撮影2日目

2011年08月07日 00時30分00秒 | 豪州遠征
昼過ぎに起き外を見ると、晴れてはいるが雲が多い状態。
やっと10℃を越えるぐらいの気温。夕方になると雲も消え、快晴になった。
野焼きしている火が遠くに見えるが、今日は煙がこっちにはこなかった。
そのためか、透明度が期間中一番良い空だった。

今日はFS60Cとオートガイダ-を使って直焦で天体を狙う。ウエイト側にもカメラを付け中望遠レンズで天体を狙う。
本日はエータカリーナと大マゼランを直焦で狙うことを目標とした。
夕食を17時に食べ、すぐ撮影の準備に入る。2日目なので極軸合わせもスムーズにいった。


FS60Cはエータカリーナに、ウエイト軸側にはEF100mmF2をつけてエータカリーナからバット星雲付近に向けて撮影を開始。

しかし、またもやサッカー場の明かりがつく。撮影はそのまま続行し、今夜はドームに行って46cmで南天の天体をいろいろ見せてもらった。ω星団やNGC104は中心部まで星が分解し、北の空低く見えるM57は、淡いところまで見えてドーナツ星雲と呼べないほど。個人的にはαケンタウリが一番気に入った。
今夜はサッカー場の明かりが22時前までついていた。

明かりが消えるとすばらしい星空。天の川で影が出来るのもわかる。
ちょうど射手座が北中を過ぎた頃で、みなみのかんむり座の暗黒星雲を狙うことにした。日本からは南に低いこの星座は、ツインスターでは80度くらいの高度になる。

毎年狙っているが、高度が高いため淡いところまでよく写る。

今日は透明度が良いため、大小マゼランがよく見える。夜明けが近くなると大マゼランの高度もあがるので、狙ってみた。
FS60Cの方にはV3フィルターを、100mmの方はノーフィルターで写り方の違いを見てみた。
100mm  FS60C
V3では赤い領域がよく写る。天の川みたいに星雲が全体的に赤くなるのかと思ったが、そうはならず。
ノーフィルターだとあまり赤い領域は出てきませんでした。
しかし、V3は色のバランスが大きく崩れるので処理が難しかったです。
この日の最低気温はマイナス2度でした。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 撮影1日目 | トップ | 撮影3日目 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ようこそ (てげてげ)
2011-08-07 20:42:13
佐藤さん、はじめまして。
佐藤さんのマウイ島の天の川も素晴らしいですよ。
私の画像処理なんてみなさんから比べるとまだまだです。
バラディーン・ツインスターゲストハウスはとても良かったです。撮影日記が終わったら宿や町についても書こうと思います。いいところでした。お勧めです。
返信する
素晴らしい・・・ (佐藤俊彦)
2011-08-07 20:10:51
こんにちは。どれも南の空に興味がある僕にとっては垂涎の対象ばかりです。写りも画像処理も本格的で、絵的に質が高いです。これからどんどん海外遠征しようと目論んでいる身としては、パラディーンの細かな情報がとても参考になりました。
返信する
Unknown (てげてげ)
2011-08-07 13:38:32
今年に限らずここ数年は新月期に天気に恵まれないことが多かったですから、撮影も観望も思いっきりできて良かったです。
まだ全部は処理してませんが、どれかは応募したいなと考えています。
返信する
Unknown (NIKON1957)
2011-08-07 12:12:44
素らしい南天の星空ばかりで、ため息が出てしまいます。
こんなふうに、思い切り撮影できる夜が続いたのは、本当にラッキーでしたね。
また紙面でも拝見できそうな作品ばかりです。
返信する

コメントを投稿

豪州遠征」カテゴリの最新記事