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英雄ジョージ・ベスト氏、故郷ベルファストで涙の別れ

2005年12月03日 | ヨーロッパ
 【ロンドン=森千春】先月25日に死去した英国の元サッカー選手、ジョージ・ベスト氏の葬儀が3日、故郷北アイルランド・ベルファストで行われ、降りしきる雨の中、数万の市民が街頭で伝説的な選手に別れを告げた。

 同氏のひつぎを載せた車は市内の自宅を出発して、約5キロの道のりを議事堂まで行進。道路の両側には切れ目なく市民が立ち、拍手で見送った。議事堂での葬儀にはイングランド代表のエリクソン監督らサッカー関係者らも参列。BBCテレビが生中継した。

 ベスト氏は1960年代、マンチェスター・ユナイテッドの中心選手として活躍。しかし、ワールドカップ(W杯)予選では北アイルランドの一員だったため、W杯の晴れ舞台とは無縁だった。プロテスタント系とカトリック系の紛争が続いてきた北アイルランドで、プロテスタントの労働者家庭に生まれたベスト氏は、宗派を超えて愛された。

(読売新聞) - 12月3日22時31分更新

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