエストするしか方法は思い浮かばなく。
なので、ベルばらが載ってない号も時々購入しています。
40周年、なんかしら企画、お願いしたいです。
たまに、コミック開くと切なくなりますね。なにもユリウスたちの娘まで、殺さなくても。
始めはやりきれないでしたが、先生の気まぐれか「生きている」のお言葉で、是非姿をみたいものです。
池田先生は「オル窓」の新作エピソードをお描きになる予定はあるかなぁ?「ベルばら」関係と音楽活動だけでも十分忙しくて、「オル窓」まで手が回らないかもしれませんね。