
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
の再結成ライブに行って来ました

もともとレイジは音はすごくカッコいいとは思っていたのですが、音楽性よりはバンドのキャラクターにとても興味がありました。政治色が非常に強く、メンバーも多人種構成で、同時多発テロの直後は全曲放送禁止

というのもそれくらいバンドのクオリティが落ちていなかったからです。
DVDやレコードで観聴きしたままの壮絶なエネルギーに満ちた演奏でした。
やや顔が細くなって歳をとったように見えるザック(vo)でしたが、
その見た目に反して歌や声は全くと言っていいくらい変わっていないように思えました。
ステージの端から端まで駆け、跳ね回る姿がカッコ良くてたまりません。
今までは本能的なザックに対して、冷静で知的なトム(g)が断然好きでしたが
ライブを観てザックにやられました

今回のステージは100%過去のヒット曲で構成されていました。今後はライブでこれだけハイクオリティな表現が可能である事を証明した今、現役バンドとしてどのような表現活動を行っていくかが気になるところです。終演時にはメンバー4人全員が舞台の正面に並んで肩を組み、手を振る様子も見せてくれ、メンバー間の関係も良好そうで嬉しかったです。rockin' onの記事によるとザックは昨年のコーチェラ・フェスで「俺達は抱えている課題は政府の奴らの手にももう負えないんだ」と言ったそうです(rockin' on 2008/03 pp.14)。果たしてこれは政府の奴らの手にも負えないから、自分達で何とかしようという決意表明なのでしょうか。