
幼いころからアントワネットは、さまざまな楽器に親しんでいた。一番のお気に入りはハープ。部屋数の多いヴェルサイユ宮殿。彼女の行く先々に楽器があった。
これは比較的シンプルなデザインのハープ。
こちらは1774年11月に献上されたもの。王妃の両腕を支える部分には、ブルボン家の紋章である百合の花と、神に仕える守護霊ケルビムが装飾されている。平らな板には、芸術を守る平和の神とミネルヴァ(知恵と武勇の女神)が描かれている。
下は1775年ごろ作られたハープ。
こんな感じで置かれていた。
プチ・トリアノンにあるハープ。譜面台もおしゃれ。
ハープ以外に、アントワネットはハープシコードも弾いていた。
ハープ1台所有するだけでもかなり贅沢なのに、これだけ持てるのは凄いこと!時にフランス語で歌ったり、イタリア語でアリアを響かせたこともあったという。王妃ではなく大貴族の娘だったら、彼女の才能を生かせる道があったかもしれない。
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