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大地震の被災地カシミールに雪、乳児ら3人死亡

2005年11月29日 | インド亜大陸周辺
 【イスラマバード=平本秀樹】パキスタン大地震で大きな被害を受けたカシミール地方で、雪が本格的に降り始めた。

 28日、パキスタン側で被災者3人が肺炎などにより死亡、国連のアナン事務総長が警告してきた「第2の巨大な死の波」が現実となりつつある。

 国連関係者によると、肺炎で死亡したのは生後3か月の男児と幼い少女。さらに、成人男性1人が寒さで命を落とした。パキスタンではこのほか、雪や豪雨のため、多くの被災者が病気になり、100人以上が病院に運び込まれている。

 現地で救援活動を行う北大西洋条約機構(NATO)の司令官は、「避難する場所がなければ被災者は死ぬしかない。起こるべくして起きた2次災害だ」と述べ、国際社会に一層の支援を呼びかけている。

 一方、インド側カシミールでは、中心都市スリナガルから被害が大きかったタングダール地区に通じる道が75センチを超える積雪で通行止めとなった。地元当局者は、「救援活動に支障が出るのは間違いない」としている。

(読売新聞) - 11月29日20時8分更新

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