あさひワ-クホ-ムが開所した昭和58年[1983]当時、緑化樹の植栽ボランティアのご協力も得ながら、毎日のように職員がスコップ片手に約3000本の緑化樹の殆どを植栽しました。加えて、施設の敷地は、昔は河原で砂利地であったことから、職員は、1.5トン積載の施設所有のトラックに植栽用の土をスコップで積み、施設到着後は、敷地内の植栽予定地一帯をスコップで掘り、積んできただ土を【鋤簾鍬】:じょれんくわ(土砂をすくい上げる道具)を使って、荷台から下ろし、客土していかなければならない大変な作業でした。当時は、職員の殆どが20代前半の職員であったので、できたのでしょう。(*_*)今日では、施設の運営形態も変遷し、考えられないことと思われます。このように職員が苦労して植えた敷地内の緑化樹を、ご案内しています。 本日は、「ゆりの木」
です。青い空にまっすぐ伸び自然にできたクリスマスツリ-型のとても美しい樹型です。写真では2本植えてありますので、その優雅な形がはっきりわかりませんね・・・・。カナダ東南部のオンタリオ州南部からアメリカ合衆国中南部のルイジアナ州にかけて分布しています。日本へは、明治時代のはじめに渡来しました。高さは 24~37メ-トルになります。5月から6月ごろ、うすい緑色と黄色の目立たない花を咲かせます。その花のかたちから「チュ-リップツリ-」とも呼ばれています。秋になると大きな葉が黄色く色づきます。●モクレン科ユリノキ属の落葉高木で、学名は、 Liriodendron tulipifera。藤M所長

